ベトナムでの暮らし

2020年11月13日

ベトナムでは、アジアの生活を深く味わう事が出来ます。ベトナムは貧しく、人口過密の国であり、戦争の歴史があり、集権的計画経済を排除してきました。しかし今日、ベトナムは旅行先として人気が上昇しており、田舎やビーチの美しさは、悲劇的な過去に匹敵する程有名になりつつあります。
ベトナムは比較的小さな国ですが、約329,500平方キロメートルの土地に、54の民族が暮らしています。もっとも多いのはKinh(Viet)族で、全人口の86%を占めています。ベトナムには、58の省と、国が統制する5つの自治体−ハノイ、ハイフォン、ダナン、ホーチミン市、カントーがあります。

移住先としてのベトナム
ベトナムはここ数年、移住先としての人気が高まり、外国人が安全な生活・仕事をすることができると認識されています。外国人は、気候の良さ、生活費の安さ、活気ある文化、そしてインフラが年々改善しつつあることに魅力を感じています。それにも関わらず、外国人は日常的にベトナムでのいくつかの問題に不満を感じています。もっとも嫌がられているのは公害で、外国人、現地人に関わらず、ベトナム在住者は汚い煙の害を受けないようにマスクを着用しています。他にも、渋滞の問題もあります。道路は日常的に車やバイクで渋滞しており、ベトナムは、交通事故の死亡率が世界トップクラスです。

ベトナムでの生活費
ベトナムは比較的生活費が安く、移住者は適度な支出でとても快適な生活を送ることができます。Mercerの2012年の生活費調査では、ハノイは前年と変わらず、生活費が高い街リストの世界136位です。中心地の高級アパートメントから、郊外の手頃な家まで、あらゆる予算に応じた選択肢があります。
移住者は、ベトナムのローカルフードと西洋料理の値段の違いを比べます。ローカルのバーやレストランでは、食事は美味しく、値段も非常に安いですが、西洋のバーやレストランは、殆どもっと高額です。アジアの他の街と同様、ビールとスピリッツは安いですが、ワインは値が張ります。
私たちのベトナム移住ガイドは、アジアの都市で暮らす際の、食料雑貨、自炊・外食、ローカル・プライベートの移動手段、学校・教育費、その他生活費の全てのリストを載せています。

言語
ベトナム語(公用語)、英語(第2外国語として定着しつつあります)、フランス語、中国語、クメール語

気候
南部の熱帯気候と、北部のモンスーン気候です。

ベトナムでの暮らし:仕事と就業チャンス
ベトナムでの仕事の機会は移住者には少ないですが、不可能ではありません。非営利的国際開発に関する仕事の機会が増えています。気をつけるべきは、これは通常、同等の職務経歴がある人に限定された仕事です。
NGOの仕事に加え、コンピューターに関わる技術も需要があり、全地域において指導職の需要があります。

移住者が知っておくべきベトナム生活の重要事項
-ベトナムでは現在、3種類の通貨が利用されています。金は土地と家の購入、アメリカドルは高級品、ベトナムドンは日用品等に利用します。
-ベトナム人以外は土地の所有権を持つ事ができませんが、在住者は50年間土地を借用し、その土地に家を建てる事ができます。
-外国人は、ベトナムの運転免許書なしに車を運転することは禁じられています。しかし、オートバイは可能です。
いくつかの国の居住者はベトナムの入国ビザを取得できません。