| Vol 12 |
花の業界情報(不思議…・・だな〜)
この国の人たち、やっぱりどこかおかしいよ。
誰も頼んだ訳じゃないのに、立派なダンボールに産地名や生産者の名前やらを化粧して花が入っている箱。 輸送用花ケース(コンテナ)の事である。
これって、生産した花を買い手である花屋に認知してもらうための差別化である。また、輸送過程での痛みから守る目的もある。とここまでは、ひねくれものの著者でも理解はできる。
中身は同じであるからせめて箱で差別化を図らなければ自らのブランドが消えては困る生産地としては妥当な戦略と思う。しかし、これから先が????である。
こんなこといちいち説明しなくても、と思うのだが、花屋は花を仕入れている訳で花ケースを買っているわけではない。なのに、その花ケース(ダンボール箱)に課金しようとするシステムがふに落ちないと言うことである。
つまり梱包箱(ダンボール)の市場内廃棄にゴミ処理代金を徴収しようとする取り組みだ。中身だけを持ちかえることも許さない、という事で買った商品は箱も含めて持ち帰えれということである。もしも市場内破棄するならダンボール廃棄処理代金を払えということだ。
提案者はみんなで痛みを共有しようという大義名分でコストの分担をと言うのであろうが、よくよく考えて見ると物流の効率化を目指し、販売拡大をもくろんだ大型市場からでる利益追求の副産物である。その副産物をお客である花屋に一部負担させるというのは、どう考えてもおかしい。
遠まわしで大型市場の戦略のおかげで取引中の花屋はたくさんの荷物が見れて利益を受けているという、安っぽい効能論が聞こえてきそうですが、箱はいくらで中身である花はいくらと言っていることと同じである。そこで、箱はいらない中身の花だけ売ってくれ、と主張されればどうするのでしょうね?
と言うわけで、ひと悶着起きるかなと密かに期待していたひねくれものの著者だが、何も無くすんなり期日を決められ施行に至った。そして、不満だが、決められた事だから仕方が無く従っている花屋さん、自店の営業に忙しく働き利益を稼ぎ出しても一方でコストかけられちゃ意味無いよ。著者の結論、ダンボール処理代金は市場が全て持つべし。
■編集後記
ある市場ではダンボールからバケット輸送に切り替えている。これは奨励できる。エコ的にも、ランニングコスト的にも優れている。また、水が入っていて花を立てての輸送であるから、鮮度保持と花首が曲がらないという点も優れている。
ただ、このシステムを導入する生産地は初期投資が必要で新たなコスト増だが、長い目でみれば、きっと利益に跳ね返ると思う。実際にセリ価格は上がっているのではないだろうか?
しかし、買う方からはどれもこれも同じに見えていると言うことを知っておいて下さいね、優秀な生産者さん。ブランド化をどうするかで花の価格は違ってくる。
----- とってもとってもうがった観方 ----
まさか、このバケット輸送システムを推進するために、ダンボール箱の投棄に課金することを考えたんじゃ財務省役人の税制案(発泡酒)と同じ。でも、この策略がもしも実在して実行されているならば、立案者の思惑通りに事は進んでいるようだ。
今回も業界色の強い、それもローカルな内容でした。ちょっと反省してます。
■花屋の本音トーク
昨日、ユニクロの新戦略レポートを見た。
永田農法のトマトだ。
得意の製造から販売までの一貫してのシステムで"良品"安価を目指す。ユニクロ店舗イメージと花、想像してください。何か感じませんか…・?
花のマーケットは農産物(野菜・米)に比べてずっと小さい。だから、大手の参入はないと思っている花業界人さん甘いよ。花業界全体を一つのトマトとして捉えれば参入価値は見えてくる。また、本当の安価を実現するには、ユニクロのこの方法しかない。「三方得」の理論でないと将来性はない。
とくにバラ100本1980円で得意に成っている"悪品"安価の異業種参入さん。懲りない悪品安価の量販はやめとくべきです。一時の小銭が貯まってもビジネス成長性は皆無。悪品安価の先には良客はいない。
いくらコンピューター世界でドッグイヤーと云われても、20〜50年先を見据えて長期的スパンでのビジネス戦略に取り組んで欲しいですね。
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