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Vol  20
花を長持ちさせる方法 (水揚げ)




今回のテーマは花屋さんから買ってきた花を少しでも長く持たせる方法を紹介します。どこの世界でも達人はですね!!想像も出来ないような水揚げ方法も有ります。花屋の基本中の基本である水揚げ方法です。


■水切り
 読んで字の如く茎を水の中で切ることですが、ここで大切な事を忘れいていることがあります。それはハサミが切れるハサミかそうでないか、と云う事です。案外このことを疎かにしている人がいます。切れないハサミは水を花びらまで導く管を切っているのではなく潰して狭くしている。


■湯上げ
 先ずは足元を切って2〜3センチ、熱湯(ぐらぐら煮立っている)に15秒から30秒くらいつける。その時、葉っぱに蒸気が当らないように新聞紙か何かで包む。時間の目安は茎の硬い奴は30秒。柔らかい奴は15秒てな感じかな・・・。余り長すぎると花の"おひたし"を作っちゃうよ!・・・・・経験者談。でもね、この方法をやらなくても充分水上がりが良い花もあるよ。だから、花によってこの方法が適しているということですよ。あっ、そうそう包むのは新聞紙が一番みたいです。あのしっとり感が適度の水気を保つようです。


水折り
 これは1番の水切りと同じ理屈。
水の中で折る。勿論、手で折れるものに限る。代表的な花は菊類。
ハサミで押し切るより、折った方が切断面がギザギザして管を塞ぐ事が少ない。


■逆さ水
 なんだか恐い名前ですね。吊るされてムチで叩かれ水をぶっ掛けられる拷問を想像してしまいます。要は水気のなくなった葉っぱの裏から水をかける事なの。花の朝シャン。


焼く
 足元をこんがりと焼き色が付くぐらいこがす。そして、すかさず水につける。この方法はアジサイが効果大です。一度お試し有れ(葉っぱや花を紙で包むのを忘れないでね。)お花屋さんで綺麗に咲いたアジサイを見たことあるでしょう。私も、と思いで購入したものの活けた次の日にしおれてしまった。という経験ございませんか・・・・・?

ほとんど水が下がった為に起きたものです。そんな時この方法でやってみてね。きっと生まれかわるから。そうそう処理して水につけている時間は2〜3時間でOKだと思う。


叩く・割る
 枝物などで行います。何でも構いません堅けりゃ!石でも鉄砲でもね・・・。でも、はやり金槌が一番かな。くれぐれも云っとくけど、親の仇とばかり叩き潰す必要はないですよ。軽く割れ目がつく程度で構いません。

それから、この方法は梅とか桃の花がついている枝は適しませんよ。何故って活ける時に花がみんな落ちて無くなっちゃうものね。では、どうするか縦に割れ目を入れてください。一文字でも十文字でも構いません。

昔、サンフランシスコで見たことが有ります。大きな腕で木槌振りかざし、バラの足元を叩いていました。きっと、ここでいう割るとトゲを落していたのでしょう・・・。当時、花の世界に関係なかった私には、なぜか印象的な光景でした。


ナイフで鋭角に切る
 見たことないですか?お花屋さんでナイフを手前に引くように切っている仕草を。この方法は花屋さんなら誰でもやっている事ですが、少し慣れてないと指を切る怖れアリ。ナイフは片刃で両刃は滑りますので適しません。スパってな感じで切る。分りますか?この表現で・・・・・・・?要は斜めに切るため切り口の断面が大きくなり、且つ導管を潰さない。


その他・薬を使う
 一般に延命剤って呼ばれているもの。
お花屋さんによっては小袋をプレゼントしてくれますよ。案外知られていないのがこの延命剤は金性の器は適さないという事。知らぬ間に腐蝕して来ます。その他にミョウバンや砂糖、中性洗剤、酢などがありますが花屋さんで使っている、とは余り聞きません。

次に磁石や釘、10円玉をいれると聞いたことが有りますが実際の所、私は使ったこと有りません。磁場の関係で水を対流させて水の腐蝕を防ぐ効果があるのかもしれません・・・・?要は水を腐らせない事が一番肝心なことなのです。

水温がある一定の温度を越えるとバクテリアが発生し、花の水揚げ口を腐らせ水が花の部分まで上がり難くなります。すると、寿命でもないのに蕾のまま花首から曲がって垂れ下がる様になり枯れてしまいます。

それから一部の花屋さんで弱アルカリ性の水を作り使用していると聞きます。本当に効果はあるようですが、まだまだ、普及率は低いようです。しかし、この方法はエコロジー的に支持を受け益々普及すると思います。


■なぜか首が、ぐにゃっとタレさがるガーベラの首
 先ずは新聞紙で巻いてください。(ギブスをするように)次に水切りします。そして、速やかにガーベラの額の部分まで浸かるぐらいの量の水が入ったものにつける。(勿論、縦にですよ・・・寝かすんじゃなくて)2〜3時間後新聞のギブスを外し、もう1度水切りする。そして、活ける花瓶の水は2〜3センチ程度の浅水です。ここがミソです。ホラね!シャキっとしたでしょう・・・。もうこれで水は下がらないと思います。

■特別編

 これは本当に特殊な方法ですが、ちょっと書いてみますね。それはお正月の飾りつけなどで見掛ける太い竹に葉っがついてる奴です。

年末のクリスマス以後、正月用の飾り付けをはじめますが、飾り付け期間が約2週間程度あります。その間あの青々とした色を保ち尚且つ、竹の葉もしっかりと水揚げしなくてはなりません。その為の水揚げ方法です。

先ず、竹の上部から棒のようなもので芯を抜きます。その時抜ききってトンネル状にしないで下さい。底の部分は残します。次に塩を入れ熱湯を注ぎ入れます。次に上部の部分に布切れかなんかできつく蓋をして出来あがりです。普通、竹や笹関係は切って水につけてもすぐに葉は丸まりカラカラに乾燥してきますが、この方法で長持ちします。尚、竹の光沢をだすにはサラダ油で磨いてください、濃い緑が浮き出てとても綺麗ですよ。


特別編 2
工業用アルコールを水に溶かす。ショック療法でしゃっきっとするそうです。私はやったことありませんが、経験者によると本当に何時までも水が上がっていて日保ちするそうですよ。枝物ものには最適かもね。


総括
 以上のような方法で、どうしても水の上がらない花は切花には適さない、と云う事かもしれません?とは云っても世の中には達人がいるものですから偉そうな事は云えません。謙虚にけんきょに!!

ところでこのような花の私の対処方法は簡単です。「仕入れません。」それから私がどうしても出来ない水揚げに(ハゲイトウ)があります。

本当に赤や黄色そして緑がマッチして綺麗なんですよ、でもダメなんです。どうしても水が下がってしまいます。誰か教えて〜。とにかく、花を長持ちさせるには良品を買う目を養う事と新鮮な水を与えることが基本です。花屋さんに依っては夏の季節には日に何度も水を替えると聞きます。やはり夢を売る商売って裏では懸命な努力が必要なんですね。と、まるで他人事のようです。



すごい話になってきましたね。切り、熱湯、折り、焼く、叩く、逆さ、薬等など、どれをとってもおっかない言葉ばかりですね、もっと、可愛い言葉にできないものですかねぇ〜。例えば・・・・・・・・う〜ん、思い浮かばない。



 編集後記
最近の花は活力がある。生産技術も向上している。
つまり質がよくなった。輸送管理体制も昔の比ではない。
そういったことから先に書いた水揚げ方法をこまめにやらなくても結構水は上がってくれる。しかし、やらないよりやったほうが良いに決まっている。
ここは手を抜かないで勢い良く花に水を上げてくださいね。




花屋の本音トーク
7月28日の新聞の社会面で「飲酒運転こりごり」とい大見出し。
その中で罰金の額が高いか妥当かという意見の記事に一言いいたいのである。

飲酒運転での事故で遺族を亡くした被害者側はもっと高くても構わないという意見は納得できる。しかし、先月一日より施行されたこの法律のお世話になったドライバーの意見がまあ、なんと言うかモラルの意識の欠如に驚かされる。

また、酒の勢いというものは飲みすぎると人間の理性を破壊するものである。そんな理性が破壊された状態で飲酒運転の悪性や罰金の金額など頭の片隅にも無い奴が飲んで事故を起こす。だから罰則金を高く設定したところで飲酒運転が減るとは思わないし被害者も減らない。

恐らく結果は反則者から徴収した罰金の残高が増える程度である。そこで、新聞記事を読み進んで行くのだが、著者の望むところのその反則金のその後が書いていない。

人間はミスを犯す。勘違いしないで欲しいのだが、だから飲酒運転は仕方が無いなんて乱暴なことを云っているのではなく、一時的にも愚かだった人間のミスで被害を受けた交通遺児やその家族のケアーが大切だと言っているのである。

お役所仕事の大儀名文でお金を集めるだけ集めておいて、訳のわからない委員会や政治家、また官僚達の飲み食いに、そして氾濫する信号機や標識、警察施設の高額入札の一部にその罰金が使われることは避けて欲しいと言うことである。


読みにくい官報等に頼らず、はっきりと罰則金はこれだけ集まりました。そのお金は被害者のケアーに全額使われております、なんて罰則金の足取りを読者にわかりやすく公表するのも新聞の仕事と思った。

旧道交法の酒気帯びは5万円以下  新道交法では30万円以下酒酔いは10万円以下から50万円以下となった。

ちなみに前出のドライバー達の罰金は10万円から20万円ということである。



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