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Vol  35
「最後の切り札」



■前回までのあらすじ
 
私の云っていることは儲かっている商品にはもっと資源を投入するべし。
儲かっていない商品は数を減す、もしくは価格を“上げる”といっているのです。
最終的に撤退する商品も出てきますが、そうは心配するほど出てきません。
つまり資源を効率よく分散して使うということです。
売れないから価格を“引き下げる”なんていうのは愚の骨頂です。
それをやるなら撤収することです。
 
そのためには何が売れて、何が非効率なのか正確なデータが必要です。
また正しい数字(データ)の見方が必要なんです。
 
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鉢巻して「ガンバロー!」って、みんな裸で大声だして走りまわる。
そんな輩は嫌いなんです。実は・・・・・私。
ハイ、精神で鍛え上げて、羞恥心飛ばして、売り上げのためならっていうやつ、あるでしょ。それなりに効果は出るようですが、続けないとダメですよ。一時の瞬間風速のように、これも一過性の風に過ぎません。
 
だから、私は店を閉めた。てなこと無いですよ。
このままの気持ちじゃ、何をやっても儲からないと思っていたから成績は
見る見るうちに下がって、閉店なんです。
 
分かりますか?楽しく、本人のやる気が出なきゃなんでもダメなんです。
つまり自分を作るところからスタートしなきゃ、間違って風が吹いて一時の成功もすぐにコケちゃいます。だから、私はコケた?
 
売りたい、売りたいじゃ、何も売れないんです。
ちょっと、売り上げが下がると眉間にしわ寄せて
考えるだけなんです。考えるというより心配ばかりしてしまうのですね。
 

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■ 最後の切り札(自己批判)、
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精神論で売ってきた人はすぐに自分の非を探します。
「俺の、私のデザインが・・・・・?」
「商品アイテムが・・・・・・・?」また、
「高いのかしら・・・・利益は後からついて来るって本にも書いていたし、
ここは利幅下げてでも、お客さんにサービスしなきゃ。」とすべて自分が悪いように思ってしまう。
 
これでは楽しくありません。
 
本当は数字を読めれば、そんな事で成績が下がっていない、という事が分かるんですけど、どうしても内へと考え込んでしまう。この状態では妙案も行動力も発揮されません。だって、人間のつくりがそうなってるもんね。
 
本人が楽しめなくちゃ。ところで、どうして花屋やってるんでしょうね?
儲けるため?そんなこと訊くな馬鹿!当たり前じゃないか、と烈火のごとく馬鹿にされた視線を感じますが、本当にそうでしょうか?

もちろん商売の目的は利益ですが、その利益を追う事がイコール、レジの売り上げでは無いでしょ。
 
私の過去はそうでした。胃が痛いんです。
「何でだろう・・・・?何でだろ・・・・?」と考えれば考えるほど胃が痛い。
口ではカッコいい事といっていても自分の身体は騙せません。
本当はレジの売り上げしか頭になかったんですね。
 
だから「いい加減にしろうよ!」と言うのです。私の身体がね。
人一倍内臓は強いもんで穴は開きませんでしたが、神経の細かい人はポコッとあいちゃいますよ。
 

ということで楽しい商売とは、簡単なんです。
儲からないお客は相手にしない。儲かるお客を大事に特別扱いする。
そうです。皆さんの一番嫌いな言葉です。
私も嫌いです。適切ではないかもしれませんが選別です。
 
これをインターネットマーケティングでCRMといいます。
儲かりそうな客を探し出し、儲かりそうも無い客にはメール一通も出しません。
これって本音です。皆さんもそうでしょ。
 
儲からないお客も儲かっているお客も同等に接すると必ず公平なる不平等が生まれるんです。つまり優良客へ逆差別です。
どんなに美辞麗句をならべて、成功本を書かれていても、その著者のビジネスは必ずここを抑えています。ただ違うのはお客に分からないようにしているところでしょ。外から見えないだけなのです。
 
これはフラワーレポートにも書いていますが、効率の良い部分を見つけるのです。
http://www2.neweb.ne.jp/wd/fcons/FLOWERREPORETINDEX.htm
このレポートの続きはもっと詳しく解説します。お楽しみに。
 

ここだというものを探すんです。売り上げ高を探すんじゃなくて。
ここだ!という利益の一番出ている部門です。
いくら売上高を稼いでも、そのために大きなコストかけて利益部門は
一番効率が悪かったというところあるでしょ。
 
これを徹底して整理してやれば、おのずと無駄な分が見えてきます。
「なっ、なんと無駄な時間、無駄な売り場面積、無駄な什器・資材・・・・・・。」とね。
もう無駄なコストだらけです。
 
そうすると見えてくるんです。
方向性が、そして誰が一番儲けさせてくれていたか、という事が。
 
では、今回はここまでです。
次回をお楽しみに。
 
おまけ・・・・・・・一番無駄だったのが自分の行動だったりします。
そうだったんです。だからパッとやめる決心がついたんです。
 



■ 編集後記

ちょっと、ネガティブな話が続きますが、改革するときは痛みを伴います。
これは仕方がありません。いつかは通らなければならない道です。
 
二宮尊徳も金持ち父さんもみんな最初は欠点を見つけます。
そして無駄は一切しないと誓います。
日産のゴーンのV字回復もここからです。
 
すると面白い事にお金が回ってくるんですね。
少しづつキャッシュフローが顔を出すんです。
 
今私は過去の成功のときの記憶を思い起こしています。
もちろん昔は良かったなんて感傷的な思いではありません。
 
事業が順調に働き出す過程を思い出しています。
それは小さな積み重ねでした。
支払いしたら一円も口座には残らない日が続きました。
しかし、あるとき1000円、10000円と残るようになるのです。
お金は無いが、車が一台、スタッフが一人二人と増えていくんです。
ここで利益計算ばかりやっていたのでは、滅入ってしまいますよ。
 





■ 花屋の本音トーク (花の話題に限定していません。)

ちょっと、投げやりの花屋さんに会いました。
「どうせ売れないから・・・・・・。」
「何時間も働いて、そして捨てるんだよ。」
「儲からないのに、何をやっているんだろうね、俺は・・・・・。」
これは紛れも無い愚痴です。

普段は弱気な事を言う人ではありません。だから少し驚いた。
そして、だんだん訊いて行くうちに腹立たしくなった。
私は「誰だってこのご時世だから苦労してるんだよ。」
「あんただけじゃないよ。」と反論しかかったが、ぐっとこらえて
「大変ですね。分かります。」と私は心にもない気持ちで
やんわり同調した。
 
本当はこれ間違いなんですね。
弱気の人に同調すると自分も弱気になってします。
別にがんがん負け惜しみ言って、ツッパル必要ないけど弱気だけはダメですね。気力が負けたら、その場でゲームセットです。
 
また、その方もマイナスです。
知らず知らずに良いアイデアも良い姿勢も否定的な考えの組み立て思考になっちゃうです。
 
私は車を運転しながら、がんばって欲しいもんだ、と願いました。
この方は年上です。
だから、分かっていても叱咤激励は難しいです。


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