「今のままでは花屋さんは生き残れない。」
私は最近、東京の大手スーパーの花に特に注目しています。
いままでも、その変化に注目していましたが、これほどまでに急激な進歩は
見られなかった現象です。今まさにスーパー各店は花の販売に本格的に力を注いでいるように見えます。
以前に比べると品質もアレンジ力も格段の進歩で中々のセンスです。
とくに花束の組み合わせについては、プロのスタッフがいるようです。
町の花屋さんと比べてもなんら遜色はありません。
サンダーソニアや緑を上手に使い、つい食卓に飾りたくなるようなアレンジです。また花の数も5本くらい入って価格も250〜300円という安さで提供されています。以前のように、いかにも季節外れの花を5本、10本という形でまとめて
売っているような事もありません。
もちろん上級品を使っているとはいえませんが、ご家庭でちょっと飾るには十分
その価値を引き出しています。 プロである私が見て、魅力的だと思うのですから、きっと消費者もそう思って
いることに違いはないでしょう。
事実、買い物籠をみると花束が目立ちます。
また、タイムサービスなどで同じ花束が100円だったりしています。
その時は一人で10束程度買うお客さんもいるようです。
これでは、どうあがいても価格的に町の花屋さんは太刀打ちできません。自宅用花の消費動向の変化を実感させられます。
今までのスーパーは安かろう悪かろうで、鮮度管理が行き届かず、
店先で寂しく頭を下げた花束を良く見かけましたが、最近ではそんな光景
に出会うこともありません。しっかりと品質管理されています。
また、季節を感じさせる花も用意されていて本格的にスーパーの花攻勢が
始まった感があります。 うかうかしていたら、自宅用の花はスーパーの独壇場になるかもしれません。
また、ギフトにしてもお花屋さんで扱っているような高級品を見ることはありま
せんが安価なバスケットアレンジメンやリボンやラッピングで飾られた
ギフト仕様の花鉢も置き始めています。 そのうちに花のギフトセンターのような売り場をスーパーが作り、ギフトに力を
入れ、全国発送というサービスと始めたら町のお花屋さんは何をもって差別化を
図ればよいのでしょうか? 消費の二極化といわれて久しくなりますが、
安売りと高級店とに分かれるということなのですが、
町の花屋さんは、どっちもつかずのミドルクラスの店がほとんどです。
その結果、二極化傾向がどういう結果をもたらすかを考えた時、
ゾッと背筋に走るものを感じるのは私だけでしょうか?
もう路面店での競争は価格や個性を出したセンスだけでは、
競争に勝っていくことはますます難しくなってくるでしょう。
本格的な消耗戦です。
では、どうやって、厳しい消耗戦を避けて消費者に支持される魅力的な
花屋さんを目指すにはどうしたら、よいのでしょうか?
その答えがインターネットです。 パソコンを使いこなし、コンピューターの得意分野である
計算や管理機能を使い、集めたお客さんのデーターベースをフル活用する
販売戦略です。
これは他業種では当たり前のように、使われ売り上げに貢献している
道具ですが、花屋さんの世界では、まだまだ普及しているとは思えません。
日本の花商を代表するような、花加盟店団体が提供するサービスに対応している
加盟店が2〜3割では、未加盟のお花屋さんのインターネット環境整備はどうみても
低いとしかいえません。また遅れているとしか言いようがありません。
もちろん、パソコンをお持ちの花屋さんはもっと沢山いるでしょう。
でも、パソコンの性能を生かし切れるほどの使っているのは10%もないのでは
と思ってしまいます。いや、もっと低い数字かもしれません。
今回はこれで終わりです。 では、次回をお楽しみに。
■ 編集後記
スーパーの花ですが、仕掛け人は同業者です。
スーパーのスタッフができるとは思えませんもんね。
過去に皆さんと同じようにお店を持ち、花屋さんをやっていた人や
お花屋さんに勤めていた人たちです。 つまり、町の花屋さんはスーパーと戦っているのではなく
同業者と戦っているという自覚が必要です。
だから、油断はできないのです。 ですから質的にもデザイン力もあるはずです。
また、流通業とタイアップしているような場合もありますから
商品調達力も強化されています。
■ 花屋の本音トーク (花の話題に限定していません。)
先日、レンタルビデオで浅間山荘事件を取り上げた映画を見ました。
映画の題材については大きな事件でしたから皆さんも良くご存知だと思いますから、
説明は省きますが、要は目的である人質解放に向かって機動隊が任務を遂行するのに、どれほど無用の権力と戦わなければならないかという風に描かれています。
その無用の権力とは、本庁と管轄との軋轢で始まり、報道や市民の声などです。
彼ら現場の機動隊員は人質解放という目的に向かって命をかけ職務を遂行しようと
しますが、その目的も時には、それをも許しません。
そのため指揮命令系統がスムーズに運びません。また、警察庁長官からの命令も
曖昧で、すべての権限も与えられないまま主人公は現場へ向かいます。
つまり誰一人として責任を取ろうとしない船頭多し現場です。
目的は一つのはずが、こういった職権と既得権の死守に主人公は振り回されます。
最終的には機動隊員2名の殉職者と数十人のけが人を出して、事件は人質解放と
いう目的を果たすことができますが、なぜか映画を見終わって私はハッピーエンドと
いうには、程遠くなれませんでした。
それは今でも、こういった既得権益者の抵抗と保身しかない権力者が蔓延する
日本株式会社という大きな組織構図を見たからです。
今更という感も否めないことは重々理解できますが、
はやり、こういった組織構図は壊さなければ、最適な効率をはじき出すことは困難
だと思いました。浅間山荘赤軍派立てこもりという事件での、最適な解決は一人の
犠牲者も出さずに人質を解放することです。
その最良の結果を果たせなかったのは やはり、つまらない警察内部の権力闘争でしかなかったような気がします。
だから終わりよければ・・・・・・というようにはどうしても思えませんでした。
以上が映画をみた感想ですが、実際に、これと似たような現場も私達の周り
にもあると思います。
・批判はすれど、代替案を何一つ持たない傍観者的管理職
・ ものの本質を何一つつかめない組織型人間
・ ビジョンも持たず哲学無き金満経営者
・ 口では言うが実行できない職場の同僚
・ 発言する人がいつも一緒のスタッフ会議
・ 理想は語るが現実から逃避する理想主義者
・ 少々の障害をいつまでも引きずるネガティブ人間
・ 出来ないから入る達成意欲の無い人々
・ 結果より、また目的より体裁にこだわる人
このような環境や人々と共に仕事をしていると貴方の大切な時間は向上なき
浪費へと優しく導いてくれます。気がついてからでは遅いのです。
つまり、こういう人たちとは、出来たら避けたほうが貴方の能力は発揮されます。
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