今回は、具体的にドイツでの研修制度についてです。
ドイツでの花の勉強というのは、日本での習い事のような物ではありません。
ドイツ人が職業としてフローリスト(花屋)になるための勉強です。ですから、日本のようにお花の教室というようなものは無く、職業訓練、もしくは職業研修ということになります。もちろんこの2つ以外にも、単発で行われている1,2日の講習会(受講料も必要)なども探せばある事はありますが、ドイツへの花留学という場合このどちらかになることがほとんどでしょう。
では、職業訓練と職業研修について簡単に説明します。
まず、職業訓練ですが、ドイツ語ではAusbildung(アウスビルドゥング)と言いますが、これは、ドイツ人がフローリストとしての資格Geselle(ゲゼレ)をとるために、2年から3年間、職業学校(学校は週に2,3日)に通って理論や一般教育を習いつつ、学校の無い日はお店に出て実技を学びながら働くというもので、最終的には、試験を受け職人の資格を得ることを指します。
(この間は、毎日朝から夜まで仕事があり休みもあまり取れないので、旅行へ行ったり、近くの町に出かけたりという自分の時間はあまり持てないかもしれません。)
この場合、訓練する店にはマイスター(親方)の資格もしくは職業訓練ができる資格をもつ人がいることが条件で、訓練期間中はある程度の報酬が与えられます。授業料は必要ないですが、訓練先の店は自分で探して、お店での受け入れが決まると、学校への入学が可能になるという形をとっています。花に関することを学校とお店で1から教えてもらうことができるので、花の経験が無い人も大丈夫ということですが、学校での授業なども義務教育を終えたドイツ人が受けるものなので(もちろんドイツ人の中で)日本人にとっては大変なことだと思います。ですから、花に対する知識と花屋での実務経験もあったほうが入りやすいでしょう。
職人の資格をとった後、さらに経験を積めば、マイスターになるための学校へ通うこともできます。
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