花留学に来たからといって、毎日花と向き合っていることだけが花の勉強ではありません。
風景を見る。現代建築を見る。教会に入る。美術館に行く。コンサートに出かけて良い音楽を聴く。家具屋で家具を見る。ウィンドウショッピングする。たまにはレストランでご馳走を食べる。なんていう
一見花には関係のなさそうな、ただの私の趣味?的なこんなことも私にとっては重要な教材です。
良いものをたくさん見ることによってセンスというのは養われると思いますし、すばらしい音楽を聴くこともまた創作意欲につながります。家具屋で美しい家具を見ればそのインテリアに映える花のデザインを考えトレンドに敏感になります。自分が興味のない分野でも少しは足を踏み入れて見ます。そうするとそこにもたくさんのヒントが落ちていたりするものです。服屋さんを見ればそのシーズンに流行る色やデザインがわかりますし、食べ物の中にさえデコレーションのアイディアがあります。もちろん街の花屋さんは必ずチェックします。
これは日本にいてもできることだし、私は日本にいる時もしています。ですが、ヨーロッパの《ホンモノ》を見ることは日本ではなかなか難しいことです。例えば有名な絵画が日本に来ても人に埋もれながらでは、たぶん『見た!』というだけでその絵画をゆっくり楽しむことはできないでしょう。またヨーロッパのオーケストラが日本に来る。といってもその本拠地で聴くのとはまた一味も二味も違います。それに、まず値段が違う。日本で《ホンモノ》に触れようと思えば、『もったいないかな。』と考えざるを得ない値段でしょうが、こちらでは、安い値段で触れられます。レストランでご馳走と言うのは少々お金もかかるでしょうが、ウィンドウショッピングはもちろんタダです。
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