市場でヤリだして、安く買った。旨く買ったなど言っているうちは淘汰の道をまっしぐらということを自覚する必要があるでしょう。いくら安く手に入れたからと言って、そこで時間のコストや量的リスクをとっていたのでは何の意味もありません。
近い将来大型市場は小口の花屋さんを相手にしなくなります。これは市場の経営効率から行って当然の傾向です。彼らは企業経営的観点から数字を見ます。私がもしも市場経営者でしたらきっと同じ事をすると思います。つまり儲かる部分に資源をシフトするという考え方です。その一方で儲からない手間のかかる部分は縮小するとこうなります。
花屋さんはよくこんな事を言います。
「自分で直接安く買い付けてその差額で儲ける。」また、「良いものを安くするのは他人に頼っていては出来ない。」と、訊けばもっともらしのですが、今は時代が違います。次に一番強力に反論するのが「仲卸から買うと高い、そして仕入れが高くなれば小売価格にも連動してお客は買わなくなる。」と直線的に思い込んでいるようです。本当に既存の取引にどっぷり使っている花屋さんほど、こう云います。
これはとても手前勝手な論理です。時代が見えないといっても過言ではありません。なぜならば消費者は尖った商品を欲しているということが分かっていない。平坦な商品には飽きているのです。物が無かった時代に育った層の消費者は物があることがありがたい。つまり与えられる事で満足を得ましたが、これからの消費者は物余りの時代に育ったゼネレーションなんです。
そういった消費者をターゲットにご商売をされるには尖った提案をしなければ買ってくれません。つまりマーケティング的プロモーションが必要なのです。今のように仕入れに多くの時間をとられるようでは考える時間も出来ません。もう安い高いというご商売は量販店に任せて、もっと個性を発揮されるご商売の方が、先行きは明るいと思います。
確かに高いより安いに越した事はありませんが、それより先にある商品の魅力の方が大切だと私は思うのですが・・・・・・。