第2回:仕入れのしくみ 〜確実性取るか、お買い得品を狙うか!〜
はい皆様、あけましておめでとうございます。
1月後半〜2月、また売れない月がやってきますが、いかがお過ごしでしょうか。私のネットショップは2月に婚礼の仕事が入ってるんるんしていますが、ギフトの方は閑古鳥です。花大好きどっとこむで勉強しないといけませんねぇ。
何はともあれ、今年も一緒に仲卸のお勉強をして参りましょう。
ところで、花屋さんが市場で花を買うとき、どんな手続きが必要で、どうやって買うんでしょう?
まず買参人(バイサンニン)としての権利が必要です。保証金や年会費、そして、さまざまな提出書類が必要です。審査をパスすれば、晴れて「買参人番号」が与えられ、築地でおっちゃんがかぶっている、番号プレートのついた帽子ももれなくついてきます。市場から花を買うときは、すべてこの番号でやり取りします。仲卸も同じように番号を持っています。
花を市場から買うには、大きく分けて4つの方法があるようで、(一般買参人も仲卸も同じです)それは、値段が高いか安いか、確実に確保できるかできないか、という指標で考えると分かりやすくなります。
注文/(予対)---相対---セリ
高い←-------------→安い
確実←-----------→不確実
1)注文
市場を通して産地にに注文を入れます。
その時期その市場に入っていないものなども、特別に産地に依頼して確保することもあります。「切れない」(まだ生長しておらず切るには早い状態)と生産者に言われれば、ほかの産地を探したり、輸入業者をあたります。
非常に安心プランですが、値段は一番高くなる仕入れ方法です。だいたいいくらになるのかでも聞き出しておかないと、時々、目玉が飛び出るような値段がつくことがあります。私はこれで社長に何度も怒られました…。
1週間以上必要なこともあるので、早めに市場の担当者に相談しておきます。
2)予約相対(よやくあいたい)
あらかじめ値段とケース数を決めて仕入れる取引らしいです。「予対(よたい)」と略して呼ぶことが多いです。物日には菊・チース・鉄砲ユリ・カーネーションなどの予対が組まれる他、通年での予対もあります。確実性では注文より上かも。
その日のセリ値がどんなに高くても、どんなに低くても、最初に80円と決めれば、必ず80円で来ます。損をすることもあれば、儲かることもある、ということです。
3)相対(あいたい)
セリ前の取引です。
基本的には、市場に入ってきた荷を見て、セリが始まる前に確保します。夜12時過ぎ頃から、マジックを持ったオヤジどもが、ダンボールの山の間をせわしなく行き来し、中を確かめたりセリ人と話つつ、自分の買参人番号をダンボールに記入していき
ます。
このことを引荷(ひきに)する、ひく、先取りする、など言います。
値段は交渉して決めることが出来ます。(2002年4月改正)また、交渉していないものについては、基本的にセリの相場での一番高い値がつきます。
通常入荷しているものであれば、良い産地の良い物を押さえることができますが、その代償として、大概値が高くなります。
最近では、各市場でインターネット相対取引の導入がさかんです。
これについてはまた後ほど。
4)セリ
我が市場は手ゼリです。セリについてもまた後ほどお話しましょう。
必要な花を安く競り落とすことができればよいのですが、一瞬の判断の遅れで必要なものを買い損ねる危険性があります。相対で目当ての花がほとんどなくなってしまうことも…。(極端に入荷の少ないものは「引荷禁止令」が出ます。また相対とセリの配分は一応決まっているようです。)
長年の経験とカンが必要な職人芸だと、私は思っております。男くさくて良いです。
番外編として「おっつけ」がありますが、それはセリの説明の時にゆずります。セリ人から余りものを(一応両者の同意の元で)安く押しつけられる、という取引方法(?)です。あまり大きな声では言えないかもしれません。
仲卸の店頭で花を買うには、あまり関係のないお話だったかもしれません。でも、これを知っていると知っていないでは…やっぱりあまり関係ないかもしれませんが、知らない人にウンチクを語ることができます。
これから上の用語がたくさん出てきますし、花大好きどっとこむメルマガの頻出単語でもあると思います!花卉業界に身を置く(こうとしている)あなた、基礎知識として覚えておいて損はないですよ♪
次回は、仲卸を知りましょう(6回シリーズ)第3回「仲卸店頭
値付けの仕組み〜仲卸はバクチ?〜」をお送りします。
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