花大好きどっとこむ花レポーター募集 第二弾 HOMEへもどる


実践!花の仲卸攻略ガイド

 業界の厳しい現実を紹介しつつ、市場のしくみ、仲卸利用法、ウラ技、そして、お花屋さんの表・ウラをご紹介したいと思っております。花を職業にしたい方、花屋を経営する方、フリーのフローリストとして活動の場を広げようとしている方々に、少しでもお役に立てれば、と。

 私自身も花屋勤務経験があり、また現在はネット花屋を運営しつつ、いずれはお店を…と企んでおります。花を卸す側と仕入れる側、両者の視点からレポートしていきます。



第4回 「仲卸を知りましょう(6回シリーズ) [2] 」 2003/1/6


第2回:仕入れのしくみ 〜確実性取るか、お買い得品を狙うか!〜


はい皆様、あけましておめでとうございます。

1月後半〜2月、また売れない月がやってきますが、いかがお過ごしでしょうか。私のネットショップは2月に婚礼の仕事が入ってるんるんしていますが、ギフトの方は閑古鳥です。花大好きどっとこむで勉強しないといけませんねぇ。

何はともあれ、今年も一緒に仲卸のお勉強をして参りましょう。

ところで、花屋さんが市場で花を買うとき、どんな手続きが必要で、どうやって買うんでしょう?

まず買参人(バイサンニン)としての権利が必要です。保証金や年会費、そして、さまざまな提出書類が必要です。審査をパスすれば、晴れて「買参人番号」が与えられ、築地でおっちゃんがかぶっている、番号プレートのついた帽子ももれなくついてきます。市場から花を買うときは、すべてこの番号でやり取りします。仲卸も同じように番号を持っています。


花を市場から買うには、大きく分けて4つの方法があるようで、(一般買参人も仲卸も同じです)それは、値段が高いか安いか、確実に確保できるかできないか、という指標で考えると分かりやすくなります。

注文/(予対)---相対---セリ
高い←-------------→安い
確実←-----------→不確実

1)注文

市場を通して産地にに注文を入れます。
その時期その市場に入っていないものなども、特別に産地に依頼して確保することもあります。「切れない」(まだ生長しておらず切るには早い状態)と生産者に言われれば、ほかの産地を探したり、輸入業者をあたります。

非常に安心プランですが、値段は一番高くなる仕入れ方法です。だいたいいくらになるのかでも聞き出しておかないと、時々、目玉が飛び出るような値段がつくことがあります。私はこれで社長に何度も怒られました…。

1週間以上必要なこともあるので、早めに市場の担当者に相談しておきます。

2)予約相対(よやくあいたい)

あらかじめ値段とケース数を決めて仕入れる取引らしいです。「予対(よたい)」と略して呼ぶことが多いです。物日には菊・チース・鉄砲ユリ・カーネーションなどの予対が組まれる他、通年での予対もあります。確実性では注文より上かも。

その日のセリ値がどんなに高くても、どんなに低くても、最初に80円と決めれば、必ず80円で来ます。損をすることもあれば、儲かることもある、ということです。

3)相対(あいたい)

セリ前の取引です。
基本的には、市場に入ってきた荷を見て、セリが始まる前に確保します。夜12時過ぎ頃から、マジックを持ったオヤジどもが、ダンボールの山の間をせわしなく行き来し、中を確かめたりセリ人と話つつ、自分の買参人番号をダンボールに記入していき
ます。

このことを引荷(ひきに)する、ひく、先取りする、など言います。

値段は交渉して決めることが出来ます。(2002年4月改正)また、交渉していないものについては、基本的にセリの相場での一番高い値がつきます。

通常入荷しているものであれば、良い産地の良い物を押さえることができますが、その代償として、大概値が高くなります。

最近では、各市場でインターネット相対取引の導入がさかんです。
これについてはまた後ほど。

4)セリ

我が市場は手ゼリです。セリについてもまた後ほどお話しましょう。

必要な花を安く競り落とすことができればよいのですが、一瞬の判断の遅れで必要なものを買い損ねる危険性があります。相対で目当ての花がほとんどなくなってしまうことも…。(極端に入荷の少ないものは「引荷禁止令」が出ます。また相対とセリの配分は一応決まっているようです。)

長年の経験とカンが必要な職人芸だと、私は思っております。男くさくて良いです。

番外編として「おっつけ」がありますが、それはセリの説明の時にゆずります。セリ人から余りものを(一応両者の同意の元で)安く押しつけられる、という取引方法(?)です。あまり大きな声では言えないかもしれません。

仲卸の店頭で花を買うには、あまり関係のないお話だったかもしれません。でも、これを知っていると知っていないでは…やっぱりあまり関係ないかもしれませんが、知らない人にウンチクを語ることができます。

これから上の用語がたくさん出てきますし、花大好きどっとこむメルマガの頻出単語でもあると思います!花卉業界に身を置く(こうとしている)あなた、基礎知識として覚えておいて損はないですよ♪




次回は、仲卸を知りましょう(6回シリーズ)第3回「仲卸店頭 値付けの仕組み〜仲卸はバクチ?〜」をお送りします。


第1回 「花の仕入れで悩んでいませんか?」
第2回 「超入門編 とりあえず花の市場にいってみましょう」
第3回 「仲卸を知りましょう(6回シリーズ) [1] 」
第5回 「仲卸を知りましょう(6回シリーズ)[3]
第6回 「仲卸を知りましょう(6回シリーズ) [4] 」
第7回 「仲卸を知りましょう(6回シリーズ) [5] 」
第8回 「仲卸を知りましょう(6回シリーズ) [6] 」
第9回 「仲卸に注文してみましょう・基本編」

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花レポータープロフィール

花の仲卸という激務をこなしながら、自身でもネットショップを運営している女性が贈るレポート。

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