花大好きどっとこむ花レポーター募集 第二弾 HOMEへもどる


実践!花の仲卸攻略ガイド

 業界の厳しい現実を紹介しつつ、市場のしくみ、仲卸利用法、ウラ技、そして、お花屋さんの表・ウラをご紹介したいと思っております。花を職業にしたい方、花屋を経営する方、フリーのフローリストとして活動の場を広げようとしている方々に、少しでもお役に立てれば、と。

 私自身も花屋勤務経験があり、また現在はネット花屋を運営しつつ、いずれはお店を…と企んでおります。花を卸す側と仕入れる側、両者の視点からレポートしていきます。



第7回 「仲卸を知りましょう(6回シリーズ) [5] 」 2003/4/2

第5回:仲卸・市場・生産者・買参人〜誰が味方で誰が敵?〜


お彼岸も終わり、年度末需要も終わり、ほっと一息。
風邪ひいていることも忘れるほど大忙しでした。
…と、1ヶ月も連載をさぼった言い訳をさりげなくしてみましたが…
ごめんなさい。

気を取り直して今回のテーマですが、
市場の全体像をと思って設定してみました。
登場するのは、市場(卸業者)、生産者、買参人、そして仲卸です。

相場の高低をかけて、敵味方と別れますが…。

○生産者 VS 市場
生産者はもちろん、花の売上マージンが収入という市場も、
相場が高ければ高いほど嬉しいですね。 つまり、味方同士。

ただ、相場が暴落し、買参人に叩かれる(安い値段を付けられる)と、
生産者は「あの市場にはもう出したくない!」となってしまい、
その市場の集荷能力が低下してしまいます。
相場が下がれば味方同士も険悪ムードです。

また、生産者は安定した収益のために、
予対を組んでもらったり、セリで高くつくようにしてもらいたいので、
セリ人に高飛車に出てもいられません。
味方と言えども、いろいろ駆け引きがあるわけです。

○生産者 VS 買参人
生産者は花を高く売りたい。
買参人はもちろん安く買いたい。
つまり、敵同士。

お彼岸には小菊が70円とか付きます。1ケース14,000円。
でも、仕方がないから買参人は泣く泣く買うわけです。
生産者はにんまりです。

で、物日の次のセリで小菊がだぶついちゃったりするんですが、
1ケース1,000円以下で(1本5円以下…)、このやろーとばかりに買い叩きます。
買参人の仕返しといったところでしょうか。

最近は「流通の中抜き」が進んでいて、
生産者が直に大型小売店と契約することもあるようです。
敵といえども、タッグを組むこともある、と。

○市場 VS 買参人
市場は高く売りたい、買参人は安く買いたい。
だから、敵同士ではあります。

しかし、買参人は市場にとって、花を買ってくれるお客様です。
特に、キャパシティーの高い買参人はとても大切です。

例えば…
1)お花が多すぎて暴落の危険があるときに、相対で多めに引いてもらうことも。
   需要・供給曲線的に、セリをコントロールできます。
2)セリ中、どうしても希望の値段で買い手がつかないとき「おっつけ」ます。
  (無理矢理買わせること)セリが止まることや、値崩れを回避できます。

どっちも買参人にとっては迷惑なのですが、
それを受け入れることによって、次に優遇してもらえたりします。
give and takeということでしょうか。

まだいろいろあるらしいですが、こんなこと書いてよかったのでしょうか。
市場はすべての買参人に対して公平のはずでは…。
どんな商売でも、多く買って融通利かせてくれるお客さんが
優遇されるものですが。

○仲卸

ところで仲卸は値崩れすると儲かりません。
セリで安い→ケース単位で買えちゃう→仲卸に行く必要がない。
セリで安い=入荷が豊富→仲卸に頼む必要がない。
単純化するとこうなります。
予対を組んでいる場合原価以下で売らなくてはならないことも。

市場にとっては、仲卸は大口の買参人ということになりますから、
お互いgive and takeというパターン。

買参人にとっては、大切なパートナーです。
買参権を持たないお花屋さんにとっても大切なパートナーです。

ここらへんはこの連載のテーマでもありますので、
ゆっくりとお話していきましょう。

今回のお話は、少しマニアックだったでしょうか。
肝心の仲卸ネタが盛り上がらなかったのですが…。

次回は相場上下の原因&物日のお話です。




第1回 「花の仕入れで悩んでいませんか?」
第2回 「超入門編 とりあえず花の市場にいってみましょう」
第3回 「仲卸を知りましょう(6回シリーズ) [1] 」
第4回 「仲卸を知りましょう(6回シリーズ) [2] 」
第5回 「仲卸を知りましょう(6回シリーズ)[3]
第6回 「仲卸を知りましょう(6回シリーズ) [4] 」
第8回 「仲卸を知りましょう(6回シリーズ) [6] 」
第9回 「仲卸に注文してみましょう・基本編」

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花レポータープロフィール

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