花大好きどっとこむ花レポーター募集 第三弾



ニュージーランドHana事情
提供 「HanaClub NZ」
http://www.hanaclub.co.nz/

地球の反対側ニュージーランド、オークランドからレポートします。
四季が北半球と逆のため、ニュージーランドでは皆さんの予想以上の花が栽培、輸出されてます。ニュージーランド産のシンビジウム、サンダーソニア等ご覧になった方も多いでしょう。四季おりおりのニュージーランドらしいデザイン、イベント、フローリストとしてまたフローリストインターンシップの講師として体験を紹介します。




第6回 「「母の日」の花は?」 2003/5/22


 
日本で母の日といえばカーネーションが代表的な花であろう。
ここニュージーランドではMother’s dayの花と言えば Pot mum(鉢植えの菊)である。菊は日本を含め、韓国、中国の人達は一般に菊はお悔やみの花と思っているし、鉢植えなんで最初は驚いた。 こちらの人はスプレーマムをデージーとか、マーガレットと呼び、菊は単に花のひとつである。

Chrysanthemum(菊)の短縮名mumとお母さんの意味の mumをひっかけているわけだ。それもPot mumは大手のスーパーマーケットの母の日用目玉商品であって、一般の花屋になくてはならない花ということはない。


母の日が終わってくつろぎ気分のフローリストに、Mother’s Dayにどんな花がよく売れたか聞いてみた。彼女いわく、色で言えばピンク系、特にどの花が人気という事はなく、季節のばら、ゆり、トルコききょう、ガーベラ、あじさいなどのミックスブーケが多かったそうだ。

ではカーネーションはどうかというと、うちは普段からカーネーションと菊は扱わない店だから、という。もともとニュージーランドではおしゃれで高級なフローリストではこの二種類の花を扱っていないところが多い。 
カーネーションはオールドファッション(流行遅れ)というか、オールドイングリッシュレディーの好む花というイメージがあるという。

ニュージーランドの人々は普段でもよく家庭で花を飾るので、スーパー、八百屋、デーリー(雑貨や)でも切花を売っている。それらではスプレー菊、カーネーションは年中置いてあるような花なのだ。それとFuneral Florist (葬儀専門の花屋)がカーネーション、菊を多く使うことから、どうもカーネーションは葬式をイメージさせるらしい。オークランドで今ポピュラーな花の色はオレンジ、紫だと思う。ここはデザインはイギリス風であるが、色彩はオセアニアらしくトロピカルな色が好まれる。 友達や自分には、オレンジ、紫系の花束で、お母さんにはピンクということかもしれない。


お店によるかもしれないが、最近ちょっと変った花がはやっている。プロテア、カラー、アンスリウム、アジサイ、鶏頭、ふうせんとうわた、とうがらしなど。特に今年のアジサイは、ブルー、ピンクといった単色のものから、ブルー、しぶいグリーン、エンジ色の混じったクラッシクな色調のものが人気だ。アジサイの花の終わり頃はこのような混合色になる。ドライフラワーにしても素敵だ。これはむしろグリーンとして使われ、どんな花の色にもよく似合う。オークランド周辺ではタロンガなどで栽培されていて、日本への輸出も増えているという。 


 私は毎年、日本の知り合いのフローリストから実家の母に、母の日ウイークにお花を贈ってもらうことにしている。今年はピンクのがくアジサイの鉢植えをお願いした。日本はこれから梅雨、ニュージーランドは今秋でアジサの木は短く刈り込まれ冬を超す。
 


ポットマムにテディベアを添えて

 




第1回 「ニュージーランド、オークランドから・・・・・。」
第2回 「プロテアガーデン」
第3回 「バレンタインカウントダウン」
第4回 「ワイナリーのウェディング」
第5回 「Florist for sale」
第7回 「Flower Delivery
第9回 「キッチンブーケ
第10回 「Ellerslie Flower Show
第11回 「スモークツリー
第12回 「私のプロテアその後
第13回 「Looks alive
第14回 「Kiwiから見た浜名湖花博



プロフィール
平野智子 HanaClub NZ主幹
2001年1月、自らの芸術理念と方針に基づきHanaClub NZ を創立する。 日本とニュージーランドのフラワーデザインの違いを踏まえ、フローリストイ ンターンシッププログラムを開始する。同時に催しの生け込み、ブライダル装花など幅広く手がける。
従来のフローリストとしてではなく、生活に密着した花のある暮らしを提唱 している。
URL http://www.hanaclub.co.nz/

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