花大好きどっとこむ花レポーター募集 第三弾



ニュージーランドHana事情
提供 「HanaClub NZ」
http://www.hanaclub.co.nz/

地球の反対側ニュージーランド、オークランドからレポートします。
四季が北半球と逆のため、ニュージーランドでは皆さんの予想以上の花が栽培、輸出されてます。ニュージーランド産のシンビジウム、サンダーソニア等ご覧になった方も多いでしょう。四季おりおりのニュージーランドらしいデザイン、イベント、フローリストとしてまたフローリストインターンシップの講師として体験を紹介します。




第13回 「Looks alive 2004/04/01





新しいデザインを模索するとき、いつも考えること。それは花と私の関係。

先日 友人とオークランドの花の資材の見本市にでかけた。そこでは新しい資材の販売展示ばかりでなく、新製品を使ったデモンストレーションがあった。ショウを見ながら友人のが発した質問は、私自身に問いかけているようだった。。

友人:生花と造花と組み合わせていいの?
私:いいけれど。私個人的にはあんまり好まない。主になるのは生花であるし、その脇役としてたとえば加工品である脱色のみつまた、脱色した葉っぱなどつかってもいいけど。外国のフローリスト達が、造花と生花を組み合わせた作品を作っているのを見ることがあるが、私には違和感がある。めざしているのもが違うと思う。

友人:全部、造花あるいは人工物ではいけないの?
私:作品としてはかまわないと思うけど、それは違ったものになると思う。造花すら入っていなければ、フラワーデザインではなくアート作品になると思う。

友人:日本人と他の外国人、特に西洋人との花にたいする感覚の違いは?
私:私達日本人は花木に対して自然との共生、生き物同士であるという意識がある。西洋人のアレンジを見ていると花の木もただの物体として扱っているように思える。特にマッスのデザインは、色やテキスチャーの組み合わせで成り立つが、花の個性を生かしていないように見えることがある。

昔、池坊学園の先生に言われたことがある。花がどのように生けられたがっているか、花に聞け、と。

友人:まるで禅問答みたい。
私:そうだね。いけばなは「死に近づきつつある花を、生きているようにみせる技である」と、私は外国人に説明している。つまりLooks aliveということ。同時に死に対する観念を表現している。生きる刹那は、死と表裏一体である。

いけばなは日本の精神文化、宗教を表現できる。他の国のフラワーアレンジメントにそのようなものがあるだろうか?


日本にいても、外国にいても私の花の対する意識は変わらない。常に、私自身へのwho you are?  Where are you from? という問いかけに始まる。スタイル、花材は時代により場所により変わるが、私自身は変わらない。わたしは五感、理論、その土地の気風から吸収したものを、自分らしく、花に託していかに表現するか常に模索している。


31Mar 2004




第1回 「ニュージーランド、オークランドから・・・・・。」
第2回 「プロテアガーデン」
第3回 「バレンタインカウントダウン」
第4回 「ワイナリーのウェディング」
第5回 「Florist for sale」
第6回 「「母の日」の花は?
第7回 「Flower Delivery
第8回 「8年後の出会い
第9回 「キッチンブーケ
第10回 「Ellerslie Flower Show
第11回 「スモークツリー
第12回 「私のプロテアその後
第14回 「Kiwiから見た浜名湖花博



プロフィール
平野智子 HanaClub NZ主幹
2001年1月、自らの芸術理念と方針に基づきHanaClub NZ を創立する。 日本とニュージーランドのフラワーデザインの違いを踏まえ、フローリストイ ンターンシッププログラムを開始する。同時に催しの生け込み、ブライダル装花など幅広く手がける。
従来のフローリストとしてではなく、生活に密着した花のある暮らしを提唱 している。
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