花大好きどっとこむ花レポーター募集 第三弾



ニュージーランドHana事情
提供 「HanaClub NZ」
http://www.hanaclub.co.nz/

地球の反対側ニュージーランド、オークランドからレポートします。
四季が北半球と逆のため、ニュージーランドでは皆さんの予想以上の花が栽培、輸出されてます。ニュージーランド産のシンビジウム、サンダーソニア等ご覧になった方も多いでしょう。四季おりおりのニュージーランドらしいデザイン、イベント、フローリストとしてまたフローリストインターンシップの講師として体験を紹介します。




第14回 「Kiwiから見た浜名湖花博 2004/05/22




第10回の海外花レポートでEllerslie Flower Showについて書いた。ニュージーランドのフラワーショウは見なれているので、一度日本のフラワーショウを見たいと思っていた。ちょうど4月の日本帰国中に時間がとれることがわかり、浜名湖で行われている花博に行ってきた。


改めて撮ってきた写真を見ると、どの作品もすきがなくきめ細やか。会場で見た時はそれほど印象に残らなかった作品も、写真で見るとどれもきれいである。製作者の細部にも行き届いた神経が感じられる。逆に西洋圏でとったアレンジの写真は、実際見ている時は大胆で感動する。しかし、よく見ると雑な事が多々ある。


花の生産者、切花のコーナー日本の花は小ぶりで繊細。日本人の心に訴えるものがある。色どりもやさしく、しっかりしている。ニュージーランドで個性強い、色鮮やかな花ばかり目にしているので、やさしい花たちにほっこりしてしまう。最近の新品種は小ぶりのスプレーカーネーションなどが多かった。

それに対し、オブジェにはあまり感動しなかった。造形としてのパワーに欠けるのだ。これらは現代美術の範疇に入ると思う。西洋には造形美術の長い歴史があり、このような展覧会でも目を見張るものがある。ただ花がマッスで素材の一部で使われると、これは生花でなくてもいいのではと思ってしまう。

ランドスケープの部門は、外国のテクニックを使うのではなく、日本古来の伝統を生かせば、もっといいものができるのではと思うものがあった。日本には日本のすばらしいものがあるのに、どうして西洋の表現方法を借りるのだろう。作品の意図と素材が馴染んでいないのだ。
水を使ったランドスケープは、見学者も体感できるデザインになっていて、春の休日にふさわしい空間を生み出していた。時間差噴水で遊ぶ子供たち、水の回廊を飛沫を浴びながら通り抜けるスリルと、暑さを忘れそうであった。 


旅行中、桜は各地でさまざまな色合いを見せ、散っていった。花博の土手も満開であった。9月に一月以上も咲くニュージーランドの桜は退屈で、あまりの開花時期に長さにあきあきしてしまう。海外に住み、四季の移ろいのある日本への思いを熱くしている。






第1回 「ニュージーランド、オークランドから・・・・・。」
第2回 「プロテアガーデン」
第3回 「バレンタインカウントダウン」
第4回 「ワイナリーのウェディング」
第5回 「Florist for sale」
第6回 「「母の日」の花は?
第7回 「Flower Delivery
第8回 「8年後の出会い
第9回 「キッチンブーケ
第10回 「Ellerslie Flower Show
第11回 「スモークツリー
第12回 「私のプロテアその後
第13回 「Looks alive



プロフィール
平野智子 HanaClub NZ主幹
2001年1月、自らの芸術理念と方針に基づきHanaClub NZ を創立する。 日本とニュージーランドのフラワーデザインの違いを踏まえ、フローリストイ ンターンシッププログラムを開始する。同時に催しの生け込み、ブライダル装花など幅広く手がける。
従来のフローリストとしてではなく、生活に密着した花のある暮らしを提唱 している。
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