花レポーターの一員としてこれから投稿を始めようとしているものです。 当「花大好きどっとこむ」のレポートを見ていますと、花の流通の中でどちらかというと花市場から仲卸や花屋さんの、いわゆる川中から川下の方が多いように思います。 私はどちらかというと川上、すなわち花を生産する側に近い場所にいます。
実際花を作っているわけでは有りませんが、種を播く→肥料や水をやり育てる→収穫する→選別・箱詰め→集荷場に集める→トラックに載せ、市場まで届けるという一連の流れの現場を長年見てきています。
花の生産の現場で今何が問題で、花の生産者が何を考えているか一応の知識は有るつもりです。そういう観点から私がここで発言することで、益々厳しさを増す今の日本の「花産業」が少しでも明るい方向へ向かう一助となればと思っています。
そういう意味で私が知っている限りで生産側の正しい(と私が思う)情報をお届けしたいと思います。もう一つはいわゆる「本音と建て前」の問題です。本音の部分での情報交換が大事だと思います。 とはいえ、こういうことは私も初めてです。また私自身も当然誤解や理解不足も有ります。お読みいただいた方からの忌憚のないご意見も大歓迎です。宜しくお願いします。
花き産業の黎明期から成長期を経て安定期(若しくは衰退期に入りかけているかも?)までの変遷を見てきたつもりです。元々我が国では、米余りが見え始めた昭和40年代後半から米の転作作物の有力品目として花きの生産は始まりました(愛知県や千葉県・長野県など古くからの産地は別として)。
一方折から始まった日本経済の高度成長に伴い、需要も見る見るうちに増えだしました。結婚式・各種の祝賀会など華やかさを競った時代でした。いわば需要と供給がうまい具合にリンクした格好で花き産業が発展したのでした。
ここに全国の花きの統計がありますが、それによると花き類の生産額が昭和50年に1,300億円超程度だったのが昭和55年に3,000億円、昭和60年に4,000億円、平成元年に5,000億円、更に平成4年には6,000億円を超えるという推移をたどっています(実に4〜5年おきに1,000億円づつ増加!)この間農業全体の生産額は現状維持か逆に減少傾向にある中、花だけ(といってもよいと思いますが)が生産者の人数が増え、生産額が増えてきたのです。
そのピークを演出したのが平成2年の大阪花博だったと言えましょう。「カジュアルフラワー」という言葉が作られ、それまでどちらかというと文字通り「高嶺の花」だった花が、我々の手の届くもの、身近な存在になった時期だと言えます。
しかし、平成3〜4年頃を境に花の生産が増えなくなり同時に花の値段(生産者が市場で売る値段)が下がってきました(ちなみに)生産額も平成4年に6,000億円の大台に達してからは伸びが止まってしまい、6,200〜6,300億円前後で推移。)いやこれは正確には原因と結果が逆の関係です。経済の低迷が背景にあり、併せてオランダなど外国からの輸入花が増えだしてきたことから花の供給過剰気味になり、価格が下がりその結果生産が増えなくなったことが実態だと思います。
さて、これからどうすればよいのか。どうなるのか。そのことをこれから考え探っていきたいと思います。また皆さんからご意見を伺いたいと思います。 |
|