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■ 小売業
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松と千両の市が終わりました。
毎年色を変え、行われる季節の風物詩です。
読者の皆さんは良いものを仕入れることが出来ましたか?
松に関してはそれほど、相場の上下に影響を受けませんが
千両は高価なもの、出来具合や仕入れ失敗は年末商戦に大きく影響を及ぼします、
高価なものですから、仕入れ値が高すぎると利益を確保するのが
難しくなります。
私の現役時代は松の価格には神経を使うことはありませんでした。
でも、千両は別で下見と前情報の取得に努めました。
決めた産地の商品は必ず競り落とすことを目指しました。
結果、多少の相場高でも、商品に間違いないのですから
儲けそこなうことはありません。
間違いは相場(価格)で商品を仕入れることです。
つまり価格優先で質は二の次となる仕入れ方です。
これはリスクが大きすぎます。
たとえ思ったより安く買えたところで
質が伴わなければ、「安物買いの銭失い」という
結果に終り、良い利益率は望めません。
最悪、原価で売るという事態も予想されます。
■ 小売業
ますます小売は儲からない経済になってきました。
どこの業界でも見られる価格競争です。
もちろん、この価格競争という実態は昔からありました。
高いより安い方が、当然皆が喜ぶものです。
必然、誰に諭されなくても分かっていることですから
ここでとやかく言うこともないと思います。
ところが、現在の経済はスピードが違います。
「そんなに急いでどうなるの?」という感は否めないのですが、
想いをはせても出てくるものは「時流」という二文字。
「利益はお客様の納得する価格内で最大値を求める。」
という有名なセラミック経営者の言葉である。
これも曖昧な言葉だが、すべてのビジネスはこれを目指す。
コストを削減して低価格を実現したとしても
販売者側の思惑で安いだろうという自負もお客様が納得できなければ
それは安くないということだ。
また、こんなに儲けていいのかなって思っても
お客が認めていればそれはOKということだ。
つまり、前者は下手な商売人、後者は賢者となることになる。
今回はこれで終わりです。
では、また次回をお楽しみに。
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■ 編集後記
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この時期の花屋は仕入れが先行する。
だから、利益はない。
利益を計算できるのは年末までお預けだ。
クリスマス商戦、真っ盛り
正月用仕入れも始まっている。
しっかりとマネイジメントできていないと
仕入れ過剰になる。
お気をつけてください。
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■ 無手勝流師範 (勝手気まま!)
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客は何を望んでいるのだろう…?と、考える日々が続く。
本気で考えつづければ、答えは必ずや引き出されるだろ、と人は云う。
しかし、売れるかわからない生ものを毎回仕入れて客を待つ。
特に夏の日、水温が上がりバクテリアが発生し、水の腐敗が進む
そして花には新鮮な水は届かない。必然的に花の寿命は短命に終わる。
誰しもこんなサイクルから脱却したいと思っている。
しかし、これが小売商の宿命であることも分かっている。
このサイクルから逃れたければ小売業を廃業するしかない。
何度もお客様の方が実感していると思う。
何度もダマされたと思っている筈だ。
売るほうとすればダマしたつもりはないのだが、それが当り前と花屋は思っている。
しかし、大切なお金を払う客はまた別な感情をもつ。
そのことが売り手には判らない。
そんな花は誰も買いたくない。売っている自分も、そして客も。
客の立場になれば簡単に知ること。それを忘れる営利崇拝主義。
そして、廃棄処分。
100本仕入れて10本売れる。90本が無駄になる。
チョッキンチョッキンと切り刻む悔しさ。
「やっぱりか…・。」
売れないだろうなあ、と思い仕入れてきた花だった。
こんな無駄な仕入の繰り返し。だから見越して安い花を仕入れる。
何故、安いんだろうなんて考えもしないで手を出してしまう。
それは人気薄の商品だった。
出発点が悪、何処までも悪循環のスパイラル。完売なんて夢の話、
ロスを計算の高利で売る。
全部売れれば蔵が建つ。
そんな儚い幻想を思い。
獲らぬ狸の皮算用。
朝は早くから起きだし市場に向い。
上場荷物を下見して予定通りの仕入はまず出来ない。
満足度30%程度である。
「売れねえ」「高いだの安かった。」などの挨拶代わりで
お互い慰め合う同業者。
売れないのは天候のせい。こんな場所じゃ碌な商売はできねえ、
と今度は場所のせい。決めたのは自分。
そんな事おくびにも出さず嘆く毎日。ネガティブ探せば切りがない。
ポディティブ探そう幸福への道。
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