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Vol 108  2005/01/25 配信済

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■ 人に優しいシステム
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業務システムの中には接客マニアルから業務フローの円滑化向上を狙った
ものまで様々だが、なぜか、そのマニアルが機能していないことが多い。
なぜマニアルがあるかといえば、皆様ご存知のようにすべては企業成績の
向上が主たる目的である。また、業務がスムーズに動くことによるコスト削減
にも、その効力は発揮される。つまり、出ると入る両方の高効率化をめざし
広く欲深く成果を求めているわけである。

ところがシステムありきで業務を行うものほど、スタッフにとっては
これほど窮屈なものはない。まるで一個の人間を歯車のひとつとして
機能させるシステムであるがためにシステムありきで、
作られたプログラムは使いにくいのが常である。



ところでシステムで有名なご存知のトヨタ方式は、作業員が踏み出す足の
一歩まで管理されている。大げさに言えば一つの工程で一秒を短縮できれば
全体的にどれほどのコストが削れるかというシステムである。
そのおかげで作業効率は非常によく、ご存知のように利益が一兆円を
超える世界的なビックカンパニーになっている。


しかし、ここで勘違いはしないでほしい。
トヨタの方式は絶えず進化しているということである。
トヨタの長い歴史のなかで脈々と培われてきた現場スタッフの向上心が
このシステムを進化させている。

つまり、そこで働く人々の向上心と探究心なくして成功はないということ
である。どうすれば一秒が短縮できるかということを、現場スタッフの同意
の下、企業論理と上手く目的が共有できモチベーションの高さで支えられ
ているということなのである。

システムとはシステムそのもの性能だけではなく、そこに働く人々の向上
心と探究心をどれほど燃やすことが出来るかということである。
当たり前のことだが、どんなに優れたシステムを導入しようとも現場で
働くスタッフの同意が得られなくては、その効力は半減する。
いや、まったく逆効果になってしまう恐れさえある。

生身の人間は無機質な機械と違い心の作用で行動も思考もするという
単純な真理がそこにある。この真理を無視してのシステム導入は避けたい
ものだ。如何に現場スタッフが、なぜ、このシステムなのか?
そして、その目的とは?というものを理解して始めて企業とともに
協調関係を築き、成績の向上が望めるのである。

また、一概に労働時間の短縮と手間の削減ではなく、如何なる困難をも
克服できるという強い信念をもてるような気持ちにさせることでもある。

運動の後の一杯の水の美味さ。
山登りのあとの一つのおにぎりの美味しさは、
いい尽くせないほどの美味である。

こういった感動を企業とともに共有できることが、導入したシステムを
機能させる。たとえ企業論理で頭ごなしにシステムを導入して
一時的な成果を挙げたとしても、それは長続きしないし進化もない。
次に待っているのは、また、新たなシステムを導入するという高コスト
体質のサイクルでしかない。

人に優しいシステムとは現場スタッフが育てていくものであると私は
思っている。様々なシステムプログラム導入を検討中の経営者様、
また担当者様。慎重な英断を下してくださいね。


今回はこれで終わりです。
では、また次回をお楽しみに。



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■ 編集後記
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ホームページ運営しかりで
システムを導入さえすれば成績が
上がるとか違いしている経営者が多い。

大切なのは、現場スタッフの理解が得られるかということである。
つまり、協力してくれるかということである。
この論理なくして、どんな優れたシステムを導入しようとも
結果は同じ、違うのはそのシステムソフトの価格だけである。

だからレストランのメニューの如く
システムメニューが欲しいという担当者が以外に多い。
その企業なりの事情が存在することは理解できるが
システムの詳細はその企業ごとに違うという
ことを理解していただきたい。

業務システムとは既製品ではなく
その企業の適材適所にあてはめるものであるべきだと
常々思うことである。



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■ 無手勝流師範 (勝手気まま!)
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私は目標に向かって努力する姿に感動します。
もちろん、現在儲かって勢いのある方もそれなりの注目はしますが、
なぜか感動を得ることはありません。

例えば、夜中JR踏切の番をしているような人々、
中には若い女性の姿も見られます。
また交通整理の旗振りにも若い女性はいます。
トラックの運転手も時折見ます。

冬の冷たい水を扱い、冷たい風を受けながら
安い賃金で将来の夢を追いかけ店頭で花を売る姿にも感動します。
なぜか、私はこういったブルーカラーの若者たち、
特に若い女性に勇気をもらっています。


決して楽な仕事ではありません。

また、若い方が好んでする仕事でもないように思いますが、
各々の事情でこれらの職業を選択しているのだと思いますが、
目的のために行動する姿勢に感動をもらっているのかもしれませんね。
だから、私もがんばろうという気になります。
こうやって人々は何かの形で他の人の意識高揚に貢献しています。

つまり社会貢献というものは、姿かたちある成功というマスコミが
騒ぐようなものだけではなく、また、ボランティアや事業成功は二義的な
現われであって、本質は自分に与えられた時間を大切に、
そして精一杯物事に取り組む、その姿をさらけ出すことが一義的な社会への
貢献として大切だと私は思っています。
また、カッコ良くも映りますね。


この一義が自己の哲学であって、これを忘れることなく踏まえ、
二義的な活動、つまり仕事や金儲け、また事業活動に適応させれば
よいのではないでしょうか。

しかし、この一義を見失うと単なる守銭奴や自己顕示欲といった塊となる
ようです。そこには人格も尊敬に値するような言動や態度は期待できません。
どんなに美辞麗句を並べ立てて自分を飾ったところで、
自己目的のためだけにある行動に嘘はつきものです。
いるでしょ一時の成功で成金になって、人格が疑われるような
言動と行動を行う人、あなたの近くにいませんか?

虚の漆はすぐにはがれます。


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