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Vol 112  2005/02/22 配信済

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■ コンセプト
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「コンセプト」とは、事業を行うとき、必ずあってしかるべきものである。
と硬く考えなくてもビジネスを始めようと志すものにとって自然発生的に
「こんな感じの店にしたい。」というぐらいのイメージは溢れてくるものだ。
だから、そのイメージが自然的に漠然とコンセプトとなっている場合が多い。


しかし、これらの自然発生的発想のコンセプトは具体性にかけるのが常だ。
「客に優しい店」や「入り易い店」また「自然の風をイメージ」などという、
どうも掴みどころのない感性の世界が店舗コンセプトとして捉えられている
ようだが、正直申し上げてこんなコンセプトで売り上げに貢献したためしが
ない。また、利益追求を一義としたビジネスとしての意味を感じない。

広告宣伝のキャッチコピーならまだしも、販売戦略でこのようなことを言って
いるようでは先が思いやられる。

まま店主の理想を店舗に投影する気持ちは痛いほど理解は出来るが
果たして、その優しさは何を以って表すか、それが重要だ。
もっと、ひどいのになると安さだけで勝負というコンセプトも見られる。
また、何をもって今風というスタイルなのか、分からないものまである。

コンセプトとはイメージと実益の集合体であって、理想とする姿をそこに
投影しただけではまったく意味を感じない。

南欧風に避暑地をイメージしたものから和を前面に押し出したものまで
また、素材としての商業花を全面的に安値で販売を仕掛ける猛者まで、
どれも商品コンセプト、店舗運営コンプトというように総合的に連動するも
のであるが、以前にも書いたことはあるが、このコンセプトの天敵は売り
上げ、つまり利益である。

利益なければ、どんなに賞賛を浴びようとも、また崇高で研ぎ澄まされた
コンセプトであってもそのコンセプト価値を失う。

好きな風に言うことは簡単である。
「こんな風に、あんな風に・・・・。」と、そして、僅かばかりの資金があれば
その希望は実現できる。しかし、そのコンセプトを実現できたところで
維持できるかということとは次元が違う。

過去においてフラワービジネスの先人たちが繰り返してきた失敗は、
このコンセプトと現実の狭間に存在する利益獲得という最大のコンセプト
との戦いであることを無視してはならない。
言い換えれば利益獲得が実現できれば、
コンセプトとは何だろうか?ということになる。
つまり、コンセプトとはそういうものだと言い切れる。


もちろん、どのようなイメージで店舗運営を行うかは大切な設計図であるが、
利益を抽出する仕組みを組み込まれて、はじめてこのコンセプトの意味が
出てくる。


現実的な話で申し訳ないが、これから店をもちたいとする人々に
経営とは予想もしなかった経費増大と信じ難い売り上げの低下が交互に
襲ってくるものなのだということを肝に銘じてほしい。
また、コンセプトだけで終わってほしくない。

どうも、花業界は花が好きで参入というパターンが多い。
幼いころから抱き続けた夢を実現することが目的であるようで、
また花に触れていればそれで善とした、人々が想像以上の多いことに驚か
される。

店を持つことと運営はまったく別物である。という現実は現在の経営者なら
ば、誰に言われなくても痛いほど分かっていることなのだが、一従業員として
雇用されている時代には見えなかった問題提議が経営者となった瞬間から
見えてくる。


その経営者が今、苦境に陥っている。
何を、どのように、戦略的に構想を練っていくか、そしてどう実現するか、
思案中の経営者は多くいる。しかし、その答えは見えない。
これが現実である。

インターネットビジネスの双璧とも言われる、ホームページで花を売ることで、
苦境を乗り切ろうとする経営者は多くいる。
しかし、ここにもコンセプトの甘さが露呈している。
大方のサイトが同じ顔を持ち、同じようなコンテンツで勝負を仕掛けている。
見るものが見れば「売れなくて当たり前」となる。

そこには独創性も押しの強さもなく、漠然とホームページを作ったという
姿しか見えてこない。それでホームページは????と問われ結論付けられ
ては些か希薄というしかない。



今回はこれで終わりです。
では、また次回をお楽しみに。




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■ 編集後記
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意義のある情報とは、一部の重要な情報の中にある。
身近な例えで、ある営業会社の成績表など、皆さんは見たことがあると思う。
その成績表でトップランクにランクされる営業マンの中に必要な情報がある。

その他大勢の一般的な成績しか収められない営業マンの中には
何もない。と言い切っていい。
あるのは出来なかったときの口実と自己弁護の方法論くらいである。
しかし、出来ないからといってその営業マンを軽蔑したり無視することは
自分自身の価値を人間的に下げかねないから注意してほしい。
人間的な人柄や人格、また好き嫌いはビジネスの世界では別物である
ということである。

私の言っていることは、ご自分のビジネスシーンを成功させようとすれば、
有効な情報という意味に置いての意識の持ち方なのであるから・・・・。

つまり、世のすべてにおいて氾濫する情報の約80%は切捨て
実績を残している約20%の中にその情報はあるということだ。
限りある時間と資源を有効に使うには、残念ながら着眼点を絞るしか
ないということである。

何から何まで情報収集に時間を使っていては
いくら時間があっても、何も達成できない。
どうぞ、情報収集することが目的にならぬように。
最終目的はビジネスの成功成就であるから・・・・。


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■ 無手勝流師範 (勝手気まま!)
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ライブドアという活字、マスコミに出てこない日は無いというほど
その露出度は凄まじい。

また、その動向については、経済界から政治家を巻き込んで
賛否両論を呈しているから、良くご存知だと思う。

プロ野球選手の大リーグ思考、古い枠組みからの脱却を図るように
また、現在まで支配してきた過去の社会構成からの離反を意味するもの
である。大小を問わず、どこの分野でも起こっている社会現象で今の日本
を象徴するかのようだ。

これは自然な傾向である。
これがなくては世の進化も向上もない。
その点、花業界は静かなものだ。
これ不自然である。
目先のことも大切だろうが、
もっと俯瞰的な目で業界を見るのも
大切だよ。


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