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Vol 132  2005/07/19 配信済

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■  定説って何だ?
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な・なんでこんな当たり前のことを忘れてしまうのだろう・・・・?
ということを私たちは日常的に経験しています。
ただ「成果」という結果を求めるが故の結果であるようです。
他からのプレッシャーで「これを達成しなければならない。」と
する脅迫観念からの行動で近眼的な思考の組み立てなんでしょうね。

そういう私もこんな単純なワナに落ち込むこと大有りで反省の日々なんですが・・・・。

例えば、ある商品を「売りたい。売りたい。」と願うあまりターゲットの設定
を怠るというものです。まあ、ターゲットというよりもマーケットの存在を
忘れるというものです。また、ちょっと言葉の使い方が違うかも知れませんが、
私は「タイムリー」という言葉が的を得ているように思えてなりませんが・・・。

つまり「モノの価値はタイムリーで、その価値が決まる」というものです。
ビジネス的には「需要」と「供給」また「シーズ」と「ニーズ」などという言葉を
使います。でも、いくら「需要」と「供給」また「シーズ」と「ニーズ」という接点が
存在することが判っていても、今その時期を捉えてタイムリーに手を打たなけ
れば意味が無いということです。


ところでプロ野球の選手で「記録」に残る選手と「記憶」に残る選手という
言われ方をすることがあります。記録に残る選手とはタイムー非タイムリーに
関係なく数字的な成績を残す選手です。ところが記録的には平凡なんですが、
ここぞという期待される場面に力を発揮する選手です。
ですから多くのファンへの心に刻まれ記憶に残る選手です。

ここは打っても打たなくても別に誰も感動しない場面。
でも、打てば記録は残ります。一方、打って欲しい場面に打っても
記録として残る数字は同じですが、ファンへの記憶は大きく違いますし、
次の機会への期待感が格段に違ってきます。

これが、ファンサービスとして重要なプロ野球選手の価値です。
また、プロ選手としての商品価値で報酬に繋がります。
選手で客が呼べるという価値です。


・一円の買い物に一億円は必要ありません。
・一億円の買い物に一円では買えません。
・野球のグローブでサッカーボールを捕らえることは出来ません。
・ゴルフのカップにはサッカーボールは入りません。

書けば、あまりにも当たり前で笑いが出てきそうな常識的なことです。
ですが、この笑えることを、平常心を忘れた私たちは無策・無心でありえない
ことがありえるような錯覚を起こして必至に実行しているように
見えて仕方がありません。


多くの死筋商品も含めて店先にはボリュームを持たせることが
売り上げに繋がるという古典的な定説ですが、商品が少ない時代の話であって、
現在のような商品があふれている時代には当てはまりません。
しかし、過去のトラウマから逃れられない人々には、この定説も立派に
精神的な部分で機能しているんですね。

ところが昔も今も変わらず言われる定説で「売れる商品を仕入れる。」
なんですが、これは昔も今も変わりないバイヤーに求められる仕事です。
「無駄な商品は、たとえ一品たりとも仕入れるな。」です。
なのに、前者のこの定説はな・なんでしょうね?

まあ、売れない商品を売れる商品と抱き合わせで売りたいとする
降ろす側の営業用トークなのでしょうが、入り口と出口の違いで、
降ろす側と降ろされる側の違いがハッキリと見てとれます。
立場変われば言い分も違ってくるという証拠ですね。

ところが、その降ろす側が違った意見を言う場合があります。
それは生産者へ向かって言うときです。
「この商品は今は誰も求めていません。時代にあった商品開発をしてください。」
なんか変ですね。
でもね、今でも死筋も含めてボリュームが本当に売り上げに貢献するという
この定説を信じて降し先へ説得している営業マンがいるのも困ったもんですね。



今回はこれで終わりです。
では、また次回をお楽しみに。



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■ 編集後記
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世の中には、どう考えても本当のようで嘘の話はあふれるほどあります。
ところが、どう考えても嘘のような本当の話も案外と多くあるんですね。

しかし、私たちは前者の本当のような嘘の話を信じて実行します。
その結果、失敗の連続と無成果の積み重ねです。
嘘のような本当の話を実行するに絶えず恐怖心が付きまといます。
勇気と決断力が必要です。


少々余談になりますが、映画に興味ない方には申し訳ないのですが、
ジョージ・ルーカスの「スターウォーズ」で代表的なキャラクターの
ダースベーダですが、彼が、なぜジェダイの騎士から暗黒面に堕ちたからは
ハッキリと「恐怖観念」からであるということを言っています。
映画からの引用でどうかと思うのですが、やはり「恐怖心」というのは
すべてに対してネガティブであるようです。


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■ 無手勝流師範 (勝手気まま!)
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様々なファンサービスで人気回復を目指す各球団ですが、
根本的な問題の改善は行われていません。
それは、観客の質とテレビ中継の番組作りの質の悪さです。

ともかく音が耳障りである。
球場へ足を運べば、ゲームの進行に関係なく、一回表から鳴り止まない
太鼓と鐘とラッパの雑音、そして私設応援団から発せられる汚い野次。
だから私は球場へ足を運ばなくなった。

また、テレビのチャンネルを野球番組に合わせると、選手を意味もないタレント的
扱いで選手の私生活をどうしたこうしたと解説する。
そして聞こえてくる観客の大合唱・・・雑音です。
だから、私は野球の番組を見なくなった。

その一方で大リーグは多く見るようになった。
確かに野茂、松井やイチローに代表される日本の一流選手の大リーグ流出で
興味が増しているという理由はあると思うが、根本的にボールゲームとして
ともかく雑音が無くゲームを楽しめる。

そう、野球というスポーツを観戦するオーディアンスの質が明らかに違う。
球団運営にとって有料観客があってのプロ野球ということは良くわかる。
しかし、一方に現在のスタジアム観戦形態が嫌いだといって球場へ足を
運ばないファンが多く要るということに気が付いて欲しい。
純粋に日本での最高峰の野球ゲームを楽しみたいと思うファンは多くいる。

その願いが悪質な私設応援団の存在とそれに同調するような一部ファンの
存在で、ますますプロ野球を面白くしていない。

あるとき私は息子と東京ドームへ観戦に出かけた。
私設応援団はグランドを背にしたままだった。
ゲームに関係ない選手の野次を汚く発し続けた。
息子はもう野球場へは行きたくないと言った。


球場という場は私の幼い記憶を呼び起こしてくれるだけに十分な雰囲気を
持っている。昔はドーム球場という近代化された球場はなく、
すべての球場が青空天井で天然芝であった。
その芝の青さに幼いのころの私は非日常の興奮を覚えた。
そして、私は小銭を貯めた貯金箱を壊して野球グローブを買った。
もちろん、そのグローブを持って球場へ何度も通った。

もうこれだけで十分である。
自分もゲームに参加しているという気持ちにさせてくれる。
だから、投手の投げるボール、それを打ち返す打者、ボールは観客席のどこへ
飛んでくるか判らない。ファールボールの真剣に目と体で追った。
そして、自然とゲームの流れを覚えた。
感動あるプレイには自然と興奮させられる。
そして、拍手と歓声が沸く。
これだけで十分野球観戦は堪能できる。
そして、またその感動を味わいために球場へ足を運ぶ、
また、テレビで観戦したくなる。

つまらない演出はすべてをダメにする。
テレビ局には純粋にゲームを放映して欲しいものだ。

大リーグは長い歴史があるが、基本的なファンサービス、
つまり、幼い子供たちの夢をかなえる姿勢が守られている。
グラブを球場へ持っていく。
そして、ボールの行方を追う目線や行動に純真な気持ち感じる。
長い歴史の中でありながら、これらの古典的で基本的な仕組み
そう純真なファン心理を大切にしている。

つまらない改革を目指すよりも、本当に野球というゲームを観戦する
ファンを大切にしてもらいたいものだと思う。


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