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Vol 136  2005/08/16 配信済

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■  花だけを売っていても儲かりません。
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花だけを売っていても儲かりません。
つまり小売商は儲からないという意味です。
もちろん、その中には問屋も入ります。

右にあるものを左に移動するだけで
利益を得ようとするような旧態とした商売では
消費者の期待に応えるだけの付加価値はつきません。

物があふれている現在は買い手市場なのですから
余程の価値が存在しない限り商品としての魅力は感じません。
物が無い時代、物さえあれば何でも売れました。
これは需給のバランスが崩れていたために起こった現象です。
そんな時代背景があったからこそ人々は数々の商品に飛びつきました。
そしてヒット商品は生まれました。
必然そうなっただけです。
無理にヒット商品を作ったわけではありません。

ともかく企業にとって欠品を出さないことが利益の根源でした。
また、欠陥商品を作らない運動で利益率の向上も達成しました。
それに伴い、研究熱心な技術者によって生産技術も向上しました。
そして勤勉で誠実な労働者がそれを支えました。

しかし、必然の理屈で器の中が一杯になれば、その後、いくら注ぎいれても
器のからはあふれることは誰もわかっています。
しかし、この理屈を忘れて私たちは旧態とした志向の中で
ヒット商品を作り出そうとしています。
これは滑稽です。
出来ないものを出来るかのごとく信じている錯誤です。
だからこそ、この真理を理解し古いキャリアを捨てる意識改革と同時に
新分野への投資を行なわなくてはなりません。

いつまでも過去の栄光をもう一度という精神構造の人々の
多い花卉業界では何の変化も無く衰退するだけですよね。
何をどう考えても、また何をどう動かしても結果は同じです。


ところで、最近のトピックスからの話ですが、
アップルコンピューターがアイチューンズの名で
日本で音楽の配信を始めました。
一曲150円〜200円です。
すべての曲を視聴して買うことが出来ます。
でも在庫100万曲とはいってもすべてを網羅しているわけではありません。
私の好きなアーチストの曲を購入しょうと試みましたがことごとく対応外でした。
ここがこれからの課題だと思いますが、何か時代の変化を感じますね。

結果は四日間で100万曲の配信に成功しました。
これは何が変わったのでしょうか?
音楽を売るというビジネスに変わりはありません。
売る方法が違っているのです。

もちろん、それを支持する消費者が居なければ意味がありませんが
この数字は明らかに現在の消費動向と消費意識の変化の現れです。
多くの問題を乗り越え、アップルコンピューターは日本の音楽配信に
新しい道を作りました。だから今以上のスピードで音楽業界は
変化するでしょう。そして更なる進化を成し遂げるでしょう。
ある意味で、日本の音楽業界も安泰かも知れません。
もちろん、この現象でミクロの部分で消えていく音楽関連の会社もあるでしょう。
しかし、マクロで見れば更なる進化を遂げることは確実です。


どこにも変化を拒む層は存在します。
しかし、変化を恐れず、改革を求める層が頭角を現す業界ほど
将来は安泰です。

すべてはユーザーあっての商売です。
そのユーザーへ利益をもたらしてこそ各産業、各業界は進化を遂げ
多くのユーザーから支持され、そして巨大化します。


現在の花市場は物流センター化すればいくらでも効率よく稼ぐ
ことが出来ます。どんな詭弁を述べて既存の組織を守ろうとしても、
この現実は変わりません。
現在の流通システムには多くの欠陥があります。
そのため多くのコストを強いられています。

これを解決するためには、すべてのデータを一元化すれば済むことです。
これが出来ないのは変革を拒む層が多くの権力を
持っているという証です。

果たして花市場が介入するオークション形式は必要でしょうか?
関係者はきっとこういうでしょう。
「将来はわからないが今は必要」と・・・・・・。
でも、こう言っているうちは何も変わりません。

改革は簡単に出来るのではありません。
一年、いや五年かかっても出来ないものもあります。
それは変革を妨げる層が力を持っている場合です。
でも、日々改革路線を突き進む者さえいれば
徐々にではありますが、黒色に白を一滴入れると
ブラックはグレーになっていくように色は変化をしていきます。

十年前に現在のネット環境を想像した人が
いったい花業界に何人いたでしょうか?
また、ネットでの取扱高が一体いくらあるか知っている人は
いるのでしょうか?

今からでも始めましょう。
損失は少ないうちに改善することで取り戻せます。
下がり続ける売り上げを現在のリアル店舗で
取り戻すことは非常に厳しいことは皆さん判っているともいます。

しかし、ネットで売り上げの10〜20%程度は簡単に取り戻すことは
思った以上に簡単でしょう。
本気でネットで花を売ることを考えてください。
きっと、好結果が待っています。
行動することが大切です。

でも、間違った方法で、ネットで花を売っても結果はついてきません。
ここは慎重に入り口を間違えないように・・・・・。
本気でやるしかありませんよ。

花の勉強はするが、販売の勉強をする人が本当に少ないです。
ましては、これから間違いなく主流となるデジタル環境の勉強を
忙しいという言葉にかまけてしない人が多すぎます。
困ったさんですね。

これは生産者も市場関係も花屋も仲卸も・・・・みんなみんな言えることですけど。


今回はこれで終わりです。
では、また次回をお楽しみに。



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■ 編集後記
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デジタルな環境を垣根なしで受け入れるヤング層を開拓する
必要があります。
特に花業界は・・・・・・。

「今時の若者は・・・・・・。」という苦言は、いつの時代も
継承された言葉です。

苦言の中には、礼儀作法などの躾という意味を多く占めています。
しかし、時代を変えるのは礼儀作法ではありません。
また、礼儀作法がしっかり出来ている?はずの
古い体質のおじさんではありません。

各産業とも同じ問題を抱えています。
それは現在では対応できない化石化した過去のキャリアを
後生大事にする先輩たちの存在と過去と同じ取り組みで問題を解決しようとする
体制です。これでは何も変わりません。

でもね、もっと悪いのはそのことに気が付いていない若者が多いことです。
それに増して過去を捨てきれない先輩たちの言うことを鵜呑みにして
信じている馬鹿ヤングもいるから一概にヤングをというひとくくりに
するのもどうかと思うのだが、ともかくストレートに信じないで
まずは先輩の云うことは疑ってくださいよ。

こういう私も花卉業界では先輩の部類に入りますが・・・・
皆さんの感想は?




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■ 無手勝流師範 (勝手気まま!)
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古い雛形にガンジガラメになっている企業。
志向もシステムも含めてすべてが古い体質のままで
改革を行なおうとしてもそれは無駄なことだ。

ハッキリと時代は別の姿に生まれ変わったという認識と自覚が必要だ。
捨てることが出来なければ、拾うことは出来ない。

「これからは若い力必要としている。」
もっともである。

が、しかし、言葉だけが一人歩きしているように思えて仕方が無い。
最前線に若い人々を登用するだけで、システムは旧態のままじゃ
なんの意味もない。

大切なことは、現場権限の確立とマンパワーに任せることだ。
係長、課長、部長と許可を取る稟議というものが
どれほど時代のスピードに対応していないかわかるだろう。

即断即決というシステムの確立が出来ていない企業に将来はない。


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