━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ もうひとつの策が必要だ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「ローレライ」「亡国のイージス」「戦国自衛隊1549」と原作が次々と映画化
された。作者は小説を読まないという福井春敏氏37歳である。
何から影響されたかといえば99%が映画であるそうだ。そして、残り1%の
中で、そのほとんどをマンガからと答える。正に新人類である。
また、従来の作家と違う点は、どうしたら小説が売れるかという視点に
立って小説を書くかという点だ。
つまり、自身の情報収集方法も変わっているが、
プロモーション能力とマーケティング能力を兼ね備えた作家といえる。
「俺が今、大事にしているのは、お客さんの立場に立つという、
ものすごく単純なことなんです。 本屋に向かわせるには何をしたらいいか。
・・・・・・・買わせるためには何をやったらいいのかを考えていく。
自分を一消費者として考えていくことが俺の商売のやり方だし・・・・・・」と
いうように一販売員、また一宣伝マンとして作品が書きあがるとシフトする
という姿勢である。
プレジデント2005/08/29号 特別増大号より抜粋
人は打算的なものである。
これは方程式のように存在する。
自身の利益のために計算高く他人を出し抜こうとしている。
しかし、その目的で使う方程式(方法)を多くの人が迷う。
そして、結果として他人に当たり障りの無い方法を見つけ出し
自分に嘘をついて納得させ実行する。
しかし、これは大多数の人々がやる方法だから、あまり成功しない。
つまり善人で在りたいとする虚栄心が勝つことになる。
ホリエモンが広島6区に立候補した。
またも売名行為である。
がしかし、これが企業価値を高め、資産運営で勝ち組になる方程式と
すれば彼にとって、またライブドアにとって最善のプロモーションである。
彼にとって恐らく、政治倫理や国政という場についての大義は無いだろう。
国選は企業利益のための道具に過ぎない。
自民党にとっても、またホリエモン双方に利害が成立した。
その証拠が、どちらの転んでも逃げ場のある
無所属での出馬である。
しかし、彼が優れたパフォーマンスを披露しても、
決定権は有権者にあることに変わり無い。
既存の企業本体の仕事を額に汗してまじめにコツコツと全うすれば
成果はおのずとついてくると長い間教えられてきた。
だが、今更という感は否めないが現在のビジネス活動は明らかに違う。
というよりも、もうひとつ新たな手法を兼ね備えないと成功はないという
事実である。それが、プロモーション能力とマーケティング能力である。
つまり、どうしたら売れるのか?また消費者は何を求めているのかという
答えを見つけ出す能力を磨き、如何に知らしめるかという能力の開発である。
これを時代は変わったという抽象的な言葉では解決できない。
花屋になりたい。
花店を持ちたい。
だから花の勉強をする。
ここまでは誰しも自然的流れでベーシックを学習するし、花を、という
一思考でビジネスはできた。つまり、花という業界に足を突っ込めば
どうにかなったという事でもあるが、しかし、もうこれだけでは上手く
いかないことは誰しも理解できることだ。
私は多くの花商とお付き合いがあるが、そこで
「もういい加減に昔のことは忘れたら・・・・」と思うことに遭遇する。
というよりもいつまでも過去の方法では花は売れないよ。
というのだが、どうも理解してくれない。
花の店頭陳列や新商品の導入というハードな面を直せば改善するという
ものではない。まま私の説明不足も手伝ってか話は平行線を辿る。
私自身が花業界の裏まで知っている事情もあるから、花商とは多くを
語らずともツーカーで会話は成立する。そのせいか最後は花商の嘆き
を聞く側に回る。
私の言いたいことは「その頭を変えろ。」なのだが・・・・・・・・・。
そこで嘆きに関連して、こんな記事を同じプレジゼントから抜粋してみよう。
日産自動車は2000年3月期決算で5900億円の赤字を計上した。
そこへ、カルロス・ゴーン氏が登場した。
ゴーン氏は前任の専務・常務など役員に業績不振の原因を問うた。
だれもが、その原因を政府の経済政策やデフレだと答えた。
そこでゴーン氏は、なぜトヨタやホンダは業績を伸ばしているのか?と問うと
全員が押し黙った。
これを業績が悪くなっても、自分の責任と考えようとはしない“他責の文化”と
ゴーン氏は云う。
結果、皆さんもご存知の通り日産は有利子負債2兆1000億円を4年で完済した。
今回はこれで終わりです。
では、また次回をお楽しみに。
***********************************************************
■ 編集後記
***********************************************************
出来ない奴は出来ない。
出来る奴や誰に言われること無く既に実行している。
もぐらたたきではないが、出てくる問題を察して
負を消して行きコンセンサスを得る消去法。
一見、多くのコンセンサスを受け入れ優れた方法のように
見えるが、まず上手くいったためしがない。
コンセンサスを得ることが目的とすれ違ってしまう現象だ。
そう、多くの賛同を得ることで目的を達成した気分になるものだ。
これには気をつけなければならない。
そして、その時は手遅れであることが多い。
本当に単純な理解も、忘れてしまう人間であるから・・・。
また同様の意味で、企画書を書き上げた段階で
満足を得るということもある。
あくまでも最終目標はスループットであり
また如何に早く具現化できるかである。
*********************************************************
■ 無手勝流師範 (勝手気まま!)
*********************************************************
私の良く行く世田谷のティーショップ。
美味しいコーヒーを飲ませてくれる。
それ以上に嬉しいことは、禁煙家環境の維持も然ることながら
愛煙家の私にも疎外感を与えない店作りが気に入っている。
両者の利益を具現化しているところが素晴らしい。
まあ、タバコを吸う人々を悪という社会通念が出来上がりつつ
ある現在の先進国では、愛煙家は肩身の狭い思いをしているに
違いない。渋谷の駅前広場の一区画に青空天井の愛煙家のための
スペースが設けてあるがそこに群れる愛煙家を傍から見ていても
寂しい気持ちになる。
また、東京地方裁判所の一階ロビーにも喫煙室があるが、
もうここなど最悪で、窓も無い狭い部屋に、無機質な立ちテーブルと
これまたゴミ箱のような灰皿が並ぶ。
そこに数十人の愛煙家が時間惜しさ気に
吸うタバコは虚しい限りである。
これから審議に向かう民事の被告も原告も入り混じった
世界なんだろと勝手に想像しながら吸うタバコは味気ない。
だったら、タバコをやめろという声が聞こえてきそうだが
吸わない権利もあるが、当然、吸う権利もある。
また、世田谷区役所もそうだが、玄関の横に箱(3帖ほどのスペース)
がある。ここも同様に世論の声(?)に応えるかのように禁煙こそ善と
いう一辺倒の取り組みだ。 つまり、これらの偏った施策はすべて
行政の取り組みである。
まあ、何をいわんやはお分かりであろうと思うが、
小泉内閣のスローガンでもある「郵政民営化」20数万の郵政労働者
の処遇が問題視されているが、これは氷山の一角で賛成派も反対派
も真意は簡保・郵貯のお金の行き先にあることは明白であるが、
それはそれで味気ない規則一辺倒で国民への利益還元という
アイデアを何一つ出し切れない行政がやることと言えばこういう事である。
まあ「郵政民営化」の真意は別として、民営化ということは
、こういうユーザービリティを思う改善が行われるということであり、
利用者(国民)の利益が具現化するという事でもある。
特定郵便局の「大樹」という特殊な組織(票田)が無ければとっくに
民営化は完結しているはずだ。言い換えれば反対派が国民の利益を
ないがしろにしているということである。
私は自民党員でも、小泉シンパでもないが、ユザビリティという観点で
すべては解決できるという論者であるだけだ。
そう云った意味で愛煙家の環境が無くなっている状況で、この店には
ユーザビリティという観点で双方の利益を考えた店作りのコンセプトが
存在する。
中々なものである。
|