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■ 消費パターンの変化
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PC端末が家庭に一台から一人一台の社会では、各々が生活向上のための
情報集めにインターネット検索が主流であることは、皆さんもご存知だと思う。
私たちの生活向上(便利)への要求度は高くなる。
一日二十四時間という限られた時間の中から自分の為に使える時間
をどれだけ増やせるかという際限のない課題を背負っているようだ。
つまり、豊かな生活を生み出す源泉は時間の有効活用だといっても良い。
こういった流れに対して賛否両論はあろうかと思うが、実際には、
好むと好まざるを問わず、こういう社会構造の流れなりつつあるのは
否定できないのではないだろうか。
■「便利」という仕組みをお金で手に入れようとする。
「これで良いのか?現在社会」というモヤモヤとした疑問を持ちながらも
大多数の人々が精神的な充実感を満たす為に物質に手を伸ばし
目指す生活環境を手に入れようと時間を短縮できる便利なサービスに群がる。
これが現在の消費パターンである。
こういう消費パターンの中で花屋の置かれているポジションを見た場合、
明らかに宙に浮いた感じのする物販業の類ではないだろうか?
もうお気付きの方は居ると思うが、街中にある既存の一般的花店のポジションだ。
全く存在価値がないというように乱暴なことを云うつもりはないが、
薄れてきていることは確かなようだ。
忙しい時間の中でわざわざ出向くような消費スタイル敬遠されつつある。
つまり、既存販売マニアルの花屋展開では中々これからの消費者には
受け入れられるには厳しいということである。
「自家消費はスーパーの安価な花」
「ギフトはちょっと無理してでも品揃えの優れた高級店」
「忙しいビジネスマン・ウーマンはインターネットでギフトを贈る。」
「葬祭は専門業者のネットワークで固められる。」
そしてブライダルは総合的にプロデュースする演出力が問われている。
つまり既存の花屋は仕入れれば何でも売れたという繁栄の本流から支流へ、
そして現在、回流することのない溜まりの位置に居ることに早く気づくべきである。
活発に動く経済のステージには残念ながら既存の花屋の姿はない。
過去の栄光と共に朽ちていく旧態とした経済のステージに
取り残されているようでならない。
■「便利」というキーワードに関連して・・・・・・・。
JR東日本の進める「スイカ」などはこの典型である。
カード購入時にディポジットとして500円徴収される。
その後の割引などインセンティブは一切ない。
しかし、このカード一枚あれば発券機などで切符を買う手間が省ける。
また、このカードがカバーする路線ならば乗り換え運賃に
気を使うこともない。とJR東日本はうたっている。
まあ、どちらにしても「便利」を売っていることに変わりはない。
また、スイカ使用可能な加盟物販店なども増えているようで
付加価値を付け、更に「便利」を売りにしている。
現金がなくても小額商品が買えるというサービスである。
電車に乗るには切符を買わなければ乗れない。
その切符購入時の手間を省いてくれるサービスで
まさに時間を省略してくれるという便利を売りにした商品である。
実際に東京の通勤ラッシュを体験した者ならば、
通勤客は一時の時間も惜しんでいることに気づくだろう。
一方で「これは正常な人間の生活ではない。」と嘆くのは勝手だが、
既成事実としてビジネスマン達はこういった現実を受け入れながらも
どうにかして自分の時間確保に神経を使っている。
こういったニーズに商材をぶっつける「サービス商品」と思えば
消費者ニーズをつかむコツが見えてくる。
■本当にパラダイスか一等地出店?
外から見ると華々しくも、羨ましくも見える一等地での店舗展開だが
多くの人々が行き来する駅構内や集客を期待できる大型商業施設なども
例外なく、市井の花店と比較も持つかない激しい戦いが繰り広げられている。
デベロッパーからの要求は売り上げだけに止まらず、トータル的な戦略で
演出する場として営業時間の厳守はもちろん。
接客からイメージ戦略まで細微に渡って高度なクウォリティが求められる。
まるで自分の店で自分の店ではないような感覚にさせられる。
つまり、そこには絶えず進化する姿が求められるわけだ。
これに応えられない場合は撤退を意味する。
■パラダイムの転換
これを踏まえてみれば生活に潤いをもたらしてくれる花という商材を
見たとき当然のことで買う消費者の気持ちを知ることがもっとも
大切なファクターになる。
一般的な消費者やビジネスマン的な活動圏で生活をしていない
花屋のオーナーたちはこのことを忘れているのではないだろうか?
「売れない。売れない。」と嘆く前に、便利というサービスをどのように
提供できるかという思考回路を発達させる必要がある。
まさに想定外の売り上げ低下で「こんなにも落ち込むとは想像することも
出来なかった。」と言っても後の祭りである。
花屋のイベント時には猫の手も借りたいほど大層忙しい。
しかし、過ぎればその反動は大きく、静まり返った店先がやってくる。
小さな予兆は、いずれは大きな現実となって帰ってくる。
この静けさなんて、いつまでも続かないと断言できることは出来ない。
先に述べたインターネット環境へのアクセスに一人に一台というPC時代。
インターネットから情報を入手する一方通行の時代は終り、これからは
インタラクティブにユーザーが自由にアクションする時代。
つまりインターネットからすべての生活環境用品を手に入れる時代へと
変化したという事実である。
今回はこれで終わりです。
では、また次回をお楽しみに。
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■ 編集後記
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5月14日 母の日が近づいています。
今現在も発送分の整理に追われていることでしょう。
また、梱包作業真っ只中というお花屋さんも有るかも知れません。
どちらにしても、お体に充分気をつけて、後もう少しです。
最後の日まで踏ん張って頑張ってください。
快い疲労感の月曜日が来るといいですね。
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■ 無手勝流師範 (勝手気まま!)
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5月8日の朝日新聞朝刊第一面
「一発で営業停止」という活字が躍った。
トラック・バス・タクシー会社
事故に歯止めとある。
先のチワワのコマーシャルで有名なサラ金業者「アイフル」への全店営業停止という厳しい処置に見られるように役所の姿勢が強権になってきた。もちろん、無謀な取立てを指摘された悪徳業者を野放しにしていることは許されない。
規制緩和で日本の各業界は多くの業者が参入できるようになった。そこでやりたい放題の仕事ぶりにお上が噛み付いた形だ。「自由にやってもいいよ。でも守るべきものは守れ」ということだろう。やっぱり、この国は自主性に任せるという大人の対応では無理な国民性か?一から十まで、何から何までお上の示す参考書が必要なのか?
先のサッカー元日本代表監督トルシェが言うように、日本人は管理体制というシステムの方が機能すると指摘する。一方の現代表監督のジーコは大人の対応を目指す。つまり選手の自主性を尊重するという体制だ。
どちらがというものではないだろうが、少々自分自身に置き換えて考える必要があるのではないだろうか?仕事、私事とあなたの自主性は?管理された方が楽に決まっている。思考を停止すればいいんだもんね。
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