━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 最近、関心を持ったもの。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
面白いピトックスがあった。
それは男子トイレの便器に“的シール”を貼るというものだ。
女性読者には下種な話題になるがお許しを願いたい。
男という生き物の嵯峨で、的があれば命中させたいという本能の
ようなのもがあるらしい・・・・。
その効果で公共の便器の汚れが著しく低下したという。
お陰で便器のメンテナンスが飛躍的に楽になり、また美化にも
大きく寄与していると管理会社はいう。
また、このシールを発売した印刷会社には、大きなビジネスチャンス
が訪れようとしているらしい。どこに、ビジネスチャンスがあるかわからない。
このシールを利用している関空のトイレは世界で一番男子トイレが美しい
と評判らしい。関空を利用される男子の方は一度トイレ実用も兼ねて
見学してみてはいかがだろうか・・・・。
それからもうひとつ、感心していること。
これは特許系だと思うのだが、いつの頃からか皆さんも多くのご経験が
あると思うが、マクドナルドのドレッシングやコンビニで売られている
フランクフルトソーセージにつけるケチャップとマスタードが押せば一回分
が同時に出てくる使い捨ての容器である。
見れば簡単の原理であるが、ワンタッチでスムーズに目的が達せられる。
なるほど便利だと感心させられる。
まあ、ここで紹介した例はアイデア商品に分類されるだろうが、
お客様に喜びを提供するという意味合いも含めて生鮮品である花も
お客様に喜んで頂くという広義でみれば、そこにビジネスチャンスが
存在しているかも知れないのではないだろうか。
今では、どこの花屋へ行ってもあるポピュラーな商品「アレンジメント」がある。
しかし、一般的な商品として店頭を賑わしたてから、まだ20数年ほどである。
当時は花首から折れたりした端材を使って小さなバスケットに挿したというのが
始まりだったようでロス処分的商品としてあったらしいというのを
古参の花商から伺ったことを思い出す。
現在は、吸水スポンジや各種器などの多くの便利な花用資材があるお陰で、
独創的で魅力的なアレンジメントが楽しめるし、この商品が無ければ商売は
なり行かないという商品になっている。
余談だが、これに関連して、吸水スポンジが高価で一般的に普及していない頃の
盛り花や祝スタンド花のベースに榊の葉を詰めていたということを皆さんは
ご存知でしたか・・・・・?
新たな商品の開発、また、新たな販売方法、そして販売機会の多様化など、
手につけていない未知なもの限りなくなるのではないだろうか・・・・。
そう思うとことから、ビジネスチャンスは巡ってくる。
勝ち残ることでシェアが獲得できる。
これ、当たり前といえば当たり前。
敗れた者たちの財産を受け継ぐことであるから。
衰退する産業で無い限りこの論理は生き続ける。
では花産業はどうか?
石炭から石油へ急激な転換をしたエネルギー産業の
様に生花から造花へ進むことは、まず考えられない。
あるとすれば販売システムの転換で
勝つ企業と負ける企業に分かれると予測できる。
つまり、マーケティングで消費者に支持される新たな市場を作ると
いう取り組みをシステマチックに展開した企業が勝ち残るということ
ではないだろうか。
今回はこれで終わりです。
では、また次回をお楽しみに。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
花屋が花屋である所以とはなんだろうか?
花の知識人か?
多くの花を売ることか?
花職人か?
花業界守旧派か?
花業界人の地位向上か?
花の文化人?
う〜ん。
全部当てはまるようで、何か違うという感じ。
好きな花で生活できれば、こんな幸せないことはないという人は多い。
その環境を手に入れる。また、守る為に二義的な方法論の確立が必要だ。
つまり、どう利益を出すかということである。
これに真剣に目を向けるためには覚悟が必要だ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 無手勝流師範(勝手気まま!)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
そうそう「覚悟」という言葉は武士道でよく使われた言葉だ。
昔から戦う者に覚悟はあるかと問うた。
また、似た捉え方で一期一会という言葉もある。
この言葉の語源だが、茶会などで、おもてなしの心得で使うような。
今ある命も明日は。
また、今の機会は一度しかないという意味から
刹那を問うた。
どちらも今を大切に真剣に向き合いなさいという戒めなのだろう。
最近、サッカーの中田英寿がテレビの中で使った言葉だが、
「覚悟」の欠如が気にかかるというような意味合いで引用していた。
私は仕事柄、多くの花屋さんへ提案をさせて頂いている。
そこで、この覚悟という心持で花の仕事に取り組んでおられる
オーナーに出会えることは滅多にない。
今の苦境をどう乗り切るかという難題に向かって
小手先の方法論で解決をつけようとするオーナーたちの多いことに
少々の違和感をもっている。
周到な準備と計画で、これをやると決めたらとことん付き合うという
姿勢に欠如するということかもしれない。
すぐに、成績を好転させてほしいという希望は誰よりも強く望む割には、
その方向性やビジョンを持っていないオーナーがほとんどである。
まあ、ここまでは百歩譲るとしても、成績改善のための方法論を
説く前に、その心構えを聞く壇になって、だんだんとオーナーの
気持ちが曇っていくのが解る。
つまり、「そんな厳しいですか?」と言わんばかりである。
どこかで、ダメだったらダメでという逃げ道を持っている。
大切なことは、ダメだったらというネガではなく、必ず成功させるという
強い意志を持つことが必要なのだ。
これは経験則でのお話だが、
新参のオーナーほど、血気に燃え、成功を信じているものだ。
しかし、実際にはその通りに、ことが運ばないことの方が圧倒的に多い。
開店してから、成績は落ち始める。
落ちるのは予想以上に早い。
その幅も予想以上落ち方だ。
ここで、最初に手をつけるのが、決まって仕入れの削減である。
これを始めると再興はまず出来ない。
つまり、仕入れを抑えるということは降参を意味する手段なのである。
成功者するものは、ロスに恐怖心を持たない。
いや、この恐怖には負けない意思を持っていると言った方が
正しいだろう。
これはバブル期のような、意味もない散財投資とは違う。
すべての結果を左右する戦力である商材を放棄するという
ことであるから。
どんなに取り繕っても、欠けているものは欠けているのである。
それをお客様が見逃すわけがない。
たとえ、これらの方法で生き絶え絶えで生き延びても
成功という成長は無い。
|