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■ 本質を見失う商品力への肩入れ
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ちょっとした生活必需品から弁当・飲料・雑誌、そして公共料金の振り込み
から宅配便の取次ぎと多様化する消費者の要求を24時間眠ることなく実現
して来たコンビニエンスストアーのサービスだが、その良さは万人が認めて
いるところであろう「利便性」に特徴がある。
コンビニエンスストアーの本当の売りは陳列された商品の価値もあるが「便利
というサービス」を売っているといっても過言ではないだろう。もしも、銀行のよう
に10時から15時までの週5日営業(窓口)という形態で、あくまでも金融業界慣
行の下、顧客の利便性という部分を置き忘れていたならばスーパーマーケットの
売り上げをもしのぐ事業になっていなかっただろう。
また、コスト削減で店舗数の削減に躍起になり、駅前の一等地のみに店舗展
開していたならば、もちろん現在のコンビニ文化は消費者のライフスタイルと一
致していなかっただろう。まさに、「利便性」はコンビニモデルの根幹をなす生命
線であることに変わりはない。
その一方でコンビニの躍進を支えたのが余りにも有名な「ポスシステム」がある。
これは販売機会ロスを軽減させる為に開発されたものだが、お客にとっても事業
主体にとっても売れない不人気商品をいつまでも並べているのは双方にとって不
幸な結果しか生まない。この問題を解決する為に莫大な設備投資を行い、このシ
ステムから得られる情報をもとに新商品と売れない旧商品の入れ替えがタイムリ
ーに行なわれる。有限である一日24時間という短い商機と限られた商品棚に効率
よく、魅力的で、消費者の便利提供を追求したタイムリーな商品展開ができるかに
コンビニの将来性がかかる。
コンビニは決して安売りをするのでなく「便利」をお客様へ提供するという一義が
基本理念である。すべての商品は「便利」というキーワードの上に成り立つという
一貫したモデルであるということだ。言い換えれば、「利便性」の欠如した商品は
どんなに優れた機能であってもコンビニの商品ではないという事かもしれない。
そこで、フラワービジネスに置いて、このコンビニの基本理念で考えた場合はどう
だろう。便利をお客様へ提供しているだろうか?答えはNOである。絶えず売れる
商品と売れない商品の入れ替えは行なっているか?答えは限りなくNOである。
(その季節に生産出荷される商品にしか選択肢はない。)
お客のライフスタイルにあった販売機会を作り出しているか?答えはNOである。
絶えず忙しく時間を切り詰め働くビジネスパーソンへ有効な時間の提供は出来
ているだろうか?答えはNOである。(お店に足を運ばなくても来店と同程度のサ
ービスは出来ていない。いつまでも待ちの体制のままである。)
先日テレビで放映していてご覧になった方も多いと思うが、事務用品のコンビニと
言ってもいいだろう通販大手の「アスクル」のビジネスモデルにフラワー業界人は
何を感じるだろうか?事務用品はできる限り揃え広範囲に販売対応できるように
顧客への時間を作るという側面を商品と同時に提供している。つまり顧客の時間
を更に作り出すという付加価値をつけたビジネスモデルである。
日本で最初の通販は農家へ向けた種の販売であった。昨今はホームページで
花の販売や情報発信で小売・卸を問わず活発になってきたことは喜ばしいことに
違いないが、しかし、インターネットも多種ある販売方法の一つでしかない。インタ
ーネットがすべてを解決してくれるというは一時の幻想であったことは皆が気付い
ているはずだ。
多用な販売方法を用いて躍進を遂げている他業種の小売業は更なる販売機会の
拡大を目指して着実に顧客の囲い込みに成果を出している。
また一方では「待ち形態の小売」からの撤退を行なって。しかし、その反対で躍進
する業態が手を引くその販売形態を頑なに守っているのが残念だが花の小売商で
ある。これ自体、時代の変化や要求に対応していない証拠ともいえる。
現状の切花流通が実質週三日(基本的には五日)の市場開催だからリアルタイム
で顧客の要望は仕入れ上無理がある。という言い訳を言っている間は何も起こら
ない。花は生ものだから規格商品と同じに出来ないといっている間はなんらの変化
は起こらない。花業界は弱小の集まりだから資本が無いと言っている間は何も起
こらない。決済が、配送が、とロジスティクの問題点を挙げればキリが無い。
最初から最後まで完璧なビジネスモデルなど存在しない。顧客はどこにいるのか?
また何を望んでいるのかを知ればおのずとビジネス方向性は決まるしロジックは
成立する。理念を掲げ目指す道筋で様々な障害を克服することで描いたビジネス
モデルは成長する。
多くの花屋や生産者が膠着した産業形態の中で構造的な疲弊を起こし具体的な
行き先も出口も見出さないで迷走しているのが現状である。サービスの多様化で
様々な商形態が生まれることは自然の成り行きであるはずではないだろうか。
一つの方法論で、すべてが潤える業態はないということを知るべきである。
また、商品力の充実だけで客足が伸びると頑なに信じて疑わない経営者の方々に
申し上げたい。今、現在一番望まれていることはお客の声を聞き、現在社会がどこへ
舵をとっているかいうことを知ることで、集客に至る方法論は多様である。
送品力を高めるというのは、基本的な概念に過ぎず、その商品を如何にして
世に出すかという方法論なき施策は、「水の無いところに良質な種をまくような
ものである。」
与えられた業界慣行の下で、平安を模索し変化を臨まない属は滅びる。
そして、集客の方策を忘れた売り場は待ちの商売をしていてあくびが出るほど
の間に耐えられない日々を送っている人々は外へ目を向けてみるべきである。
今回はこれで終わりです。
では、また次回をお楽しみに。
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■ 編集後記
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歴史を顧みるまでも無く、すべての現象は進化し続けている。
進化を止め、時代に即応できない種は滅びている。
すべてのものに完成という言葉はない。
あるのは、進化と向上という終わりなき進行形である。
この営みを否定するもの、また拒否するものは
ビジネスという世界から退場するしかない。
それを自覚することからパラダイムの転換は始まる。
儲からない。売れないと嘆いてばかりで、動こうとしない人は
正直言って商売を閉めた方が幸福だと思う。
がんばっているという言い訳を言っても、ビジネスの神は厳格に断を下す。
そこに、えこひいきは無い。
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■ 無手勝流師範(勝手気まま!)
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初めての体験
人生の中で始めての体験「入院」をした。
病名は「急性胆のう炎」
10日ほどの入院であったが、当然なことで病院は規則正しく
不摂生の見本のようだった私に拷問のような生活態度を強いた。
胆石が胆のう管の入り口にあり、この胆石がチョコチョコといたずらして
痛みをもたらしていたんです。
これが痛いんですね。
この痛みときたら断続的ではなくタチ悪く継続的なんですわ。
遅い夕食後、胃と肝臓の間の部分に今まで感じたことも無い妙な
違和感があり、その違和感が徐々に痛みに変わっていく。
(この時点では胆のうがどこにあるかなんぞ知りません。)
それと並行して背中も痛み出すわけですわ。
そして、吐き気がしてくる始末。(ゲロゲロって数回トイレへ駆け込む)
もう、この時になるとガマンできていた痛みは苦痛に変わる。
もうガマンは限界、「なんとかしてくれ?って!」いう感じ。
あとはお決まりのコースで深夜の病院へ助け?ってな感じで飛び込んだ。
たまたま近くの綜合病院の当直の先生が内科医で色々と検査してくれたのは
いいのだが、痛みは一向になくならない。
ともかく、患者の苦痛などよりも情報収集が大切なようで
医師はあくまでも事務的な対応。
「急性の胆のう炎のようです・・・・?」
「ハイ、入院ですね。」
「どうします?」
そんなこと急に言われても、こっちも都合があるわけで、
「・・・・・・?」と思案していると。
再度、「どうします?帰宅しますか?」
という脅かしにも似た催促です。
「あの?この痛みは?」
と聞くと
「痛み止めで処置しますけどすぐには・・・・・・?」
という返事。
弱き立場のこっちとしては、病名や症状など、先のことなどよりも、
今のこの痛みを一番どうにかして欲しいわけで、
だから、痛みを担保されたように、担当医の言いなりになるしかない。
(患者は弱い立場なんですわ。)
ともかく即効性は無いわけで、鎮痛剤が効くまで待つしかない。
そして、今後の処置は云々と食事を取らずして点滴で胆のうの動きを制御して
胆石の動きが静かになるまで待つらしい。
それから後日、再度、色々な検査をして胆のう袋に溜った胆汁(膿んだ)抜き取る
手術をすることになる。(この時初めて胃カメラを強要される。)
もう、こうなったらマナ板の鯉状態。
担当医先生の言われるまま。
長く生きていれば体の部品の1つぐらい壊れて当然じゃないか、と強がり
いっても、また、あの発作が来るのかと思うと、どうにかして欲しい気持ちで一杯。
というわけで、我が人生初体験の10日間の入院生活でした。
あっ、そうそう。
入院患者にも猛者はいるもので、一ヶ月飯も食わず、
点滴だけで、歩き回って生きている奴もいる。(すごい!)
花大好きどっとこむ 運営責任者 Shunichi
Higuchi
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