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Vol 220  2007/05/29 配信済

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■  なぜ、花は売れなくなったのか?第二弾
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なぜ、花は売れなくなったのか?第二弾

マクロからミクロへという視点で、打開策のヒントを探してみるのも如何でしょう。
というのが今回のメルマガの内容です。

商売をシンプルに見たとき、お客様あっての商売です。当然のことであるが、
消費者の現状を知ることから、その打開策が見えてくるのではないでしょうか?
また、現実を見ることによって厳しい答えが待っているかもしれません。
それでも将来を思う時、大切な答えではないでしょうか。

ということで、いきなり世界情勢の年表で、学生時代に歴史経済の勉強が苦手
だった読者の方には申し訳ないのですが。これが世界の動きです。たとえ日本の
地方都市の一家業にしても、グローバル経済という糸で繋がっているということは
ご存知だと思います。

石油に代表されるエネルギー資源の高騰で製造コスト増を強いられ、安価な
輸入品の氾濫で日本の製造業は窮地に追い込まれているのが証拠です。

1980年中国は広東省深圳に経済特区を設ける。(日本はバブル経済突入)
1989年ベルリンの壁が崩壊。(日本はバブル経済崩壊へ)
1991年ソビエト連邦の崩壊。(日本は金融再編・リストラの嵐)
1995年ベトナム アメリカと国交正常化(日本はリストラの嵐でデフレスパイ
ラルに入る)

以後、日本はバブル時のツケの清算に追われ、「失われた10年」といわれ
るように、日本の労働環境も冬の時代へ突入。それに伴い人件費抑制を目的
とした派遣社員の急成長で正社員の一般雇用は激減。以後、現役卒業生の
就職氷河期やフリーター、また最近では働きたくてもまともな求人が無いワー
キング・プアーなどといわれる若年層の雇用問題を抱えるようになってきています。

ご存知のように東側と云われた社会主義国家の北朝鮮・キューバなど一部を
残して共産主義体制の経済圏は終焉を迎えました。基本的には、これら一部
の社会主義国家は国際経済に影響を及ぼすほどの経済力はありませんから、
世界は完全に資本主義経済という図式になったわけです。中国もベトナムも
政治は一党独裁の社会主義国家ですが、経済のシステムは完全に資本主義
を基本とする西側体制です。

そうすると、どうなるか、中国約13億人、ロシア約4億人や他の安価な労働力
を持っている国々の労働力がいきなり西側の富を求めて流れるということです。
もちろん、流れるといってもベルリンの壁が壊れた時のように一斉に東ドイツ
からの西ドイツへ労働移民が押し寄せるような問題は各国の移民法や言語的
な問題で起きることありませんが、しかし、潤沢な西側の資本が、これら共産圏へ
流れ込んで工場を作って安価な労働力を確保するわけですから、基本的には
既存の西側の職場を奪うという意味から言えば理屈は同じです。特に中国は、
世界の工場といわれるように西側の製造業労働者の職を奪うことですから大打
撃です。

こういった大打撃を受け続けいている日本の労働力(消費者)を私たちはお客様
としてターゲットにするしかない販売体制でいるのが花業界です。花が売れなく
なって当然ですね。このような現状を直視するところから改善策の思考は始まります。

ということで、いきなり結論ですが、一物一価の販売で生きていくことは困難な
世界に突入したということです。一部を除いて花の小売業(卸も含む)の将来性
は厳しいという現実が突きつけられています。

しかし、ここで矛盾なのですが、主役の花は世の中から必要とされています。
花の販売という商売は頭打ち、しかし商品力のある花自体は必要とされていると
いうねじれ現象です。過去のように、花屋を一軒商えば、どうにか一家の生活は、
できたという最低限の望みも、これからは限りなく出来なくなるというのが現実です。

現実に立派な店構えの老舗の花屋であっても花屋という看板の仕事は名目だけで、
本当は不動産の家賃収入や株や投資信託などを運用して、収入を得て、どうにか
花屋という体裁を保っている人々も多いのではなないでしょうか。


冷静に客観視して考えてください。
「もしも、あなたが消費者の立場になれば現状の花屋さんで花を買いますか?」

1・家庭用の安価な花はスーパーで揃います。
2・葬祭では、業者が手配してくれます。
3・贈答では、簡単にインターネットへアクセスして時間と便利を優先させます。
4・こだわり客はレアで個性的で斬新な花屋を指名します。

1〜4は現状の花の消費市場です。
つまり、目指す道は、これらのひとつの「トップになるしか利益は確保できない」
ということなのです。ここには現状の一般小売商は入れないということなのです。

つまり、これからの花屋の形態はサービス業を主体とした花の販売に活路を
見出すしかないわけで、従来の方式の生産業者、卸、小売は間違いなく淘汰
されるでしょうし、様々な企画や提案で付加価値を創造できる新たなフラワー
ビジネスが台頭してくるのを待つしかないのかもしれません。

つまり、サービス業的要素のソフト面を充実した企業が勝ち残れるという結論です。


今回はこれで終わりです。
では、また次回をお楽しみに。


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■  編集後記
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苦言ですが、花という商品でメイクマネーだけを考えている人は参入業種を
間違えていますよ。メイクマネーだけに興味のある人はハイリスク・ハイリターンの
金融商品がお勧めです。
それが金持ちになる一番の早道で、世界の流れです。


結構、多いんですね。
こういう花屋さんがね。
「儲からない。儲からない。」と連呼する同業者
あなたの近くにいませんか?



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■  無手勝流師範(勝手気まま!)
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このメルマガを書いている時に、信じられないようなニュースが入ってきた。
「松岡農相自殺」というと報道。
生前の騒動についてとやかく言うつもりも無いが、冥福を祈りたいと思います。


「浄水器がどうした。法律に則って報告しています。」という答弁を繰り返していた
モラルのかけらも無い政治家がマスコミや世論からの攻撃くらいで、責任の大きさ
に自責の念に駆られて自身の命を絶つという行為を果たして行ってしまうのか?
というなんとも私には理解のつかない出来事です。

自殺するという異常行為に至るまでの精神状態は正常な人には計り知れません。
政権与党を担う、現役大臣の行動に、なんともドロドロとした世界を感じます。

国政の裏側は私たちの知らない世界です。
まさにアンタッチャブルです。
もっと、大きな圧力があったのではないかという別の思考が起こります。



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