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Vol 228  2007/08/07 配信済

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■  所得とビジネスの関係
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所得とビジネスを考える

近い将来、消費マインドが上昇するかという答えは過去の歴史をみれば
一目瞭然。「所得倍増計画の高度成長期」「日本列島改造論」そして記憶に
新しい「バブル経済」そのメカニズムがどうであれ、事実として、過去の現象は
消費者の所得増に比例するように単純なメカニズムで消費マインドは上昇した。

人々はキャッシュフローが現実のものとなれば、そのモノがどうであれ、各自が
理屈とこじつけでモノに対する価値観を作り出し、そして必ず消費に向かう。
それを支えているのが所得の上昇である。

少々哲学的観念で申し訳ないが、人は欲を捨てることは出来ない。様々な欲の中
でも物欲は避けては通れない大きな欲なのである。欲についての賛否両論は
ともかく、これを素直に受け入れるかで未来の見方も大きく変わる。

人生訓において「立って半畳寝て一畳」と例えられるように、強い欲を持つと
碌な事が無いという戒めであるが、しかし、ここでも最低限の「半畳」「一畳」と
いう空間の物欲は存在する。大小の違いあれども「欲」とはこういうものである。
生きていく上で絶対に捨てきれないもの、それは人間の欲なのである。
それを支え動かすものが、現在社会に置いての所得なのである。

モノ余り現象の顕著な現代でも、所得が上昇すれば、どうであれ消費も上昇する
という単純なメカニズムなのだ。ビジネスを行うものにとって消費マインドは気に
なるところだが、消費者の所得が上昇すればチャンス。上昇傾向の見えない場合
は設備投資や攻撃的な戦略は戒めるものなのである。

そこで、現状の消費マインドは、と問われればNOといえるだろう。世の中には、
1「雇われて給料をもらう労働者」2「自立でビジネスを始める商売人」そして、
3「あらゆるビジネスへ投資する投資家」の三つの仕事のカテゴリしか存在しない。
ワーキングプア、派遣社員の悲哀、格差社会の拡大、住民税率の引き上げ、また
政治不信などで、わずかな所得が消費から貯蓄(資産運用思考)へ回っている。
そして、消費を支える大多数の層(1と2)の弱体化である。

時としてビジネスで身を立てたいとする人々には、攻撃型の思考が見られる。
勇気と行動力を持ってすれば、どんなものでも成就するという成功者の格言などは
勇気を与え、時として心強い味方になりえるが、本当のところは強でも弱でもない
心の状態を保ち冷静な判断力を必要とすることは言うまでも無い。

攻めの姿勢は一見、成功への登竜門とするような誤解されるが、本当のところは
「事有る時も事無き時も同じ気持ちの平常心で。」という心の状態で物事を冷静に
俯瞰的に捉え読み解く力が必要なのである。

少々高所からの見地で申し訳ないが「金持ち喧嘩せず。」といわれるように消費者
の所得が上昇線にないときは静観ということだろうか・・・・・。



今回はこれで終わりです。
では、また次回をお楽しみに。


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■  編集後記
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景気回復とは一体誰に向けて発信している言葉なんでしょうね。
経済紙面を賑わす指数、政府発表の景気動向、日銀の景気短観と
様々な発表がされているが、その数字の示す真意とは?

立つ位置違えば同じものでも見え方感じ方が違ってくるものです。
大企業から見た景気回復とそこに働くものたちとの見え方は当然違ってくる。

企業なんてものは、働く人々の生活を向上できるかという意味からの
存在価値しかない。世界的な貢献度のグローバル企業から一町工場の
企業にいたるまで理屈は同じだ

そこに働くものたちの幸福あって始めて企業の存在価値が生まれる。
所詮、企業とは人々を幸福にするための道具でしかない。

優良企業の経営者や一族の利益確保と政府財政に貢献するものだけに
幸が転がり込んでくる仕組みはどう考えておかしい。

車の前輪後輪に例えられるように企業の景気回復が進むと次に
そこに働くものたちに景気回復が訪れるという過去の仕組みはいったい
どこへ行ったのだろうか?

派遣雇用でコスト削減を図り、決算を乗り切ることは本来の姿ではない。
企業が太ることで、やせ細る雇用が生まれるのでは本末転倒である。 


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■  無手勝流師範(勝手気まま!)
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人々は着実に賢くなっているだろうか?


国が何をやろうとしているかを様々なメディアからの情報で知ることが出来る。
しかし、それは、マスメディア発信者というフィルターを通った情報であるという
事を忘れてはならない。

例えば、最金更迭された前農水大臣の赤城徳彦氏。
彼の行動や言動ついて多くのマスコミは批判的であった。
事務所経費の不正やゴシップ的な絆創膏に至るまで、ネガティブな部分のみで
評価を下した。もちろん、事務所経費の不正など、多くの国会議員が行っている
ことだろうという意味で擁護するつもりも無いし反省と責任を問われるべきである
と思っている。

しかし、彼自身の政治家としての能力について本当の真実はどこにあるの
だろうか?という部分が気になって仕方が無い。

一人の人物の評価を下すことは簡単にはできない。
元の農水大臣を父に持ち、地盤とカバンで国会へ送り出され、東大卒、
農水官僚から国会議員という絵に描いたような世襲のエリートコースを歩んで
きたようだが、マスコミからの報道には彼が行って来た政治活動の仕事がまったく
見えてこないまま一件落着となった感がある。

私は思うのだが、果たして世襲だけで東大を卒業できるのだろうか?
また農水省への入省は可能だろうか?また、六回の当選で農水大臣までなれる
のだろうか?という疑問である。

彼の輝かしい経歴はポディティブな部分、事務所経費、安部内閣、絆創膏、
マスコミ対応はネガティブな部分であろう。

阿部総理の任命責任や裁量を大きく問う方向性にある今のマスコミとって
彼のポディテブな部分は報道の方向性としては必要の無い部分であることだ。
これを踏まえての報道であるということを私たちは受け止めなければ、
今回の農相更迭に限らず本当の真実は益々見え難くなっていくだろう。

今の国政選挙の結果が示すように、世論は右か左に大きく触れる傾向にある。
善か悪か?イエスかノーか?記憶に新しい小泉劇場で衆議院選の自民党大勝、
今回の参議院選挙で、自民党大敗という二極の結果が出された。
記憶に新しいクリントン元米大統領の女性スキャンダルと政治家としての手腕は
完全に別の見方で公平に処理された。

マスコミの偏った報道で左右される世論。言い換えれば付和雷同する国民性を
たくみに捕らえれば選挙に勝て、新聞は売れ、視聴率は上がりスポンサーとの
契約が優位に進められるというマスメディア各社のコマーシャル本位の姿がそこに
あることを私たちは忘れてはいけない。

政治家や政党への本来の評価は政策の意義や実績から導き出すものだが、
コマーシャルマーケティング色濃く、テレビなどで露出度の高い政治家に票が
集まる現実。

マスコミの偏ったネガフィルターを嫌い、自分の気持ちを自身のホームページで
書き綴ったサッカー元日本代表の中田英寿氏のように、これもひとつの方法論
だが、情報を得る側の私たちにとって、大切なことは偏った報道色の強い既成
巨大メディアも含め、様々な情報発信の方法論の存在を認め、その中から真実
を見つけ出すという能力を問われているのだろう。


花大好きどっとこむ 運営責任者 Shunichi Higuchi



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