お花屋さんのためのネットショップ開設講座 その3
第1回目はネットショップ構築に取り組むモチベーションとランニングコストを見据えた通信回線でした。第2回目はリアル店舗とネットショップの買い物の仕方や商品ラインナップ、来客数の捕らえ方について書きましたが、第三回目の今回はそろそろネットショップの作り方です。
まず、ホームページを作るためには次の行程になります。
1パソコンにホームページ作成ソフトをインストールする。
↓
2ソフトを使ってホームページのトップページ(indexhtml)を作る。
↓
3完成したindexhtmlをインターネットに公開するためにお店の住所
(URL)を取得する
↓
4取得したURLをウェブサーバー(データ内容を保管するところ)
へ転送する。
*ここまでの手順はどんなソフトを使っても皆同じだよ。
これであなたのネットショップは公開。世界中の人々からの訪問が可能となりました。とまあこんな感じです。簡単でしょ。でも、この状態ではショップとは云いません。近々お店をひらきま〜すと看板が出た程度です。
しかし、どんなに未完成なページ(ショップ)でも形として出来あがると嬉しいものです。なんとも云えない感動があるものですよ。「さあ、がんばろう!」という気持ちも益々湧いてきます。
本当はサーバーへアップする前にある程度の設計図を書いた方が作業はスムーズですが、プロではないわけですからそこのところは気長に気楽に始めましょうね。嫌でもそのうちにプロになりますよ。だって売れないもんね。それなりに真剣にやらないとね。
■前々回履歴
その1「モチベーション」
その2「宝の持ち腐れ」
その3「ホームページ作りの道具」
その4「真っ白い気持ちで始めましょう。」
その5「ランニングコスト」
■前回履歴
その6「ターゲット」
その7「実店舗の来客数とアクセスカウントの関係」
その8「ああ勘違い」
その9「見方によっては全く違う顔」
◆花屋さんのためのネットショップ開設講座
その10「買ってもらうために」
ここは未完成ではあるが1ページをアップしたということで話を進めます。
まず実店舗ではお客様が店員へ「これ下さい。」と声をかけてくれます。
「ハイ。ありがとうございます。**円でございます。」とお金を頂きます。
この動作をインターネット上で成立させる方法とツール(道具)の説明です。
1 メールで欲しい商品をお客さんに知らせてもらう。
(この方法はメールでやり取りするものですが、極めて初歩的なものです。)
余程特殊な取引で無い限り、このメールで受注を完結させるのはかえって煩雑になります。なぜならば、真っ白いメーラーへ書くわけですから、お客様それぞれの書き方があり読む方も大変です。あくまでもメールは質問に応えたり連絡に使うものとお考え下さい。
2 メールの進化型(オーダーフォーム)
お名前・商品の選択・決済方法・お届け日・価格などなど商品購入に必要
であろう項目の記入欄を作って枠の中に入力してもらうというものです。
これですと、指定項目どおりにお客さんが迷わず記入して送信ボタンを
クリックするとメール機能を使って注文内容の詳細が秩序良く整列して
あなたの受信トレイへ注文情報が送られてきます。
まずはこれがお奨めです。
3、買いものカゴ(カート)
商品一つ一つに集計機能を持たせます。簡単にいえばスーパーの買い物そのものです。カートに商品を入れ最後にレジで清算というものです。この機能は関連商品がある場合やあれもこれも一つの店で買って貰う時などに有効です。品種の多いサイトなどではなくてはならないものでしょうね。
でも、今回の"花屋さんのためのネットショップ講座"の趣旨は商品を絞るということですので、このカート機能については否定的です。あれもこれもと花の関連商品を売りたいでしょうが、ここはぐっと我慢して商品を絞りましょうね。きっと後で「ああ良かった。」となりますからね。
◆ 花屋さんのためのネットショップ開設講座
その11「お勘定*決済機能です」
インターネットでは実際にお客さんと接するわけではありませんので代金を頂く方法です。その代用に決済システムというものを作らなくてはなりません。
現在インターネットで使われている決済方法(システム)です。
1 銀行振り込み
2 代金引換
3 郵便振替(振り込み)
4 コンビニ決済代行
5 クレジットカード
6 電子決済
ひとつひとつの詳しい説明は省きます。なぜならば全てが"帯びに短し襷に長し"という現状だからです。まあ、1〜6のうちで皆さんに一番なじみの深いものが、お客様も使いやすいということです。だから、クレジットカード決済と銀行振り込みがあれば事足りますよ。
あれもこれもと揃えてもコストパフォーマンスから見れば?????です。
インターネットで今一番使われているのがクレジット決済です。だって便利だもんね。ということで、ここではクレジットカード決済を説明しますね。
クレジットカードの番号と名前、カードの有効期限をお客様に入力してもらって決済する方法です。もちろん、それなりのセキュリティーが必要です。SSLという情報を暗号化するシステムを導入することが必要です。
まあ、このセキュリティーに関しては専門家の域ですので、私は語れません。クレジット決済導入の際は必ず出てきますので、そのときにご確認下さい。クレジット決済代行業者や最近は宅配業者が代行していますので直接確かめてね。ネットショップを運営するならこの決済システムは必須ですしセキュリティーも完備されていますから、皆さんが直接タッチする部分ではありませんのでそんなに気を使うことはないでしょう。
ただ、仕事上大切なお客様の情報を入手するわけですから、セキュリティーモラルというか、プライベートーポリシーは大切な部分です。そこは慎重に取り組んでください。商売の根幹をなす信用です。これは忘れないで下さい。お客様の情報は絶対に漏らさないということです。それから手数料や入金期日は従来の決済と変らないと思いますが、代行業者によっては導入時に初期費用がかかる様です。
◆ ミニ知識
クロネコヤマト便を使っている花屋さんには朗報です。
このクレジット決済を5%の手数料で代行してくれます。初期導入費0円です。
契約の際に印紙代が5,000円くらい必要かもしれません。
導入も少しパソコンが分かるようになれば簡単に出来ます。
あっそれからドライバーはこのシステムに付いては見識はありませんので説明を求めてもダメですよ。あくまでもこのシステムを取り扱う窓口を紹介してもらって下さい。
クロネコヤマト宅配便の話しが出てきましたので輸送についてですが従来取引を行っている宅配業者との業務となんら変りません。そのままのシステムですみます。だだ云えることは扱う量が増えると言う嬉しい誤算になれば喜ばしいですね。
◆ネットショップで売上を上げるに絶対必要なのはメール術です。
"メール術"なんて書くとなんか特殊な魔法でもあるのかとお思いでしょうが、実は単なるメールを書くということです。
先に書いたようにお客様との接点は文章のやり取りしかありません。電話なんてはその数にしてコンマ数パーセントです。それも緊急を要する時とかトラブルの時に使うくらいです。正直いって電話対応は効率が悪いです。
ですから、このメールを使いこなす事が成功の第一歩です。
使いこなすといっても難しいことはありません。お客様からの問い合わせに適切にスピーディーに返信を行えるかどうかという事ですね。
キーボードの操作や文章が苦手と言う花屋さん。
日ごろから思いついた事を文章にする癖をつけていく事が大切です。
作業日記でもなんでも良いのです。慣れる事が大切です。
◆編集後記
最近、ネットショップに興味があるという方にお会いしました。もちろん花販売についてです。その方と話していく中で私はこんなことを感じていました。
「何で出来ない方面にばかり思考がいくのだろう?」
「ネットショップ以外に他の方法は無いかとなぜ聞くんだろう?」と言うことです。
つまり行動しない人の思考回路についてです。本人はいたってこのことに気がついていません。すべてが消去法なのです。企業の最終案件がつまらないのも稟議という消去法があるからです。
これでいくと先ずは出来ない事柄から探し始めます。これでは何をやっても失敗や苦難というリスクしか想像できませんね。
私には理解し難い思考法です。
本来のリスク回避というものは前進する中で恐らくダメージを与えるであろう障害をどう最小限に食い止めるかという考え方ではないでしょうか。
全ての実像には障害(リスク)は必ず存在します。
◆花屋の本音トーク
人は目的とする姿を仮に理想という言葉で表します。
ああなればこうなる。こうすればああする、と言うように思いを巡らし完璧な形を追い求めようとします。
これからはじめようとする事を完璧という言葉の衣を着た理想系の雛型に閉じ込めようとします。しかし、良く考えるとこの思考は無理があります。誰も頼みもしないのに各々が好き勝手に想像した世界が完璧とする理想です。ある人はユートピアといったり。ある人は理想郷といったりもします。あっ、同じですね。
その理想ですが…・・。
矛盾だらけで思いのままにならない現実とオーバーラップする人がいます。
そうです。中々やろうとすることが前へ進まない人々のことです。
慎重に石橋を叩いて渡ることも時には必要かと思いますが、思考の中で理想に近づけようとする余り、現状の不完全な姿との間にギャップがあり過ぎるわけで、始めようとすることが無意味に感じてしまう事があります。
そのため二の足を踏むのですね。考えれば考えるほど足は前へ進みません。ほとんどの進まない人々はこのパターンです。
しかし、ここで良く考えてください。スタートする時は不完全なものなのです。
これが当たり前なのです。あれもない、これも無いのないない尽くしです。
つまり何か物を作りはじめる時は見きり発車をしながらも、直面する問題をひとつひとつ解決しながら前進して行くのです。最初から理想卿なんて無いのです。
ですから成功(実現)する人々とは、この法則に逆らいません。最初は無くて当たり前、出来なくて構わないいう風にです。本当のところはこのどちらも意識しないで取り組み事が良いのですけどね。成功しない人々(何もしない人々も含む)と絶対的に違う部分はこのところです。つまり行動力ある人々は失敗を失敗と思わない。
ところが行動できない人々は失敗したらどうしよう、と考えてしまいます。
出来ない人々は出来る人々を見て勇気があると賞賛しますが、出来る人々の思考回路には勇気のゆの字もありません。つまり先の事は気にしていないということです
例えばホームページを立ち上げるにしても先ず1ページをアップできるか、出来ないかで勝負は決まります。行動できない人々は完璧なホームページが出来あがるまで立ち上げません。(何をもって完璧と言うのか私には理解に苦しむのですが……。)ここに誤りがあるのです。
はっきり云いますが完璧という世界はこの世には存在しません。
と聞くと気難し屋さんや完璧主義者の方は気が楽になったでしょ。
例えば100と言う数字が理想とします。スタートは0かマイナスです。そして人に言えないほどの努力とチャンスを活かし100を手にしたとします。その瞬間100はその人にとっては0も同じなのです。なぜならば、その瞬間、次の理想を求めるからです。そして新たな理想(100)が待っています。
このくりかえしを私達人間は死ぬまで行います。
それが人間として生まれてきた目的だからです。
だから、出来ない人々は逃げ口上として出来ない理由ばかり探すでしょ。
「年をとりすぎた。」「俺には資金が無い。」「キャリアが浅い」「商品知識が乏しいから売れない。」「立地条件が悪い」などなど…・。確かにこれらの言葉は事実です。しかし、この事実を引きずっているうちは、まず前進はありません。
だから先述したように無くて当たり前と思うことです。だってゼロからのスタートなんだもんね。そうすると今やっていることが無意味では無くなります。あとは必ず上手くいくという信念を切らさないことだと思います。
きちゃないトップページでも構いません。とにかくあなた専用のドメインを取得しましょう。それから成功物語の始まりです。あれもこれも装備しなければ物を売るためのホームページでは無いと巷ではいいます。そんなもんインターネット関連業者の宣伝文句です。気にしない気にしないです。実例ですが、そんな宣伝文句にのって大金をかけて大掛かりなサイトを作った企業ほど生産性の無いサイトで失敗して大赤字を出しています。
閉塞感漂う花の小売に新たな光を!
勇気ある決断と夢を追いかける人々に乾杯!
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