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■増殖するポテンシャルを持っているか?
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「増殖するポテンシャルを持っているか?」
お金の貸し借りで「複利」と「単利」という計算式があります。
簡単に言えば「複利」は掛け算で「単利」は足し算のようなものです。
まあ今時、「単利」という計算式は無いと思いますが・・・・・・。
では、同じ数字を足し算と掛け算で計算したら、どちら方が数字は
大きくなるでしょうか?と、まるで小学生への質問のようですが、
答えは当然、掛け算です。
同じ時間と労力でも、どちらかを選ぶかでは結果は大きな差となる事
くらい皆さんは良くご存知だと思います。
しかし、この計算式がご理解できているはずの、今のお花屋さんの
ご商売の方式は残念ですが、利が少ない「単利」計算式を採用して
いるようです。
ご主人一人で数人のスタッフ。
これが一般的な日本の花屋の姿です。
毎月の売り上げから、仕入れ代や人件費、他の経費を引いたら手元に
いくらか残れば良い方で、かかる経費の方が多かったという月もあるの
ではないでしょうか。
しかし、現実を嘆いても仕方がありません。
出た結果で、資金繰りを考え、お店を守り、家族の生活を維持しなくては
なりません。また、どうしても資金ショートとなると一時的であっても借金
を申し込まなくてはならないでしょう。
これが足し算と引き算を繰り返す利の少ない商売の構造です。
ところで、もしも、これが現実であり正当な商売の姿と力説されるようじゃ、
あなたのビジネスに対する考え方に将来性はありません。そんなに遠く
ない時期に時代と共に淘汰される側に居るという自覚が必要です。
また眼に見える商品の色や形、店員の質とトレンド、そして価格帯など
のポテンシャルの向上だけで商売が上手く行くとお考えのご主人もまた
危険です。
それから花業界向上をテーマにした討論などで聞こえてくる内容ですが、
パネラー達の発するこれらの議論の根底に、妄想とも思える右肩上がり
の成長期の姿が前提にあるようで仕方がありません。高度成長期なら
まだしも、これは間違いです。
現実は近い将来、否応なしに襲ってくる少子化で消費者人口の減少や
高齢化と医療費の増大です。そして中国を代表する新興国のアジア諸国
の成長で日本の内需産業はますます疲弊していきます。
辛うじてこの国の経済成長率は2%台を維持できていますが、これは
外需産業の支えである数字で、内需型産業の疲弊は酷いものです。
ですから内需型産業の多い地方は衰退して、富と経済は中央へ一極
集中という流れなるでしょう。
恐らく東京は司令塔機能を持った本部集積の場となりNYのマンハッタン
のようになります。人口が増えるのは中央であり、東京の一等地の地価
は高騰して、その反対に地方の人口は減り、地価は下がります。
また今は好調な外需産業も益々進む円高ドル安で成長性にも暗雲が
広がり始めています。そのために外需産業は他国の消費地への進出
という形が進行するでしょう。つまり出稼ぎです。何度もこのメルマガ
にも書いてきましたが、日本の自動車産業がこの例だと思います。
つまり、こういった現実的に予想できる将来像を踏まえた論議ならば、
正しい理解と改革の方法論が創生されるのでしょうが、非現実的な成長を
視野に入れたベースの論議は疑問だらけです。また、食品安全問題など
で国内自給率アップをと祭りのような盛り上がり型のマスコミ的発想論で
中国の農産物は危険と騒がしていますが、本当にそう思っている人は
どれくらいの比率で、この国にいるのでしょうか?
事実として、輸入した方がコストは安く、消費者も安いもモノを手に出来る
構造を否定してまで、国内産に変わるでしょうか?また、国内産に切り替える
ことで完全性は完全に担保されたのでしょうか?疑問が残るところです。
経済の常識からいって利の下へ、お金と人は集まります。集まるところに
文化と文明が築かれます。これが歴史です。
現在、エコ環境がトレンドとなっているようですが、京都議定書で批准した各国の
排出ガス削減目標値を達成させるために、国際間で批准値の売買が行なわれ、
新たな危険な匂いのする環境ビジネスが生まれています。理想論に萌える
ことは自由ですが、正しい現実を直してこそ将来の改革と向上は望めます。
掛け算を用いた増殖するタイプのビジネスモデルのヒントは成長している
企業を分析してください。間違いなく足し算ではなく掛け算のメカニズムを
持ったビジネスモデルです。
花業界でも、この増殖する仕組みでビジネスを展開して成長している業者
も僅かですが居ます。参考にしてみれば現在のあなたの商売のスタイルが
厳しい状況にある事が確認できるのではないでしょうか。
どうぞ探して見てください。
今回はこれで終わりです。
では、また次回をお楽しみに。
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■ 編集後記
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このメルマガを書いている今でも日経平均株価は下落を続け全面安1万3千円を
割る気配です。ドル円レートも103円という円高です。
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■ 無手勝流師範(勝手気まま!)
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世界でも著名な投資家としてウオーレンバフェットがいます。
彼のファンドの運用利回りは過去20年で平均20%を超えています。
簡単に言いますと1,000億円を運用して、毎年、200億円を稼いでいる
計算になります。
簡単な例ですが、複利を説明するのに適しているので使います。
もしも、あなたが何かに投資するとお考えください。
最初の運用資金10万円です。
月の利回り目標は2%です。
親しい友へ10万円貸すから2,000円余分に返してね。
というのも立派な投資活動です。
月/10万円の人件費で、時間給のパートさんを雇うのも投資です。
つまり10万円を運用して、一ヶ月でたったの2,000円を稼げばいいのです。
簡単でしょ。
そして次の月は2000円の利益を最初の運用資金10万円に足して、
2ヶ月目の運用資金は102,000円です。
そして目標とする利益は2,040円です。このようにして12ヶ月が過ぎると
一年の運用利回りはいくらになるのでしよう?
約26%です。
世界一の投資家と言われるウオーレンバフェットよりも優れた運用益率です。
このように複利という増殖するシステムを持った商売を持たなければ
これからの商売の成長は厳しいという説明です。
この複利という仕組みや考え方を貴方のビジネスに置き換えて考えてください。
私は金融商品の営業マンではありませんから株へ投資しろ。
なんて云いませんが、こうやって具体的な数字で利益を計算させるとより
理解が深まるのではないでしょうか。
貴方がビジネスで成功を望むならば、今すぐに何を成さなければならないか、
そして、何を捨てなければ成らないか、ご理解いただけると思います。
「エコ」や「癒し」というイメージや扱う商品の諸々だけに、傾注するような思考の先
に決してビジネスの成功はありません。
額に汗して働く姿に嘘はありません。
しかし、立つ場所を間違えるとその汗に栄光が射すことはないでしょう。
ビジネスの神様は差別無く正直です。
正しい方の見方です。
花大好きどっとこむ 運営責任者 Shunichi
Higuchi
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