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■花業界にヘッジファンドの影
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世界のお金が守りに入っています。
日本国債を買う外国人が増えている現象がこれを如実に表しています。
約900兆円もの借金体質で利回りも低い日本の国債の格付けが
上がりました。運用利率を考えれば、他国の国債を買った方が、
どれほど高いリターンを期待できるかもしれません。
逆の見方をすれば、それほど世界的に金融の信用リスクやカントリー
リスクに先行き懸念があるのでしょうか?
先行きの読めない正に猫の目のごとくの下降トレンドの中の世界の
株価乱高下。また上昇を続けている商品先物もいつまで上昇を続ける
か分からない。いつ急落してもおかしくない相場です。
誰もが利益確定のタイミングを計って逃げ場を探しているようです。
例えば、石油の採掘コストは1バレル当たり10ドルといわれています。
それが相場は125ドルです。約12倍の評価です。
産油国の利益から計算すると40〜50ドルが適正価格ではないでしょうか。
つまり、これ以上は投機的資金の流入で押し上げている相場ですね。
どう見ても異常で買われすぎです。
これは小さな市場(原油先物市場)に大量の投機資金が流れ込んだ事
が原因ですが、投機的な意味で物価が上がるなんて道義的におかしい
と言ったところで誰も止めることは出来ません。
お金は儲けの匂いを求めて動くものですから、いつかこの異常に
誰かが気がつき、売りを浴びせるかも知れません。
それほど、際どい商品先物相場といえるでしょう。
そういった部分で利益確定の資金を次の投資にまでの一時避難場所
として世界のマネーが日本国債買いへと向かっているようです。
残念ですが、日本への投資という積極的な資金の流入というよりも
一時預かり的な資金の流れのようです。この先、商品先物相場が
下降トレンドに入ると、世界のマネーは一体どこへ向かうのでしょうか?
ところで、花業界にヘッジファンドの姿が見えてきました。
これは資本主義経済の中にある花業界もある意味、健全な証拠
ではないでしょうか。言い換えれば喜ばしことなのです。
でないといつまでも業界は業界内の利益の為にだけに存続する
ようになってしまい、進化の道を自らの保身のためにつぶして
しまいます。ひいては業界の低迷を招きます。
停滞する業界は大体において競争という原理は働いていません。
他業種からの攻撃を受けて初めて目が覚めるというプロセスです。
業界内で長く勤めてきた業界人ほど外の世界は見えにくいものです。
これはどの業界もいえることですが、世界的に様々な競争相手と
戦う業界は強くなり進化を遂げています。
まあ、一度や二度のガラガラポンでは無理かもしれませんが、
花業界最大手の買収というニュースが現実味を帯びてくると
花業界が良い方向へ進むプロセスかもしれません。
悲観的に捕らえるよりも、肯定的に捕らえた方が良い方向へ
進むのではないでしょうか。
ところで対象となる花業界大手の企業の株主構成をみると
典型的な同族の意味合いの強い会社です。
アーバン(不動産業)のように社長の持ち株を融資担保として
銀行に取られるようなヘマはないようだし有利子負債ゼロで
財務的には問題はない。
株式公開していながら家族的同族の経営を貫いている。
ご立派な買収防衛策の出来ている会社に私には見えます。
また議決権は70%近く圧倒的な率で現経営陣の手にあります
から買収されるような事はないと思いますが、少々荒治療の
対価は覚悟しなければならないかも知れません。
確かに、自分たちの手で、企業を大きくして業界への貢献度と
いう自負はあると思います。これも事実でしょうが、株式を公開
するというのは更なる進化を求めた結果であって同族を守る為
や業界保身の行為ではなかったはずです。
株式を公開するということは、広く一般の株主への貢献もあるの
です。配当を高めたり、また単元株1000から100に下げるなど
して株券の流動性の向上を考え、株価を上げることへの努力も
上場企業には欠かせません。
つまり、非公開であれば自社の利益と花を広めるという業界貢献度
で、その企業の正否を計ればよかったのですが、株式公開した以上
新たな株主への貢献という仕事も増えたことを意味します。
高度な企業経営が必要になってきたということだと思います。
この部分が、この企業に欠けていると思います。
そこへ、ものを言うヘッジファンドが目をつけたという構図では
ないでしょうか。
企業が大きくなる過程に置いて、様々な種類の攻撃は受けるものです。
業界大手といって小山の大将では、先が知れています。
業界の発展と花を広めるという命題に向かって様々な攻撃に打ち
勝ってもらい世界的な規模の企業へと成長して欲しいものですね。
今回はこれで終わりです。
では、また次回をお楽しみに。
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■ 編集後記
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前年対比120〜130%という好決算を発表しながらも
売り叩かれている建設機械の「コマツ」と「日立建機」の機械株です。
これも一種の投資家からの攻撃です。
売りの材料は先行き懸念です。
国内不動産業や建設業の不振で内需は確実に先細りで
期待できない。外需にしてもアメリカなどの先進国の経済不振が
原因で期待できない。売り上げの上昇を支えている新興国開発
もカントリーリスクは払拭できない。
いつ政局が変化して不況の影が現れるかもしれないという
懸念からの売りが、証券アナリスト達がいう表向きの評価です。
これも一つの資本主義経済の現実です。
もうこれ以上、期待はできないだろうという意味からの売り攻勢です。
本当に上場企業を維持運営するって大変な重労働なんですね。
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■ 無手勝流師範(勝手気まま!)
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ところで、利益目的と企業の社会貢献ですが、
大体、企業の社会的貢献とか企業倫理とかいうご立派なことを
言うのは、すでにそれなりの財を成すか、自社の存続が問題に
なりかけた経営者が好んで使います。
つまり保身から出てくる権威付けか存在価値の証明をしたいの
でしょう。
問題は、お金の性質と企業の存在価値を同軸で語るのは
無理があります。お金を集め、お金に働いてもらい、利益を求める
金融業やファンド系は製造業や小売業とは異なる業種です。
感情的にヘッジファンドをハゲタカなどと毛嫌いするのは勝手
ですが、彼らには彼らの言い分があります。
それは「流動性の維持」です。
お金という性質のものの流動性を高めていることも事実です。
この流動性を停滞するリスクから回避し信用を保つ事が彼らの
いう「社会貢献」です。
確かに、この流動性が機能しなくなれば結果は、ご存知の通り、
企業の社会貢献などという偽善に満ちたものは何の価値もありません。
その国の通貨は信用をなくしてしまいインフレ率10000%というような
恐ろしいハイパーインフレになってしまいます。
このような最悪な事態に陥れば正に企業生存が一義となって、
消費者への利便性やサービス提供なんて事は言えなくなります。
また、株取引などの盛んに行われる「信用取引」もこれを支える
為に必要なシステムであるといえます。恐らく、現物のみの取引
では、これほどまでに資本主義経済は発展を遂げて居なかったと
言えるのではないでしょうか。
花大好きどっとこむ 運営責任者 Shunichi
Higuchi
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