「年末商戦で今年を占う」
年末31日はボッとして疲れていました。また年の瀬にメルマガ読んでくれないのじゃないかという不安もよぎり、発行は休みました。ちょっと打算的でしたね…・・。ゴメンナサイ前回、書いた尊徳のお話は少し硬すぎましたね。
でも、本当に真剣に考えないとならない時代になって来ました。もう遅いですか?
銀行は困っている人には絶対にお金を貸しません。
どこに貸しているかといえば、その困った人々が最後の最後の行く所。
それは街金融や高利で貸し出しをしている金融会社(個人ローン)です。
最近特に多くなったテレビで宣伝している“アッと驚く”とか“ロボット鳥が空を飛ぶ”宣伝をやっている会社です。
バブル期は地上げ屋や不動産会社に貸していましたが、今は金融会社(個人ローン)です。庶民から*ゼロ金利で集めたお金を庶民には還元せず庶民を苦しめる高利貸しへ貸しているのです。
二宮尊徳も金貸しでしたが、趣旨が違いました。
■ 花屋の年末商戦!
一般小売の花屋さんの年末の商売は儲からなくなって来ました。
正月用のお飾りも最近ではどこのスーパーも売っていますから、単価が大きく下がってしまいました。クリスマスが過ぎるころ地場のその筋に人たちが、しめ縄を売るための小屋を立て売り始めます。
この筋の人たちは滅多に安売りはしません。強気の商売です。
ちょっと高すぎると思いますが、そのおかげで花屋さんは価格のことを気にせずに品揃えだけを考えれば売れました。それも完売状態です。花屋さんにとっては結構な儲けになったのです。
しかし、スーパーや量販店が扱い出すと決まって価格は下がります。
乱売状態で、ここでもやはり供給過剰のデフレ状態です。
一方、本筋の正月用切り花ですが、こちらも定番の千両と松の販売数の減少が年々止まりません。毎年、売り残す花屋さんが増えています。そのため「松や千両なんか一握りもあれば良い…・・。」なんて言う花屋さんもいるくらいです。一握りは大げさですが、それくらい販売数にかげりがあります。ですから年々、厳しく仕入れ調整をやるようになった花屋さんが増えています。それでも残すようです。
昨年の松と千両の相場は低調でした。だから、年末は売れないだろうという予測でしたが、残念ですが当たりました。
また、例え売れたとしてもその反動がすぐに来ます。
年末の忙しさが嘘のようにお店は静まりかえり、前月の支払いだけがどっさっと来ます。一時入った売上は羽が生えたようにすぐに支払いで出て行きます。いくら、人員を増やして夜なべして売上を稼いでも貯まる暇も、使う暇もなく出て行くようじゃ何かおかしいと思いませんか?
ということで、私はこのサイクルから昨年きっぱりと足をあらってしまいました。
だから、今は食えません。どなたか仕事を下さい……・(笑)
多くの同業者はこれが花屋の商売なんだ、といいました。果たしてそうでしょうか?わたしから見ると、これが常識だ、という概念が今の日本を不景気にしているようでなりません。
時代が変わったのにいつまでも旧式の考え、仕組みの中では儲けはでません。
儲かるところで仕事をしなければ結果がついてこないと同じです。
非常識が常識に、価格決定権がメーカーからユーザーへ、概念を壊すことが概念。ちょっと前までは銀行や保険会社は優良就職先といわれましが、昨今の混乱振りは目を覆いたくなるようなありさまです。今以上に銀行の地位はきっと、まだまだ下がると思います。「な〜んだ。こんなにも銀行はいらなかったんだ」と皆が思うようになるでしょう。
人間の乗れる「チョロQ」がでました。
出来てしまえば、だれしもああこんなことができるんだ、と感心します。
無料のインターネット電話も通信手段の概念を変えるでしょう。
できる前は無謀、奇抜と叩かれます。出来てしまえば常識となります。
インターネットでは地球の裏側からでも花の注文が入ります。
現在もあなたのホームページを世界のどこかで誰かが見ています。
そして、オーダーフォームのボタンをクリックしています。
ちょっと考えればこれって凄い事です。でも、慣れてしまえば常識です。
またセキュリティーが問題だ!といわれる住基ネットやネットバンクは間違い無く普及すると思います。だって便利だもん。ということで危険よりも便利という利益が優先されます。これについては歴史が物語っています。
戦争がダメだと善良な市民が認めているにも関わらず国益のために危険を犯します。
人間ってそんな生物なんですね。
■ ネット花屋さんは路面店にとって脅威か?
ところでネットで花を売っているサイトはいったい幾らぐらいあるのでしょうか?実際には税務署も把握できないでしょうね。それこそ全てのプロバイダーを調べても正確には判らないと思います。
検索エンジンもそのほとんどがページ検索ですので重複するサイトもあるからです。また、花販売専用のドメインなんてあるわけも無く、ということであくまでも憶測で5〜6000はあるのではないでしょうか?
少なく見積もって1サイト10万円の注文を受けると年間で5〜60億円がネットを通じて花が売れている事になります。この数字がデカイか小さいかは経済状況で決まりますが、今のデフレ下からすれば大きいと思います。また、年々この数字は右肩上がりで上昇しています。
だからといって直接影響を及ぼすほどはないと思いますし、従来型の路面店が無くなることは無いでしょうが経営形体が消費構造の変化のあおりを受けて根本的に違って来るのではないでしょうか。来るというよりそうしないとやっていけないと言うことですね。つまり本格的な価格競争はこれからです。
しっかりした資本力のある経営体でないと利益を出すことは厳しくなるということです。従来の利益率から、あと20%くらいは下がります。
つまり縮小しても生き残れる店舗運営を覚悟しなければならないという事になります。今、まれに元気なのは安さを前面に出した量販店ですが、こちらも先は見えません。安さで客数をカバーして利益を上げるという薄利多売のマクドナルド型です。しかし、そのマクドナルドも雲行きが怪しくなってきました。
どんな巨人にしても現在のデフレ下では天候や相場に左右される生産物を商品原材料としている商売は薄利多売の商いは適さないということかも知れません。今まさにマクドナルドがそれを証明しようとしています。
もしも、薄利多売型を実行するなら必ず次の年もそしてまた次の年も生産物が安定して計画どおりの量と品質、そして仕入価格が確保できるとするシステムが必要です。しかし、現状ではそんな夢物語はありません。
ユニクロの別会社スキップが行う健康野菜も生産システム的には同じですが、そんなこと十分承知だからこそ、無理な安売りはしていません。どちらかといえば高級野菜です。安全・健康という付加価値にお金を使える層にターゲットを絞っています。これも一つのマーケティングですね。
◆編集後記
私の悪い癖で人の迷惑顧みず、今質問攻勢に出ています。
「5年、10年先の日本の経済予測は?」という質問です。
もちろん予測であるから答えは神のみぞ知る仮説に過ぎないが、三者三様の答えが返ってきます。もしも、読者の方でお答え下さる方はいませんか?どんなに長い文章でも真剣に読みますし返事は必ず書きます。お答えなる方のポジションでミクロ的に書いていただけるとありがたいです。fc2@hanadaisuki.com宜しくお願いします。
◆花屋の本音トーク (花の話題に限定していません。)
聞けばなるほどな〜という話を聞きました。
情報収集にも色々あるというお話です。
それは、ヘッドハンティングする場合に現れるそうです。
別に情報収集の為のヘッドハンティングする訳じゃ無いのですが、外資系の金融機関が日本の金融会社の管理職(支店長クラス)へ軒並み電話で転職の希望はないか?アポを取るそうです。
その時の関心度でその会社の現状がわかるということでした。
本当に表から見えない実情が手に取るようにわかるそうです。
つまり、関心度が低い場合は今の職場に満足しているか会社が順調な証拠だそうで逆に興味深々な場合は、その会社の内部事情が厳しいという事だそうです。
この話は電話サポートセンターで働いている人に聞きました。
電話サポートのアウトソーシング会社はクライアント企業から様々な仕事を請け負うそうです。苦情やアンケートまで、その中に転職希望の人を探す電話ヘッドハンティングがあるそうです。
実例も言っていましたが10人の管理職へ電話して8人のアポが取れた会社があったそうです。事実その後、その会社は倒産だったと言っていました。なんか怖い話ですね。
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