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Vol 310  2009/11/10 配信済



■経営者として不合格。

「メディアの紙面を賑わす統計が発表されて
行動するようじゃ・・・・・・。」

レンタカーは「わ」ナンバー。一昔は、この「わ」ナンバーは
若い人の層には、ダサイという印象は否めなかった。
しかし、現在では、その印象も過去のこと。
薄れているようだ。

そういえば、最近、この「わ」ナンバーの車を目にする機会
が増えているよう気がする。

もちろん、昨今の経済事情からの影響も反映している
と思うが、必要な時に手軽に利用する。所有から借りる
というスタンス。

消費者のコストパフォーマンスを思えば、維持管理費の
かかる自家用車所有は家計に対して高額な出費は
結構な負担だ。

所得の伸びが期待できない現状を思えば、この流れは
自然な傾向だろう。一台の自家用車の維持管理費は
駐車場代・各種保険・燃料費・車検・各種税など。
月/平均で4〜5万円程度になる。

これは一般的な家庭所得の10%程度の生活コスト。
これを削減できれば家計にとっては大きい。
このようにして消費者はあらゆる分野で生活防衛を
強いられている現状が今の日本なのだ。

データ的に、レンタカーの売り上げがどれほど伸びている
かは正確に検証できていないが、感覚として恐らく伸びて
いることだろう。ということで、一部調べてみると、
(平成17年までのデータ)事業者数は減退しているが、
乗用車部門だけが順調に毎年(約5%程度)上昇
している。トラックやバスなどの業務用は横ばい。

恐らく、今年より始まった週末の高速料金割引制度
(1000円)を思えば更に伸びていると予測できる。
レンタカー利用というひとつの現象が流行という域までは
達していないと思われるが、これもトレンドという観点から
みれば、世の中の動きを反映しているといえる。
また、同様に、これに似た動きも他の分野にもあることは
違いないだろう。

こういった一つの現象からマクロ経済を読み解き、
そして自らが属するフラワー業界に、どのような影響を
及ぼし、また、一店一店にどのような形となり数字
として跳ね返ってくるかぐらいは経営者として
予測したいものだ。

更に非常に大切なことは、このような社会の変化を
マスメディアの紙面を賑わすようなデータが発表されて
から行動を起しても、その時はもう手遅れということも
肝に命じることだ。

一つの政策、一つの社会の変化や経済の流れと
いうマクロ経済的志向で先を占う能力の開発が
絶えず経営者には要求される。

またミクロ的な志向の中で、今ある現実の対応も
大切で疎かには出来ないが、近い将来にやってくる
社会の変化ぐらいは把握しておくことで現実のリスク
をどれほど軽減されるか計り知れない。
マクロ的な思量の中から導き出した答えは必ず
経営者の精神的なショックアブソーバーとなる。

漠然と日々の時間を消費しているようじゃ・・・・・。
事が起きてからはもう遅い。


Shunichi Higuchi

■  編集後記


業界で固まっても碌なことはない。
これからはマン・ツー・マン
マスマーケティングではない。
一人一人のフローリストの個性が未来を切り拓く。



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