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Vol 312  2009/12/1 配信済


■「不況と好況」

どちらも落とし穴はある。
好況だと、その質に関わらず仕事は幾らでも沸いてくる。
そこに落とし穴が存在する。
人は勘違いする。

先のバブルもそのような人は多く居た。
(自戒を込めて・・・・。)
そしてバブルが弾けて仕事は激減。

真の供給(仕事)は残ったが、多くの供給(仕事)は
絶たれた。つまり、自分の実力で売れたと過信した
人々の仕事は無くなった。

マクロ経済を元に冷静に見ていた人は読めていたはずだ。
ましてや過信からこの時に借金をして投資をした人は
悲惨である。残るのは借金だけ。

このように先のバブルは国民の多くに試練をもたらした。
電電公社からNTTへと株の上場に素人が手を出した。
資産バブルである。
そして、個人が大きな損失を被った。

また、ゴルフの会員権。
どうせ高いグリーンフィを払うならゴルフ場の会員になろう
と会員権を買いあさった。そして、見る影も無く買値の
十分の一まで下がった会員権価格。
価値が下がってもなんとかクラブの維持が出来れば
良い方で、倒産して紙切れなった会員権数知れず。

同じように、どうせ高い家賃を払うならと値上がりを
期待して買った方が得とばかり、借金をしてマンションを
手に入れた。ところが不況になると仕事と収入が無い。

安定していた収入も途切れ、マイホームローンの支払い
が出来ない状態に陥る。
仕方なく手放す。
そして残るのは残債。

審査の違いは有ってもローンの種類に然程の違いは
無い。決定的に違いは消費者保護の観点から
アメリカのように家を手放し出て行けば残債は残らない。
(リコースローン)
しかし、日本のローンは家を手放し出て行った上に
残債は地獄の果てまで付いてくる。

これが日本の債務者の悲惨の始まりである。
今、あの時の再来で持ち家を手放す善良な人々が
増えている。
建築受注は驚異的な右肩下がりになるはずだ。

不況期とその前には借金はするなとはよく言ったものだ。
好況期に入る前に借金をしてでも事業を拡大しろ。
どちらにしてもファンダメンタルというマクロ経済分析の
必要なことに変わりは無い。

負の連鎖が逆複利の如く更に重く圧し掛かってくる。
払っても、払っても元本は動かない。
金利を払うのがやっとの状態。
これが尽きると夜逃げするか自己破産の申請。
(もっと悲惨な状態、毎年3万人)

これが日本の再生妨げる元凶とばかり亀井金融大臣の
号令で成立した債務返済猶予法案(モラトリアム)である。

いつぞやメルマガで書いたが、延命の為の借金は絶対に
控えるべきだと書いた。徹底したコスト削減と効率化で
支出を抑えるしか手は無いと書いた。

その後、世界金融危機とリーマンショックで結果はどうで
あったか予測は付く。そして現在、日本は再度のデフレ
に襲われている。ともかく、国内でしか商いを出来ない
商売は縮小の道筋にある。

また物販を主とした業態に拡大という戦略的な言葉は
無い。そこで厳しい条件だが、縮小の中の安定を見つけ
出すしかない。

サラリーマン所得は17ヶ月連続減少している。
こんな状態でどうして消費が上向くだろうか。
金利の低さに魅せられて安易に事業ローンを
組まないことである。

だって金利の率よりも成長率の方が低いことを
知るべきである。すると現状の事業が如何に
難しく厳しいか理解されると思う。今の日本、
儲からなくて当たり前状態。

ところが、マスコミはごく一部の成功ストーリーを
過大に演出する。確かに、成功者の履歴は
感動を与え、多くのビジネスマンに勇気とやる気
をもたらしてくれる。
これも落とし穴。

しかし、裏にあるのは厳しい現実と真実の数字。
夢や理想でビジネスを立ち上げる前に、真実の
数字という裏付けで勝算ありかを徹底的に冷静に
客観視する目を養うべきである。1%の成功率
にあなたは全財産と人生を賭けますか?
必ずジャンプする時は来ると信じて今はじっと
我慢して力を蓄える時期だと思います。


■  編集後記


前回、マスマーケティングは終わったと書いた。
それは、このようなサービスに自己主張する
人々が群れ始めたことで解る。
ブログに始まりツブヤキを書き込む
Twitter http://twitter.com/
などの出現である。


■  無手勝流師範(勝手気まま!)

ちなみに、私のツイッターアカウントは
「UmeYume」
興味のある方は覗いて見てください。
ただし、花関連の書き込みは全く無いですよ。



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