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Vol 39 2003/04/29配信済み NEXT


貴方はどっちを支持しますか?


■前回までのあらすじ
 
つぎにロットですが、仲卸はほとんどの品が10本から販売しています。
大きな花になると最小単位の一本からです。
ところが、花市場は原則的に産地から送られてくる、そのままがロットです。
大体が50〜100本です。もちろん10本や20本という単位の花もありますが、
それらは高額な蘭や大型の花です。ということで先に書いたロスという現実が
ある以上、ロットにしてもどちらが効率的かお分かりだと思います。
 
ところが、現実は花市場で買う花屋さんの方が圧倒的に多いのです。
なぜでしょうか?
 
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花市場には、どこから見てもすばらしい高嶺の花から、花は立派に使えるのですが、茎が曲がったり、短すぎたり、そして葉に傷の入ったものや選別の悪い花など、たくさんあります。上位、下位とレパートーリーは広いのです。
 
また、同じ品種にしても、全国から出荷されてきますから、一つの産地を買いそびれても次の産地と選り好みが、結構出来るんですね。
つまり、仕入れる人々にとって花市場のセリ売りというところは、選択範囲が広い場なんですね。・・・・・・。
 
でも何といっても花市場支持派たちの心を掴んで離さないのが、やはり、
激しく変動する相場です。儲かるか、儲からないは二の次のように、年に何度も
ない筈なのに、安く買えるかもしれないという、妄想に駆られてセリ場へと執着
するんです。これしかないんですね。
 

一方、仲卸店舗はキャパシティの関係から、上から下まで品揃えをする花市場の
ような真似は出来ません。同じことやったら儲からないもんね。ですから、おのずと
利益がでる商品構成になります。つまり儲かる商品に傾倒した品揃えです。
儲かるとは、人気商品の占有率です。珍しい花や流行の花になります。
 
ここで、突っ込みを入れたくなる人にちょっと先制パンチ。
(流行花は実質的には、そんなに儲かりませんが、集客という総合的利益には
貢献するんです。)
品質的には上位のものを扱う事になります。珍しい花はどこでも取り合いです。
ですから、少々下値が高くても注文や相対などの取引で商品の確保を狙います。
 
つまり他店との差別化という付加価値で集客を目指し勝負します。
少ない売り場面積で効率よく利益を上げるということを考えれば、この傾向は至極
当然の結果です。花市場と同じ商売ではその存在価値はありません。
つまり小回りの利くビジネスを目指さなければ生き残る事は出来ません。
 

しかし、ここで大きな錯誤が花市場支持派の花屋さんの中に生まれます。先に書いたように、トータル的に儲かるか儲からないかは、二の次で安く仕入れる事に異常なほど執着する花屋ですから、仲卸の価格帯では商売にならないと安易に決め付けている部分が大きく占めているようですから、案外と仲卸の品揃えに結構無頓着なんです。困ったときの駆け込み寺ぐらいにしか見ていません。
 
本当は花屋よりも仲卸の方が売れ筋や産地、相場を知っていますから、仲卸にある花を参考に品揃えした方が本当のところは、お店のために為るのですが、小売の最先端でお客様と接しているという自負が、どこの花屋さんにもありますから、聞く耳持たずの傾向で世間のニーズという、小売として一番大切な部分を見落すことがあります。
 
また、仲卸支持派も正しい仕入れをしているとはいえない部分もあります。
それは、数の調整です。
どうしても、最小単位からの購入が可能なための消極策の失敗です。
買い控えの悪い例は機会ロスです。
 
特に物日(母の日や彼岸、正月用)など、いつもより大量に花が消費される時期に、この替え控えは致命的です。
「売れなかったらどうしよう・・・・。」という恐怖心から
「売れてから仕入れよう」となる消極派です。
 
ハッキリいいますが、大量に売れる予測が立つ、物日の仕入れは先買いです。
売り上げと相談しながら、チョコチョコと買っていくというのが最悪の仕入れ方法です。また、売れて在庫の底が見えて、慌てて買いに走るというのも同じです。
 
もちろん、いくら先買いといっても、そこは目標売り上げの予測を立て、バランスよく調整することは当然ですが・・・・・。
この予測が結構非現実的なんです。甘いんですね。
 
薄く広くという品揃えが一番売りにくい。以上が物日対応の仕入れ方です。
もちろん、物日での仕入れは、後買いでも儲ける人はいますが、
これは高度なテクニックと度胸が必要ですから誰にも適応できるものではありません。
 
 
 
今回はこれで終わりです。
では、次回をお楽しみに。
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■ 編集後記
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世はデフレ、皆さんご存知通りです。
あっちもこっちも安売り競争です。
でも、これは体力勝負、やらない方が得策です。
と、いうことで私の云う方向に同意する人は、一体どれ程の比率でしょう。
そして、その中から実際に行動を起こす人は2割いるか、居ないかです。
 
そして、また、成功する人はその2割の中から2割の人々です。
こうやって考えてきますと本当に成功への道は厳しいですね。
 
これが現実のようですが、行動を起こす人と起こさない人の差は
天文学的数字の開きが出来る。
 
周りを見渡せば、なるほど、と思いませんか?
貴方はどちらに入りますか?
 
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■ 花屋の本音トーク (花の話題に限定していません。)
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ニューヨークタイムスの五代目世界情勢担当のコラムニスト
トーマス・フリードマンは自筆の著書でこう告白している。
 
「ニューヨークタイムス記者時代に私はベイルートの気象情報をでっち上げた。」と
また、今度は金融担当記者になると、世界の為替がどう動いたかというレポート
を書くとき、その理由を小気味よく端的に分析して解説する。
でも「実は心の奥底で相場解説者の話は、まゆつばではないかと思っていた。」と
この情報が何千にという世界のトレーダー達から発信されたものとして、
翌日の新聞に掲載されるのではないか、といつも思っていた。と当時を回顧している。
 
ある日ロイター通信から立て続けに以下のような記事が配信された時
その思いが確認へと変わった。
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貿易交渉に楽観、ドル、終値を上げる。
[ニューヨーク発ロイター電]
ドル相場は金曜、ワシントンと東京の間で通商条約が結ばれる見通しが
立った事に楽観を強め、主要通貨に対して終値を上げた。
 
貿易交渉の先行き不安から、優良株、終値を下げる。
[ニューヨーク発ロイター電]
土曜零時の経済制裁開始までの期限を目の前に、日米貿易交渉が
まだ行き詰まりを見せている事から、優良銘柄株は金曜、そろって終値を下げた。
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一体、情報の質とは何だろう?という事を最近良く考えます。
昔、赤穂の殿様が殿中で謀反を働いたことはあまりにも有名ですが、
その事件の報を赤穂に伝達するのに、早足を使っても江戸から赤穂まで
丸四日掛かったそうです。その四日間は赤穂の浪士は事件の真相など
知る由もなく普段と変わらぬ時間でしかありません。
しかし、事実は藩取り潰しという危機的状態を招いていたという真実です。
 
これを思うと情報の質とは時間といえますが、
しかし、この事件を江戸の庶民の生活にどのように影響したのでしょうか?
恐らく今で云うテレビのワイドショーの一場面でしか無かったのではないかと
想像は出来ます。
つまり、江戸庶民の生活に影響を与えるほどの情報ではないという事です。
情報の質としての価値はないとなります。
ということは情報の質とは時間で、ないという事になります。
 
ひとつの事実という情報でこうも違いが出てくるというと、時間でも事実でも
無いようです。つまり受け取る側のかかわりで決まるといえます。
ある人には、その情報が事実で会っても、利害がなければ、猫に小判です。
 
ところがどうでしょう。今の世界はムダ情報が錯綜する中、情報に振り回されている
といえます。株など買ったこともない貴方に株価は何の意味があるのでしょうか?
まあ、現在の世の中すべてがリンクしていますから、遠因を根掘り葉掘りつっつけば
関係ないとはいえませんが、そんな暇なないですよね。
 
自分に必要な情報だけに絞るだけでも大変です。
でも、これをやるように勤めなければ、情報に振り回される。
気をつけなくっちゃ・・・・・・・・・!


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