こんな花のネットショップもある。
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■ ある花のネットショップのお話 1
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主人公は花のネットショップを運営する38歳の女性のお話です。
そして、もうひとつの顔は主婦です。
主婦には家事があり、多くの制約ありますから、思うような職業や収入を得ることは
至難の業です。ですから自分の時間を持ち、且つ希望の収入を確保するなんてことは、ごく一部の特殊技能をお持ちの方に限られます。大多数の一般的な主婦になると、家事をやりながら片手間の時間をパートに出たとしても、せいぜい稼げる金額は5〜7万円程度です。良くて10万円ですね。
これにしたって希望するような時間帯で働ける機会があればの話です。
しかし、現実はそんなに甘くありません。自分の時間を優先して働きたいなんていうと、雇う側の答えは咄嗟に不採用です。つまり、お金を稼ぐことで、外にパートを見つけた場合でも自分の時間を優先するのは大方諦めなくてはなりません。それが現実ですよね。
そこで、このような状況の中、どうしても自分の時間を持ちたいという、強い願望から花のネットショップに果敢に挑戦した主婦のお話です。
じゃ、はじめるよ。
あっそれから、この主婦のキャリアは花店勤め5年ほど。
これが唯一のスキルです。
朝、子供達を学校へ送り出し、パソコンのスイッチを入れ、期待を膨らませながらメーラーを開きます。すると数通のメールが入っています。でも、注文は入っていません。そこにあるのは、いつのことで広告のメールばかりです。
「・・・・・・・・・・。」無言の時。
そして、ふーっと、ため息が出ます。
「いつになったら注文が来るのかな・・・?」という具合です。
そこで、主婦はどうして注文が来ないのか?どこが悪いのかと思案します。
そして、自分の努力が足りないのか?と反省します。
でも、自分のできることはやったはずだ、という気持ちも少しはあります。
すると、今度は、あんなに徹夜して一生懸命ホームページ作ったのに・・・・・。
サンプルもたくさん作ったのに・・・。
インターネットやパソコンの本もたくさん読んだのに・・・・・。
と、自分の努力が報われないことへの苛立ちが、身体の奥底から聞こえて
来るのがわかります。気持ちがイライラしてきました。
そして、血液が熱くなるのがわかります。
でも、そんな怒りにも似た投げやりな気持ちも、すぐに弱気で消極的な気持ちへ
と変化していきます。
「やはり、私みたいなインターネットの素人がウェブで花を売ろうなんて考えたことが・・・・」無謀だったんだ、とね。
そんなに世の中、甘くないという風に思い悩むようになります。
本当に一日のうちに、それも朝だけで、こんなにも喜怒哀楽の感情を表していては身体が持ちません。そのうちにストレスを溜めて、ノイローゼになってしまいます。そんな悶々とした状態の日が、その後も3ヶ月ほど続きました。
また、当初はご主人も協力的でしたが、ネットショップの運営に時間をとられ、睡眠不足や家事に不足が生じたりしてきます。すると、こんどはネットショップの運営以外に神経を使わなくてなりません。そうです。一番大切な家族の関係に及ぼす影響を心配しなくてはなりません。この絆が切れるようなことがあれば、何のために花のネットショップなんかわからなくなります。
これがネットショップ立ち上げ初期の現実の姿ではないでしょうか?
まあ、状況、立場の違いこそあれ、似たような環境ではないかと思います。
実際に、この話を読まれて「ウン、そうだ!」と納得されるウェブマスターの方々は多くいると思います。
そして、誰しもこんな迷路に挟まってしまうと、中々そこから抜け出すのは当事者の力では難しいです。何が悪くて、何が良いのかも分からなくなり、外部からのアドバイスや、もう、どうでもなれ的な開き直りなどで、解決出来ることもありますが・・・・・・・・・・。
ところが、ある時期を境に、この主婦はこういった一連の試行錯誤に終止符を打つときが来たのです。それは、ホームページの作り方を変えたとときでした。
変えたといっても、デザイン的なリニューアルをしたのではありません。
ウェブマスターの考え方をお客さんの気持ちに少し近づけた時でした。
いままでは、どこよりも安くすることが一番のお客様サービスと思い込んでいたこの主婦でしたが、ところが、そう思っているのは売り手である自分だけであると気づくのです。
実は、お客様は花に安さを求めているのではなく、機会を求めていたという事実だったのです。買い時に買いたい商品がそこにあるかという単純な機会です。
売れる法則とは、難解でもなんでもありません。本当の所は簡単なのです。
難しくしているのは、実は、すべてご自分の知識やウェブの技術だったのです。
こういった間違いは、誰しも犯す初歩的な過ちです。
つまり、安さ、高品質、痒い所へ手の届くサービスなど、如何にもお客様の喜ぶサービスまたウェブデザインやコンテンツの動作などが物販を目的としてサイトの運営を決めるという勘違いです。この過ちを犯している人は本当に多いです。
ここにあげたサービスは決して嘘ではありません。
事実、あれば喜ばれる部類に入ると思います。しかし、これらのサービスはお買い上げ後の満足感を得られるもので、動機の一因ではあるが、注文というボタンをクリックするという一番大切な入り口ではなかったのです。
つまり、「安いですよ。」「きめ細かいサービス」「豊富な品揃え」などの謳い文句では買わないのです。
「こんなのあったらいいな〜・・・。」
これは本当のニーズではありません。
本当のニーズとは、欲しいそのときに欲しいものが、今、目の前にあるかで決まります。ニーズをつかむというのはこういうことなのです。
それを、この主婦は見つけてから、劇的に過去の状態から抜け出し時間も利益も獲得しています。つまり、ホームページの性能や各種機能の充実、また頻繁な更新で注文が入るという間違った概念の呪縛から開放されてからは、結果は右肩上がりです。
今回はこれで終わりです。
次回はもっと具体的にどうやって改善を図ったか、そして数字を出して解説します。
では、次回をお楽しみに。
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■ 編集後記
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やる気でやれば出来ないことはない。
その人の応用率に比例して成果は必ず訪れる。
信じることだ。また諦めないことだ。
だれでも最初は初心者だ。
やる前から決めないことだ。
「私には出来ない」とね。
意外と、このことを忘れていることが多い。
ただ、間違った方法でいくら頑張っても、結果はついてこないという
ことも忘れないで下さい。
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■ 無手勝流師範
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「花を愛し、人々に安らぎを、そして感動を。そのために私は花の業界に入った。」
これはこれで、その方の夢を実現する動機であるから何でも良いわけだが、
その動機も現実に表現しようとすれば、幾多の障害が待ち受けている現実。
花が好きだという動機は本能から来たものだ。これには嘘はない。
そして、矛盾と不公平の現実にぶち当たる。また思い通りに行かない苛立ちで
試行錯誤を繰り返す。そのとき俺は、私はこの業界に向いていないのかと迷う。
また、自分の動機から来たものは本当に適切な選択だったのか、と暗中模索
するようになる。
つまり正否の判断をせまられる。
この正否の判断という思考回路は人間誰しもが、もっている理性という
心の作用で答えを見つけようとする。
つまり本能を制御するために理性を働かせる。
だが所詮、理性というものは、その時代のモラルハザードから形成されている
から絶対ではない。つまり、時代とともに変化しているということだ。
どこまで行っても相対的であり、且つ脆弱な心の作用なのだ。
まあ、判断基準を高めるために学問しないより学問して理知、教養を身につけ、
そして経験を積むに越したことは無いが、だからといって、どれほど教養と経験を
磨いたところで、この理性がスーパーになることは絶対に無い。
また、この理性で、すべてが解決できるものではない。
それがわかると肩の力が抜ける。
そのとき解決策が出てくる。
自分のキャリア、教養を最強の武器とした途端、過ちを犯すことになる。
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