こんな花のネットショップもある。 その2
1日平均3時間ほどの実務で、それも自分のスケジュールに合わせてこの主婦は作業をこなします。ですから、家事もスイスイです。また、余暇の時間も充分とっています。今まさに理想のマイライフを作り上げようとしています。
確かに、個人で月/100万円以上の売り上げを花で稼ぐのは、厳しい道のりです。それなりの仕掛けとネットスキル、そして販促活動が伴い、実労は長くなるでしょう。でも、朝から働いて、一日を拘束される他のパートに比べれば、効率からいえば比べものなりません。
本来バックヤードの充分な既存の花屋さんが、この主婦のように、ネットで花の販売をはじめらたら、それこそこの主婦の売り上げなど問題なくクリアするのではないでしょうか?だって、資源は充分にあるのですから・・・・・。ただ、足りないのはやる気だけのようですね。
では、実技編です。
基本はものすごく簡単ですから、なーんだ!そんなことか、と思われるかも知れませんが、大切なポイントがありますからね。
この主婦はどこにでもいるような、普通の主婦です。ただ、特殊な技能といえるかどうかは定かではありませんが、お花屋さんで働いたキャリアが5年程度です。花のネットショップを開こうとお考えの方でしたら、キャリアはその人それぞれですが、技能的にそうは変わるものではありません。ですから、これも特殊な能力とはいえませんね。
PCは99‘型デスクトップ OSはWIN98 友達から5万円で譲り受けました。ホームページ作成ソフトは友達から譲りけた時、PCに入っていました。プリンターエプソン製12000円 デジカメ富士フイルム製35,000円回線とプロバイダーはADSLで月/7000円ほど。レンタルサーバーホスティングは月/3,500円ホームページ制作関連書籍など10冊程度、15000円写真撮影のための照明機器 12000円初期投資はその他少々備品を入れて150000円ほど。
商品に使用するリボンやバスケット、ラッピングペーパーなどの資材は入っていません。でも、これも注文に会わせて買い揃えれば済むことですので、先行投資はありません。また、作業場は自宅ですから、もちろん店舗家賃はありません。仕入れは花市場の仲卸です。月・水・金の週三回が基本です。
発送はすべてヤマトさん。
決済は銀行振り込みとクレジット決済
クロネコ@ペイメントと契約しています。
決済手数料は売り上げの5%
以上がネットショップの運営にかかる詳細です。
クレジット手数料や資材・花の仕入れ、そして送料は売り上げに相対しますから売れれば掛かる、売れなければ掛からないという流動経費です。固定経費は、電気代・通信費(電話・ISP・ASP・ADSL)そして仕入れに使う車のガソリン代が5,000円 合計月々25,000円程度です。それから一番大事な人件費ですが、ここでは入れていません。個人事業主さんは皆さん、そうだと思いますが、出来高制ですから一律では無いのです。
サイト立ち上げ当初は、花はきれい、そしてデザインが大切だ!という観点からデザインは大きく花をモチーフした画像、そしてサービスのつもりの安さを強調したセールスコピーです。まさに、花のサイトの代表例のようなホームページが完成します。本人は大満足です。その出来栄えに主婦は優越感にしたります。もちろん、オーダーフォームも儲け、受注するには充分な部品も揃えています。
花を売るのだから花のことは何でも、といった情報をたくさん作りました。ネットビジネスの本を読めば、たくさんの情報が必要と書いているからです。つまり、こうすればあなたの成功間違いない!というネット本の見本のようなサイトの完成です。
しかし、ネットショップを立ち上げて、半年ほど注文は月に1〜2件でした。ひどいでしょ。でも、これがネットで物を売るという意味の解らない人には現実でした。これには本人もめげてしまいました。
それからは暗中模索の日々です。そして、あるときフッと自分の思い込みの間違いに気が付くのです。お客様の喜ぶと思い作り上げたホームページが、実は買い物をしたいお客様のニーズに合致していないことに気が付くのです。そのニーズとは?
今回はこれで終わりです。
では、次回をお楽しみに。
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■ 編集後記
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有名なモールに入店したり、オークションに出展したり、積極的に展開を図るのもその方のビジネススタイルですから、大いに結構ですが、大切なことはどんなに大きく展開しても、一番肝心なホームページがユーザーの心を獲得していなければ解りきった事ですが、すべての投資効率は下がり、予算の無駄使いに繋がります。
本当に必要な経費なのか?
本当に必要なプロモーションなのか?
本当にご自身の守備範囲でできるのか?
本当にこれでいいのか?
売り上げは伸びている。しかし、純利益は・・・・・・?
キャッシュフローは?
そして、貴方の時間は・・・・・・・?
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■ 無手勝流師範
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「情報開示」
もう聞き飽きた言葉である。
今更、金科玉条の如く唱えるのもどうか、と思うが、やはり使ってしまう。この言葉は永遠に生きているようである。まあ、この情報開示という言葉が硬ければ、自分を伝えるというふうに置き換えることも出来ます。
この情報開示で面白い話があります。
美味しい梨を産地直送で特定のある農家から
ある主婦は毎年買い求めていた。
そして親戚縁者へ送ることが恒例となっていた。
また、送られて来る梨を親戚縁者達は毎年楽しみにしていた。
つまり、梨は極上の味を毎年保ち、美味しいのである。
ところが、あるとき別の産地の梨が美味しいそうというだけの判断で
主婦は別の産地の梨に浮気してしまい産地直送で送った。
ところが、後日親戚縁者に「この味だったら近くのスーパーの方が美味しい」と
言われてしまった。
送った本人はがっかりした。
親戚縁者から送られてくる辛口の言葉にではない。
「美味しいそう」という自身の判断が悔しかった。
そして、元の産地を調べることにした。
そこでわかったのが、この産地は親子二代にかけて、土壌改良し
また、様々な試行錯誤を経て、現在の美味しい梨を作ることに成功していた。
人間というものは、いつも貪欲に今よりもっという具合に上を
目指す性質を持っている。これは誰しももっている自然の作用である。
つまり、この主婦ももっと美味しい梨をみんなに食べて
欲しいという善意のつもりだった。しかし、結果はマイナス。
ここで、情報開示という言葉を思い起こして欲しい。
もしも、元の美味しい梨を生産している農家が、もっと自分たちの農法や
生産に対する気持ちをこの主婦に伝えていれば、結果は主婦の浮気心は
防げていたのではないか、ということです。
もちろん、宣伝はやっていたかもしれないが、実際に、この主婦には
届いていなかった。結果は同じことです。
つまり、この主婦は、いつもの生産者の梨がそれほどまでに、力を入れた
逸品だと知っていれば、正しい判断が出来、失敗は無かったと思います。
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