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Vol 55 2003/12/09 配信済

今回のテーマは「ビジョン」です。


ビジョンとは、(将来、望まれるものとして、心に描く展望)外来語の意味で、このように説明されています。将来の望み、つまり、こう成し遂げたい、という具体的な望みということになります。

まあ、言葉の解釈を細かく紐解いても仕方がありませんから、ここは将来、自分がやり遂げたいものが、どんな形かということで、読者の皆さんにはコンセンサスを頂くとして話を進めましょう。


さて、私は会う人ごとに、ビジョンについてこんな質問を良くします。「5年後10年後、あなたはどんな展開でありたいと思いますか?」また「将来どんな形のお仕事をしたいのですか?」と訊ねます。すると多くの方々が今、実際に携わっている自身の仕事関係で内容を事細かに、長所、欠点を織り交ぜながらしゃべってくれます。

もちろん、その中には不平や不満、提案と様々ですが、なんといっても一番多いのは願望です。そう、「こうやりたい。」「こうしたい。」「私だったらこうする・・・。」と言うように前向きな提案型の願望です。それは本当にすばらしい向上心をお持ちになっている方ばかりです。ついつい、時間の経つのも忘れてお話に引き込まれてしまいます。

まあ普通のやり取りならば、大体このくらいでお話は終わりますが、ところが、場合によっては、もっと会話の奥深くまでめり込むこともあります。

そして、その時にする質問が次のような感じです。「ところで、もっと具体的に教えてくれませんか?」と私は質問します。

その時、ほとんどの方が、「えっ」とばかりに一瞬会話がとまります。「今まで、一体、何を聞いていたのか?」という表情です。私は決して上の空で聞いていたわけではありません。真剣に理解しようと聞いています。そんな、私の口から具体的にという言葉に信じられないということでしょうか?


ご自身は具体的に将来、こうしたいという願望を語られているのかしれませんが、私からみれば、それが、ちっとも具体的とは思えないので仕方がありません。まあ、赤の他人の私なんかに本音など、語れず筈はない、と言われてしまえばそれまでですが・・・・。でも、何度もこういった機会や経験をもつ私からしてみれば、本当にこういったケースが多いのです。

もちろん、中にはシャイな方もいらっしゃいますから、すべてがそうだとは言い難いかもしれません。でも、大体、積極的に自身の思っていることを語れる方々にシャイな方は少ないです。


そんなキョトンとしている相手に、「どんな夢物語でもいいですから、今のお仕事で、自分が作りたいものはなんですか?」と私は聞きます。するとどうでしょう。いままであんなに持論を展開していた人々の多くが、一瞬考え込みます。

何をどう話すのか?迷っているのでしょうか?それとも、自身の思う願望があまりに子供じみて幼稚で、またメルヘンチックだからでしょうか?また、まだ完全に設計図は描かれていないから、話すのは早計だと思っているのでしょうか?

私は10年後の経済は?また株価は?ダービーの勝ち馬は?という予言を聞いているわけでも、何でもありません。その方自身の中にある目指すことを聞いているのです。言い換えれば、その方でしか判らないことを聞いているのです。



様々な世界で成功を手に入れようと、多くの方々が果敢にトライしていますが、成功する方々は、ほんの一握りの人々だということは、ここで説明する必要の無い事実です。では、逆に成功しない大多数の方々は、なぜ成功しないのでしょうか?という疑問も湧いてきます。なぜでしょうか?それは成功する人々と違ったことをしているからです。なんか、トンチのようになってきましたが、別に悪ふざけをして、この文章を書いているわけでは、ありません。私は大真面目です。

では、成功する人と、成功しない人の違いですが、結論から申し上げて、それは先に述べたように、目指そうとするビジョンを具体的にイメージされているか、されていないかの違いです。

では、具体的にという意味ですが、この言葉の意味解釈をどこまで深く理解するか否か、また、正しい意味とは?となると国語学者でもない私ですからご勘弁ねがいますが、私の求めている具体的とは、目指す願望(ビジョン)を色・形・時期(季節)・規模(出来高)・収入(利益)・形態・スタッフ数・など多くの関連ある事柄を自身の中に映像として描かれているか、ということなのです。

つまり、ストーリー性です。
映画を作るまえに描く、絵コンテというものがあるでしょ。それが頭の中あって語れるだけの仮想の映像があなたの頭の中にあるか否かです。ここが、まず成功するかしないかの第一関門なのです。

これが出来ていない人が多いから、成功者は少ないといえるのではないでしょうか。これが出来ていないと100%まず成功はありません。言い換えれば成功への入り口で多くの人々が失敗を犯していることに気がつかず、労多き努力を積み重ねながら、つまずいているということになるのです。もちろん成功へのゴールデンキーはこれだけではありません。まずは入り口のお話でした。如何でしょうか?



文章を書くにも、物を作るにも、幸福な家庭生活を作るにも、ビジネスを成功させるにも、すべてはあなたの感性で描く、具体的な設計図なくして、その目指すものは具現化しないということなのです。


これは余談になりますが、将来、あなたが何かを目指す先でパートナーが必要となった時、そのパートナーがこういったイメージも出来てない人で、持論を展開していたら要注意です。選ぶと苦労しますよ。いや、もっと厳しい言い方をすれば、成功もおぼつかないのではないでしょうか。

こういった経験は多くあるでしょ。
たとえば、何かのスタッフミーティングなどに出席しても、
発言の無い人。「いるいる」と声が聞こえてきそう・・・・・・・。
成功を目指すならば人選を間違わないでくださいね。



今回はこれで終わりです。
では、また次回をお楽しみに。


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■ 編集後記
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自身の想像のなかで目指す世界を映像としてみる。
これって訓練で出来るようになります。
とにかく、何を成すにも、この想像力に優るものはありません。
鮮明にカラーで、その映像を見るようにすることです。
諦めずにいると、想像され続けたそのシーンが
きっと、いつか、あなたの目の前に表れます。

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■ 無手勝流師範 (勝手気まま!)
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先日12月7日
年に一度の松市が開催されましたが、相場は前年並みだったそうです。しかし、出荷量は減ったようで、販売する側の思惑か、上手く価格の暴落を回避できたということでしょうか?

ところで、年々活発な取引が影を落としつつある、表舞台のせり市風景ですが、年々、販売先も多様化していますから、そのルートがますます複雑になる傾向でもう年末に一度のセリ市で大多数をまかなうという流通では、販売側としては思ったほどの商いは期待出来ないのかもしれません。そういった意味から年の瀬を感じさせてくれるセリでの年末風情と活発な取引風景が見られなくなってきました。

また一方で、お花屋さんの店先から商いを観察していると、どうも消費が伸びないのは、今日の景気の性とも思えない動きです。

生活スタイルの変化と購買層の変化で正月に飾る花は、松と千両を基本としたパターンが長く定番とされてきましたが、どうも、この頃の購買層はこれにこだわっていないようです。こだわっているのは、笑えない話ですが花業界だけかも知れませんね。

事実、花屋さんの年末用の仕入れの中で千両・松という定番品の比率は確実に低くなっています。それよりも洋花や正月風情を感じさせてくれる赤い実などを松とあしらってつくる生の玄関飾りの正月用リースが売れているという傾向にあるようです。

もう、乾きものの正月飾りは、輸入された低価格のものが量販店やスーパーと、どこでも低価格で売っていますので、ここは自店の色をだしたオリジナルを売り出すことが大切ですね。もちろん、正月用のアレンジメントやその他の花仕様も同様ですね。


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