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■ 過激な提案に思える、ところが・・・・。
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私は、夏の間40日花を売ることをやめたことがある。
どうせ夏は売れないからという安易な理由からだ。
商売の王道を汚すとされる動機である。
また裏を返せば「こんな暑い日に花もないもんだ!」という身勝手な発想だ。
つまり所得を手にする仕事をしなかったということだ。
また、あるとき夏も正月元旦も冬も一日休まず1年365日
花を売ったこともある。そこで両者の差に何が起こったか?
物理的に一年中働く方が稼ぎは大きいのは当然である。
普通はこう考える。
しかし、答えは変わらかったである。
暇な時期にどんなにがんばっても、そのパワーは計り知れないほどの
ロスを引き起こす。そして、精神的にも消耗すること受け合いである。
ところが、面白いもので、そのパワーを売れる時期に集中して仕掛けると
想像以上の売り上げを達成できる。また精神的消耗もない。
つまり、休んだ時期の売上げ減少を補填するに余りあるだけの利益を
確保できた。一年365日働いていた時よりも効率よく仕事ができると
いうことだ。休む時期、仕事する時期のローテーションは、その職種ごとに
違ってくるだろうから一概に夏休みをと言えないが、大体花屋という小売業
はお盆を挟んで売れない時期だ。
そこで、なぜ売れないのかということを知るべきである。
暑いから、持たないから売れない。また、夏はリクレーションに時間を
お金を使う、これも事実である。
しかし、もっと絶対的に知らなければならない事実がある。
それは「本質的に客は夏に生花は求めていない。」である。
なぜ、もとめられていないものを売ろうとするのか、
そこは花屋の七不思議がある。
ここは思い切って家賃だけでも、という狭い了見の発想は捨てて
思い切り長期の休みを取るというのはどうだろう。
家族サービスもよし、普段できない読書や他の販売業の見学に
でもでかけて視野を広げる時間を使った方が
秋からの商戦にどれほどパワーを注ぎ込めるか知れない。
夏の間、売れない売れないという気持ちを引きずるよりも
一年を通してのタイムテーブルで見た方が結果は良い方へ向かう。
どうも日本人は一年中汗して働くことを美徳とする傾向にある。
きっと仕事をしていないと何ともいえない恐怖感に襲われるのだろうが、
そんな恐怖心はきっと取り越し苦労で終わってしまうだろう。
休んでいるうちに他の店に客を取られるのではという心配も無用だ。
あなたが思っているほどお客は夏に生花を期待していない。
それは長年あなたが花屋をやってきて知っているはずだ。
またデータにも出ているはずだ。
荷薄のための相場高に、「売れないのに、なぜ高いんだ。」という
愚痴も必要なくなる。自分が大切なら勇気を出して夏は長期の休みをとろう。
そんな意識改革も必要なのではないだろうかと思う。
特にサービスに自信のある店は奨励する。
今まで感じたこともない充実した自分の時間が持てるはずだ。
そして、これによってあなたの店は今以上に地域のブランド花屋になれる。
こんな暇な時期に遊んでいられないとお思いでしょうが、ここは発想の逆転で
実行してみると、持っていた認識が勘違いだったと気づくだろう。
何事も失敗を恐れず勇気を持って取り組む行動力が求められる。
これができる人は、何でもできるはずだ。
その先にある成功という二文字に向かって軌道修正を思い切りやって
みませんか。
■ 自己主張
やりたいことをできる人間は数えるほどしか居ない。それぞれのしがらみと自己を制御する理性を働かせ、そして世間の納得する形の答えを求め、どこから見ても、まともらしく見える小市民的という大多数に入る。
しかし、心の中では、また違う自分が居ることも知っている。「どうせ人生一回じゃない。やりたいことやらなければ・・・・・・。」と続く言葉の後を捜す。
世間に認めてもらいたい。世間という言葉は少々広範すぎる。自分の生活圏の中の少なくても人々には認めてもらいたいという願望が強い。しかし、思う通りに生きるというのは、そういった人々の期待を裏切ることでもある。
仕事、会社、家族、友達などの人間関係である。わかりきったことだが他人を欺き、被害を及ぼすということではない。自分の思ったことを口にできるか、また自分の主張を訴えられるか、またその通りに行動できるかということである。
悪い仕組みの中で、どうあがいても答えは決まっている。目先にある安息という一時的な平静を手に入れるだけで、いつまでも暗中模索の世界からは決して逃れることもできないし達成感もないはずだ。
今回はこれで終わりです。
では、また次回をお楽しみに。
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■ 編集後記
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夏は冷蔵庫で冷やした花を売ることになります。
外気温との差は20度以上。
花が痛むのは当然です。
皆さんは思ったことありません?
この花だいじょうぶかな?と
そこで「どうせ夏は持たないから客も承知して買っているよ」という
勝手な正論をぶちまける。
確かに、用途によっては、どんなに暑い夏で一日しか持たなくても
必要な場合もあることも事実。
しかし、日本中の花屋さんが店を開けている理由はどこ二あるのでしょうか?
と思ってしまう著者でした。
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■ 無手勝流師範 (勝手気まま!)
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ある雑誌にこんなことが書いてあった。
『ソニーは中堅入社組が半数を超えているという。彼らは、自分の力が発揮
できそうな場所だから、ソニーのブランドが好きだから、ここで働いている
という感じが強い。言ってみればな「ソニーファンクラブ」だ。
それに対して、三菱自動車や松下、日立などは、働いている人に
「この会社はわれわれの会社」という意識が強く、従業員共同体になっている。
両者では、ブランドに対する考え方は当然違ってくる。』
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言われてみれば、ウ〜ンと納得させられる。
これは企業にとどまらず、業界という範囲でも言えることではないだろうか。
「わが業界は・・・・・。」というやつである。
外部より見れば、「あんたの業界なんてどうでもいいのよ。」という声が
業界内の人間には聞こえない。
消費者の意図しないアイデアや施策で「お客様にとって何が・・・・?」という
深い考察も無く、目の前に現れる利益というものばかり追っていると、
前出の「この会社はわれわれの会社」と同じになってしまう。
そして徐々に消費者の支持をなくしていく。
これは、B2BだろがB2Cだろうが同じメカニズムで動く。
そこで、これを検証してみよう。自分のやろうとしていることをまず、箇条書きにしてみるとわかる。その内容が自分の利益から発生したアイデアか、はたまた受けてである消費者の喜ぶという思いから派生したアイデアかすぐにわかる。
どんなに理論的組み立てられた利益多くみえるアイデアも、そこに顧客の利益が存在しないものは、まず上手くいくはずが無い。当然、こんな単純なビジネスの基本は誰しもわかっているはずと思うのだが往々にしてそうでないことが多い。
もちろん、宗教活動や慈善事業をやるわけではないから、顧客利益ばかりを考えているわけには行かない。利益追求は当然求められる。だからといって利益計算ばかりに傾注すると、今度は一番大切な顧客利益を見落としてしまうことは良くあることだ。両者の利益がバランスよく保たれることが大切だ。
確かにこの論理はきわめて難しい関係である。あちらを立てればこちら立たずと似ている。だが、これを保つ仕組みを作らなければ成功もないといえるのではないだろうか。
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