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Vol 94   2004/10/12 配信済

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■ 儲けたいなら儲ける方法で
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ダイエーが終焉を迎えようとしている。
何年か前にダイエーは終わっているということを書いたが
ここへ来てその答えが出ようとしている。

また、ダイエー社長の疲労困パイした姿は痛々しい。
新任されたときの颯爽とした姿はそこには無い。
銀行からの支援を受けて再生を志したが、さすがに有利子負債の額は
本業の利益からはカバーできないようである。

とにかく負のパワーはすごい。
ご経験ある方はご存知だと思うが、いくら本業を立ち直しても
その利益など、どこに行ったかというほど有利子負債の重圧は想像を絶する。
なぜ儲かっている会社なのに一向に良くならないのかという
感覚に落ち込むことになる。

ここで、事業を行っている人々に申し上げたい。
安易な借金はしないで頂きたい。
元金返済と金利のために働くことになりかねないからである。
売り上げ至上主義の成れの果ては、金利負担を招く。

どんなに小さな事業でも、無借金を目指すことに尽きる。
金利がいくら下がったとしても、返済は返済である。
小さな花屋を開店するにも、自己資金が無い人は開店を見合わせよう。

現在の消費動向からして、たとえ小さな事業といえどもそんなに甘くない。
いくら、技術とサービス精神旺盛で成功を夢描いても
あなたの希望など木っ端微塵に粉砕されること請け合いである。
前向きに将来の夢を現実に、というやる気は結構だが、
マクロ経済はそんなあなたの夢をつぶすことに一秒とかからない。

ここで申し上げていることは、曖昧で安易な考えで商売に手を出すなと
言うことである。決してビジネス思考の芽を否定しているものではない。
確固たるモデルの構築と余裕ある資金の確保が必要だということだ。
そう、そんな贅沢な資金がないからビジネスは面白いという方もいる。

しかしである、そんな夢想の成功率は0.1%にも満たない博打のようなものである。
どんな時代も事業の成功率は高くない。
簡単に成功するなど、誰も思わないだろうが、
しかし、花は癒し、人の心に強い興味を引く花だからこそ
そこにビジネスの根幹が有するというような、夢幻の妄想を抱くことは
簡単だが、ビジネスという仕組みは計算された数字の組み合わせに過ぎない。

多くのお金を集め、そして、そのお金で再投資を繰り返し、
さらに魅力あるサービスを提供するこの連続を継続する仕組みを
数字で図り作りこむことこそビジネスである。

事業理念としての哲学はもちろん持つべきものであるが、
この理念だけを妄信的に掲げても消費者からの支持は受けないという
事実を知るべきである。



ある事業主が成績不振の落ち込む、そこで何が要因で不振に
落ち込んだかを思考する。
われわれの事業はサービス業であると宣言する。
そこでもっとお客様の目線でという考えを元に事業の再構築を始める。
ここで考えて欲しい。では一体サービスとはなんだろうか?

サービスとは「お客様の利益を優先することである。」と、また「思いやり」と
定義することもあるが、どうも具体性に欠けることは否めない。
そこで、私は「時代にあった商品をタイムリーに提供できる事業」
というふうに定義することにしている。

文字で書けば簡単なセンテンスであるが、では、このことが出来ている
事業はどれほどあるのだろうか?
という疑問にぶち当たる。
恐らく90%の率で出来ていないだろう。
つまり売れない商品を作り出し、「売れない。売れない。」といっていることになる。



■ 勘違い

簡単に出来ないことを、さも出来るように勘違いすることから
再構築は始まっているのである。
出来ないことをできるという思い込みをするほど愚かなことはない。
多くの無駄をもちながらも、お客様本意のサービスを提供する
といっても出来るはずはない。

いつもニコニコと接客することがサービスという傾向に考えられがちだが、
そんなもので成績が上がれば誰しも一日中ニコニコする。
そうは上手く行かない現実があるから厳しいのである。

厳しいはずである事業の根幹を成す商品スペックの向上もなしに、
接客や買い易さ、また広告マーケティングなどで成績がV字曲線を
描くはずがない。

そこには経営者の資質も含めて担当スタッフ、業務フロー、
部署管理者などの既存の仕組みから来る無駄を排除することから
始めなければ真の再構築は進まない。

まず、再構築を目指す経営者の方、まずは業務フローのチャート図を
描いていただきたい。どのような部署を介して利益が生まれているかである。
またそこに存在する人員も正確に表し描いていただきたい。
そうすればきっと、「あれ、このスタッフは必要か?」という部分が見えてくる。
ここで注意申し上げますが、決して感情的な裁量で行わないで欲しい。
客観的に数字というデータを元に答えを見つけて欲しい。


また、ここで「何のために、我々はこの事業を行っているのか?」と
いう疑問を口に出すようなスタッフは主体から外すべきである。
今更、こう言った一義を持ち出すようでは、集中した仕事は出来ないからである。
既に社内コンセンサスを得たはずの理念を持ち出すことは、
つまり、迷いというマイナス面しか持たない厄介ものだからだ。
迷いという精神的な負荷を持った者に良い仕事など出来るはずがないからである。


つまり、どこで儲けて、どこで無駄を出しているか数字を元に
見つけ出すことから始めて欲しい。このようなデータを持たない再構築は
朝令暮改の如く、また付和雷同の如く、隣の芝生は・・・・。といった迷いしか
生まない。また、いつまでもたっても同じことを繰り返す。
そして、無駄な時間を費やしスタッフミーティングと称する営業会議を行うことになる。


もういい加減に目覚めて欲しい。
儲けたい気持ちで、儲けのでない方法論で事業を行う愚かな繰り返しは・・・・・・・・。
負の部分を持ちながらの販路拡大は益々のコスト拡大を招き、
売り上げは伸びたが利益はついてこないという本末転倒の道を歩む。
コストカッターは誰しも出来る施策。
本当の勝負はここから始まる。


今回はこれで終わりです。
では、また次回をお楽しみに。


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■ 編集後記
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資本主義の世の中でお金を出さないで利益を出そうという
考えは捨てることである。
なんといっても生産は資本率に比例する。
また、投資率に比例する利益配分。

もちろん、事業主の裁量で、その率は変わってくるが、
基本的には、お金を出さないでおこぼれ頂戴という
考えは捨てるべきである。

「資本のない奴は頭を使え」と誰が言ったか知らないが
心に残る言葉である。


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■ 無手勝流師範 (勝手気まま!)
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今月14〜16日開催される第一回の東京国際フラワーEXPO 『IFEX』
内容はともかく、こういったイベントが開かれることが
どういった意味を持つかは皆様の判断で・・・・・・・。
私は所用で行けそうにもありません。

みなさんの感想をお待ちしております。
Fc2@hanadaisuki.com



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