
第一回ウェディングフラワー専門のアトリエRosarium
ロザリウム
取材・編集者の紹介 |
第二回 フラワービジネス 「ネットで活躍する人々」
ワイズシステム株式会社 http://www.wise-system.co.jp/index.html
代表取締役 竹熊 俊哉 プロフィール
|
|
会社設立は1996年であるが、実際にネット上で動く花の取引環境イーマーケットプレイス“フラワーワイズ”をスタートさせたのは2000年からである。また、野菜のイーマーケットプレイス“グリーンワイズ”も一年後の2001年にスタートしている。
現在は取引会員数800社で取引サイトでは約1万ケースの花情報を見ることができる。 |
ネット卸というビジネスサイトは異業種として花卉業界参入であるため既存の流通業との戦いもあり苦労した、と社長の竹熊氏は言う。現在は着実に産地の開拓も進んでおり、卸売市場とのシステム連携も相俟ってネット上での上場数は他を圧倒している。
|
 |
|
|
立ち上げ当初は苦労されたのでは?
はい、立ち上げから三ヶ月ほどは全く荷物が集まらなかったですね。
売るものが無いのですから売り上げもありません。
厳しかったですね。
それでどのような対処をなさったのですか?
毎日産地挨拶です。
これしかありません。
営業部隊が汗をかきましたが、
まったく相手にもしてくれない産地もありました。
どの産業もそうでしょうけど新規参入組は既存の仕組みとまず戦いがありますからどのような苦労をなされたかは、大体察しはつきますね。
ご想像通りだと思います。
それもネットビジネスですからね。
わからない人々には全くわからないわけですよね。
また、脅威でもあるわけですから・・・・・。
今も、どこまで認知されているか疑問に思うこともあります。(笑)
ある業種の方(葬儀系)には、わが社の認知度は高いと思うのですけど、これから
もっと広く知って頂くための努力が必要だと認識しております。
御社はコンピューターシステム系に強いわけですが、生鮮という全く違う産業に対してどんな感想をもたれましたか?
そうですね。花卉流通にはプレーヤーが多いという感想です。
通産省やベンチャーキャピタルなどの支援を受けた関係上、どうしても一気にシステムを立ち上げ、稼動という流れに押されまして、がむしゃらでした。
ところが、現状の花卉流通はアナログ部分多い世界でした。
ですから、そこにどうしても温度差は感じましたね。
参入が早かったということでしょうか?
いえ、そうは思いません。
ただ、多くの仮設を立てて設計したものが、結局機能しないというジレンマもありましたが、徐々に認知されていく過程でサービス改良も加えられ、売り上げにも良い影響を及ぼすようになっています。
当初はわれわれ独自の機能を作り上げなくてはならないという感覚でやってきましたが、ところが、花卉業界は同じような感覚で仕事をしている人々の集団でした。皆さん同じOSで動いているという感想をもっています。だから、そういった顧客の要望に対応する仕組みつくりがこれからは必要という認識でビジネス展開に努めています。
システムも三年以上稼動してきて、色々と学習してきました。
必要ないものは切り捨てながら進化していると思います。
昨年より徐々にではありますが、その成果が見えてきました。
ですから今年からが本当の勝負の年と思っています。
やっと、実績も上がりつつあります。ですからそういった意味も踏まえ今は本当に優秀な人材を求めています。人材確保が急務という認識があります。
優秀な人材とは?
自らの力で顧客を創造できる。
既存の実態に左右されない人材です。
ちょっとおかしな社員教育ですが、「まず花のことを覚えろ」「花卉業界のことをすべて覚えろ」といいます。その後「すべてを捨てろ」です。(笑)
すごいですね、私にはできませんね。
現在の御社のシステムは自社運営ですか?
すべて自社スタッフが行っています。ですからコストも最小限で済みます。
これを外部に依頼するとなると年間、億単位のコストが必要です。
ところで、ホームページを見てみますとあまり更新していないようですが
そうですね。ビジネスの形態がBtoBという性質のものですから
広くウェブでのプロモーションには、正直言って力を入れてこなかったです。
でも、これからはもっと力をいれていこうと思っています。
システムは絶えず改良を加えているのですが・・・・・。
設立当初は独自の流通形態の確立というコンセプトでしたが、
現状は既存の花市場の情報も提供しているようですね。
そうですね。
顧客のニーズに対応したらこうなったという感じでしょうか。
多くの情報の中から調達したいという要望からです。
ただ、そのままの情報を流すのではなく、わが社独自のシステムで加工して改良を加えています。ですから、多くの情報を一元化したわが社ならではのスタイルだと思っています。
これからの展開は
徐々にではありますが、企業体質も強化されつつあります。ですから、違う視点を持ったネット卸業業としての収益の柱を確立しつつも、新たな視野に立ったビジネスを起こす必要も感じています。
課題は
仲卸機能を取り込みながら複数の取引機会を増やす必要があります。
東日本は既に物流網は整備されつつありますので、細かな対応もできるようになりました。また、量販店の求めるパッカーの育成開拓も視野に入れなければなりません。わが社には既存の卸のような現場は無いですから、ゼネラルマネージャー的な人材を育成しながら顧客の声に応えて行こうと考えています。現場サイドの業務フローはすべてアウトソーシングで優秀な機能を取り込みながら充実させたいと思います。
|
次へ |