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さて、どのようにして儲けようか?成熟期 2003/02/22



どんなマーケットにも、導入期、成長期、成熟期があります。
ところで皆さん、花業界は今どこでしょうか?
私は成熟期だと思います。
60〜75年代は導入期、75〜90年は成長期、90年〜現在は成熟期となります。



 導入期のマーケットは広く消費者に受け入れられることはありませんが、隙間で需要があります。いくらマーケットが確立していないからといっても潜在的に需要はありましたので、今では考えられないようなセンスの花でも立派に利益になりました。

導入期が利益獲得に一番時間がかかるんですが、一部の裕福層や仏事需要は必要ですから、そこにターゲットを絞れば儲かりました。今、老舗といわれる花屋さんはこの時期に基盤を築いています。またこの時期の花卉部門は生鮮三品の一部のような扱いを農水省はしていたように思います。

 次に成長期ですが、先の導入期の旨味を知った後発の花屋さんが出てきます。
また高度経済成長期ですので、生産や販売の技術力が備わる前に消費者パワーが先導する形で成長します。この時期、荷物がなければ、儲け損なうといわれるくらい仕入れた端から売れていきました。また、ちょっとの安売りで飛ぶように売れた花屋さんもたくさん出てきます。

そして、花業界もバブルに突入です。
観葉植物の代表的品種のポトスがどの家庭にもありました。また、今ではクリスマスのもみの木の代用品使われるようになった、ゴールドクレストが出てきたのもこの頃です。



そして今は成熟期です。

成熟期はどんな業界でもそうですが、簡単には物が売れなくなります。なにかしらの販促をしなければ売れてくれません。その中でも一番安易な販促が安売りです。どこでもやり始めます。もうこうなったらあらゆる職域に影響を及ぼし連鎖的に価格は下がり苦しい消耗戦です。ですから体力のあるところが勝ちます。儲かろうが儲かるまいがシェアを取ったところが残るのですね。

そんなステージで旧態とした花屋の商売では勝ち目は絶対にありません。また、同じように安売りを始めても先に書いたように体力のあるほうが勝つんです。パパママストアー的な弱小資本の花屋さんがやる方法ではありません。

「だって、みんなが安く売ってるから、当たり前の値段ではお客さんが来てくれない。」と、盛んに言う花屋さんがいますが、これは恐怖観念での錯誤です。言い換えれば適切な策も施さないで、言い訳をしているとしか思えません。





 では、どうやって生き残るかですが、尖った商売をしてください。
成熟期は専門化したほうが利益は取れるし、経営効率は高くなり利益率も上がります。つまり一分野に特化するんです。あなたの店で一番利益の高いものに特化した商売です。決して売り上げの一番大きい分野ではありません。一番効率よく利益が出る分野です。それを伸ばすしか生き残る道は無いのです。

もちろん、一気に他の分野を削るという荒治療は少々危険が伴いますので、少しずつ的確に速やかにシフトして行く方法が良いかもしれません。でも本当は一気にシフトした方が先行き痛い目に遭わなくてすむと私は思っていますが・・・・・・。これについては少々細かな説明が必要なので次回に詳しく解説します。


花に関した技術、知識は有り余るほど持っている、お客様には何でも対応できる。だから少しでも利益の出るものは何でもやる、とこうなるんですが、これは八方美人でなんです。お客様から見たら魅力ないんです。便利屋としてある種のお客様には重宝されますが、本当のブランドは確立できませんし儲かりません。すべてが相殺仕合存在感すら無くなってしまいます。ブランドを確立できなければお客様の方から仕事をしてください。売ってくださいという事には決してなりません。

ちょっとした注文は入りますが、専門性に欠けるため特殊性のある儲かるお仕事は入りません。専門仕事に対しての信用度が低いためです。





「馬鹿いってんじゃないよ。」と言われる店主の方はおそらく細かいデータは持っておられないと思います。おそらく売り上げと仕入れを引いた粗利益や各種前年対比くらいでしょう。そしてご自分の経験則でしょう。これらの数字では本当の状況は読めません。


たとえば花束のギフトで一番売れてる価格帯は?
また一番効率良く利益率の高いギフト価格帯は?
ご存知ですか?

ここでは商品品種たとえばバラや菊といったものではありません。
あくまでも価格帯です。

もちろん月、4半期、1年の三つのデータもお持ちですか?
感ではなく数字のデータです。
それと廃棄ロスと値引きロスの数字です。

その他まだまだありますが、これらの数字から得られたあなたのご商売の真実が明らかにされます。もちろんこれらのデータを集めるだけでは何の役にも立ちません。これらのデータから得られた情報から正しい策を施してはじめて価値が出てきます。つまり数字を読む方法が必要なのです。






 最後に昨年の仕入れ伝票を後生大事にデータファイル化している方はたくさんいるのでは無いかと思いますが、これらの記録は先の売り上げや利益に及ぼす意味は大してありません。

昨年の相場はいくらだった位の知識は付くと思いますが、先の戦略になんら意味を持ちません。

昨年はいくらで買ったから今年は同等かそれ以下で仕入れたいな、くらいなものです。
それで安く買えましたか?
また儲かりましたか?

おそらく相場なりだと思います。
この関係についても次回に解説します。




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