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さて、どのように儲けようか?次世代の花屋経営
2003/03/07



このレポートを読まれている皆さんは、もう察しはついていると思います。
次世代の花屋経営にはインターネットは必須アイテムです。
それも使いこなして意味がでます。

その利用法、攻略法については、またの機会に詳しく書きますが、
今回は前回の続編です。



前回では尖った商売でしか、これからは生き残れないと言いました。ですが、売り方だけを特化するだけでは、力不足で不完全は否めません。利は元にありといわれるくらいですから、現在の仕入れ体制も厳しい査定をしなければならないと思います。

そこでまず、出るを押さえる事から始めるわけですが、出るとは無駄な支出です。必要と思っていたものが本当は無くても同じように利益の抽出が可能だった、という笑えない無駄な部分です。つまり前回書いた数字を読む事によって明らかになる部分です。

本当の意味でこの数字を知らなければ、いくら出るを抑えてみても、必要な部分まで縮小するようでは本末転倒なってしまいます。



ある意味、”利は元にある”といわれた商慣習で品質を見分ける能力が大切だ、と誰もが信じて疑いませんでした。そして、また多くのキャリアを必要とする、と思っていました。

そのため仕入は店の主人が花市場へ直接買い出し行くことが至極当然と。
しかし、これからはご主人は花市場へ行かない方がよいと私は思っています。
正しく申し上げれば、マンネリ化した仕入れ担当者は、行かない方がいい、といった
ところでしょうか。


なぜ行かない方が良いかと言えば、成熟期のビジネスは商品が飽和状態だからです。
どんな策を施しても一向に成果が出ないと言う現在の現象は、商品属性や売り方の問題ではないのです。もう既存の取り組みではパイは伸びない、いや縮小していると言う事なのです。
そこで現在のご商売を根本的に厳しく見直す必要があります。

目指すものは極限までに無駄をなくすという取り組みです。
そして売れるものだけに特化して売れ上げを伸ばすという尖ったご商売しか策は無いと思った方が
よろしいようです。


そのためには無駄な部分を知らなければ始まりません。
その部分が先に上げた過去の商慣習からくる仕入れ部門だと私は思っています。
つまり仕入れに持てる労力、資本を使いすぎているという事です。

本来からいえば商売のやり方で仕入れ体制もおのずと決まるものなのですが、
昨今の経済の動きからは逆の方が良いのです。
つまり先に仕入れ部門の効率化から手を打つべきです。

なぜならば、過去の経験則に頼ると間違いなく買いすぎるからです。
買いすぎるとコンセプトは必ず壊れてしまいます。
荷物を消化する事が一義になってしまいます。


「そんなことしたら売り上げが減ってしまう。」という声が、もうそこまで聞こえますが。

・売り上げと利益はどちらが大切ですか?

・また、数字を読む事によって、本来もっと伸びても良いはずの部門を見落とす事さえ
考えられませんか?
 

ヒント:売り場面積の商品比率(数字が大切な部分です)

    ・売り上げ(利益)に貢献していない商品が売り場を占有していませんか?
    ・売れないから賑わいだけは確保するため売れないと分かっている商品を陳列
     していませんか?
    ・そのために無駄な仕入れをしていませんか?



・仕入れの効率を図る事によって利益率は飛躍的に伸びると考えられませんか?
 そして今まで使っていた時間がもっと有効に使えるとは思いませんか?

・それに連動して店にはいつも新鮮な花でいっぱいになり品数多くなりませんか?
 そして、お客様を 呼び戻す事は出来ませんか?

・もっとマクロ的に経済の動きを観察するようになりませんか?
 商品開発に時間が使われるようになりませんか?


従来の仕入れ体制を変えることによって、これほどのメリットが生まれます。何も難しいことはありません。当たり前のことを当たり前に行うだけです。





 では、これだけのメリットをどうやって引き出すかですが、セリから降りて仲卸を有効活用することです。いままでは小口でしか買えない小さな花屋さんや教室花材での便利屋さん。またセリで買えない時の補足的な仕入れの手段として仲卸業務を見ていませんでしたか?


これからの仲卸業務の本筋は花屋さんの完全仕入れ代行業と変わって行くと私は見ています。もちろんトータル的なサービスを基本としたロジスティック強化も仲卸には求められますが・・・・。
その中に配達、ネット業務も含まれます。

いずれこういったサービスの提供できない仲卸は淘汰されます。
時代はもうそこまで来ています。
その誘引として花屋さんの流通革命が必要なのです。
花屋さんも今のうちに優良な仲卸を選別しなくてはなりません。

また、この取引を何の違和感もなく見栄もなく出来る人が、これからの花屋業界を担う小売商です。将来の花店経営者に求められるものは仕入れ技術ではありません。世の動きを的確に察知していくマーケティングという意識が最も求められるようになります。

だから仕入れも専門業者(仲卸)に任せた方が総合的に利益を見れば優れています。
たとえば、セリ時間にかかる無駄をなくせます。市場までの往き返りの時間と車の燃料費軽減、それからこれが一番大切なのですが、あなたの時間ができることです。


私は仲卸業者の回し者でも宣伝マンでもありません。
こうしたほうが花屋さんは儲かるから言っているのです。また、インターネットが発達して中抜きと言われますが、本当は仲卸の業務が一番必要とされる時代になると私は見ています。直接大型市場と取引できる花屋は全体に2割程度です。8割は仲卸を利用すればもっと効率よく利益を獲得できる花屋です。
これに気が付かないから、せっせと市場のせりで時間を使い、買いすぎて支払日に青くなるのです。


言い換えれば仲卸さんにとってはチャンスです。
ここは一発奮起です。
この部分に資源を投入するべきだと思います。
きっと顧客は飛躍的に伸びると思います。
将来の仲卸戦略は次回に詳しく書きます。

過去のように市場主導、農政主導と言う市場流通改革では、もう時代に勝てません。
ここは自らの手で流通を変えることが大切だと思います。

花屋さんが変われば、
仲卸も変わります。
市場も変わります。
生産者も変わります。
そして、消費者は喜びます。

これからはアウトソーシング(専門業者に委託)したほうが効率よく利益は出る時代です。




市場でヤリだして、安く買った。旨く買ったなど言っているうちは淘汰の道をまっしぐらということを自覚する必要があるでしょう。いくら安く手に入れたからと言って、そこで時間のコストや量的リスクをとっていたのでは何の意味もありません。

近い将来大型市場は小口の花屋さんを相手にしなくなります。これは市場の経営効率から行って当然の傾向です。彼らは企業経営的観点から数字を見ます。私がもしも市場経営者でしたらきっと同じ事をすると思います。つまり儲かる部分に資源をシフトするという考え方です。その一方で儲からない手間のかかる部分は縮小するとこうなります。

 
花屋さんはよくこんな事を言います。
「自分で直接安く買い付けてその差額で儲ける。」また、「良いものを安くするのは他人に頼っていては出来ない。」と、訊けばもっともらしのですが、今は時代が違います。次に一番強力に反論するのが「仲卸から買うと高い、そして仕入れが高くなれば小売価格にも連動してお客は買わなくなる。」と直線的に思い込んでいるようです。本当に既存の取引にどっぷり使っている花屋さんほど、こう云います。



 これはとても手前勝手な論理です。時代が見えないといっても過言ではありません。なぜならば消費者は尖った商品を欲しているということが分かっていない。平坦な商品には飽きているのです。物が無かった時代に育った層の消費者は物があることがありがたい。つまり与えられる事で満足を得ましたが、これからの消費者は物余りの時代に育ったゼネレーションなんです。

そういった消費者をターゲットにご商売をされるには尖った提案をしなければ買ってくれません。つまりマーケティング的プロモーションが必要なのです。今のように仕入れに多くの時間をとられるようでは考える時間も出来ません。もう安い高いというご商売は量販店に任せて、もっと個性を発揮されるご商売の方が、先行きは明るいと思います。

確かに高いより安いに越した事はありませんが、それより先にある商品の魅力の方が大切だと私は思うのですが・・・・・・。


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