次に登場するのが、「先取り」という方法。
これはセリ売りに掛かる前に必要な荷物を引っこ抜くという「お先にゴメン」という取引である。しかし、価格はこの時点では付いていなく、あくまでもセリ価格に準じるという姿勢で、後で価格が付く取引である。そのため博打的要素強く、価格は他人任せという大きなリスクを持った取引であったが、そこは市場原理が顕著に現れるセリ価格である。
これはある程度読める。
また、先の注文取引のように売値をはるかに越えるほどの金額になることはまず無い。
仮にあっても一年に一度程度で、また一部の商品に限るため、他の荷物と相殺という形でリスクは薄められる。だから価格的には、商売として成り立つ程度の価格で抑えることが出来るため仲卸が好んで使った取引である。
また現在も頻繁に使われている取引ではあるが、基幹市場的な大型花市場は、この取引を停止している所もある。なぜ、停止になったかは後に説明する。