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どうしていいのかわからない。 2003/10/21


この言葉は昨今の消費低迷でお花が売れないと花卉業界に籍を置いている方々の一致した思いではないでしょうか。
コスト削減に、販売促進に、店舗展開に、また商品開発に、そして新たな販売機会を求めてインターネットの活用にと様々な創意工夫を行い、それぞれの方法で生き残りをかけています。



あるフラワーショップが成功したといわれるミニブーケ仕様???

そこで多くの花屋さんがこぞってまねをするこの構図。まあ「成功者に学べ」ですからそれはそれで結構なことなのですが、いくら追従しても成功したフラワーショップには絶対なれないという事実です。

また、真似して幾らかばかりの売り上げに貢献したところで先行きは見えています。それよりも、地域に根ざした花屋さんの色を見つける努力をした方が成功の方程式は輝くと思いませんか。

あなたの色、「ひとつ」を作り上げることが大切なのではないですか。
そこに個性が出ると思うのですが・・・・。
そして、あなたしか出来ない色が出せると思えませんか。
それを多くの消費者は求めていると思いませんか。



ところで、この地域という言葉ですが、これをインターネットの世界に求めると、その意味は全くなくなります。この地球上に存在する全ての人々がお客様となる可能性を秘めています。つまりインターネットには商圏や地域という言葉は存在しないのです。このレポートを読まれている方々はこの辺の事情はもうご理解いただけていると思いますが、これって、すごい事だと思いませんか。一瞬にして想像もつかない商圏の広がりです。そこにはテリトリーという概念の意味はなくなります。

小さな花屋さんも大きな花屋さんと同じ土壌で戦える、を意味します。これを使わなくして一体何を用いて売り上げを増やそうというのでしょうか。

成功した事業の大小を問わず、ほとんどがこの方程式です。
つまり「他の人のやらないことをやる。」これなのです。
また、こう考えると答えは見えてきます。
そして方針も見えてきます。

それは、「成功したと言われるフラワーショップのコンセプトは、もう終わった。」
です。恐らく、成功したとされるフラワーショップも次期戦略を模索中でしょう。
いや、もう実行段階に入っているかもしれません。
次もまたあなたは真似しますか?


インターネットビジネスの世界でこんな言葉があります。
「システムのためのシステムを作っては成らない。」
つまり、システムに乗せるコンテンツが大切だ、ということなのですが、お花屋さんに例えると「店は今風」でも提供するものは売り手の都合や趣味の押し付けでは、如何なものかと思います。また、これは花屋さんだけに当てはまるものではありません。花卉業界すべての業種に当てはまる課題です。
もちろん、生産・資材・種苗・花市場・仲卸などすべてです。


安売りは安売りで構わないです。また高級志向も然りで徹することです。
でも、そこには買い手がいることを忘れてはなりません。これを決して忘れることなく
また、実行する事こそがプロ思考ではないでしょうか。


まずことを起こす場合、目先の成績にとらわれては本当の目的遂行は出来ません。
大事なことは当初、掲げたコンセプトは何だったのか?を思い出す事です。
例えば、進行中のプロジェクトでどうしても変更を余儀なくされる場合は、どのような時か?
それは、現状の方針がユーザー(顧客)へ利益を持たされないと思われるときだけです。
これは、徹底しなくてはなりません。

たとえ予期せぬ圧力や困難な障害にぶち当たろうともこれを変えてはなりません。
もしも、当初のコンセプトを自らの利益のために変更した場合は、間違いなく成功への近道を自らの手でふさぐ行為になりかねません。これが本当に難しいです。
ミクロの問題にぶつかると、その場しか見えなくなるんです。
こんなときこそ、マクロでプロジェクト全体を見渡すことが大切なんです。

「何のために、この事業を私はやろうとしているのか?」という自問です。
「顧客の利益が存在しない事業など成立しない。」
これをなぜか事業を行おうとする当事者は忘れてしまうのですね。 




ここに、こんな興味深いお話があります。


15〜20年ほど前の東京。仲卸が現在のよう形になる前のお話です。
当時は相場ブローカーや転送屋などと仲卸を指して陰口をたたかれていた時代です。
当時は今のような小分けで卸を行う仲卸は皆無の状態でした。
ところがある卸業者がこの小分けサービスを始めたのです。それを見たお花屋さんたちは
何を根拠にそういったのか分かりませんが、「こんなことして商売が成り立つわけが無い。」また、「そんな小分けで仕入れても商売になるわけ無い。」と小分けを利用するお客に冷たい視線をなげかけていました。つまり馬鹿にしていたのです。

ところがどうでしょう?今では東京中の仲卸は小分けを当たり前のように業務として行っています。また、この小分けサービスの質で仲卸の存続も大きく左右されかねません。
そして、当時のこの小分けを始めた仲卸を利用していたのが創業間もないミニブーケで一斉を風靡したAフローリストのI氏です。
今では時の人です。また花小売の世界を牽引していると言われるほどです。
次世代をリードするゼネレーションはこんなところに居たのです。
現在も大型市場の店先を賑わす、買参権を持たない小分けでしか買えないフローリストたちに冷たい視線を送る花商は多くいます。


ですが、10年、15年先の花卉業界を牽引するようなゼネレーションは、きっとこの中にいるのではないでしょうか。現在の古い業界体質に染まった既存の花屋さんの中には間違いなくいないでしょう。これから花の業界へ籍を置こうと考えている皆さん、古い業界体質に染まらないでくださいね。そして、今を改革したいと望んでいるお花屋さん、今あなたが行っている仕入れ方法を勇気を出して見直す時期ではないでしょうか。






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