花大好きどっとこむホームへ戻る フラワーレポート17 22




「競合他社に勝つ」 2004/6/08


競合他社との競争に勝つために企業は社員のやる気と成果にインセンティブという名前をつけ成功報酬つまり出来高制で給与の査定を始めた。

世にも不思議でいい加減なこのシステムで過剰な労働を強いようとしているのである。つまり今流行の成果主義という賃金査定である。







いくら優秀な頭脳をもちいて評価査定機能のシステムを作り上げようとも、その評価システムを使い査定するのはボンクラ中間管理職か保身の塊である直属の上司である。つまり人間である。人間には好き嫌いという、どうしょうもない曖昧で不安定な感情機能を生まれながら持っている。そのため、評価されるものとの間に大きく誤差が生じる。


この成果主義で納得する社員は恐らくいないだろう。
まあ、どうにか納得させられているのは、上司から好かれているという恩恵に与った極一部の社員か、完全なインセンティブ制で高額な報酬を獲得できる人で、極度の緊張を強いられる状況で仕事が出来ている人だろう。


実は私は評価する側に居た事があるのだが、ボンクラな私の頭は良くないと思いつつどうしても好き嫌いでポイントが曖昧な採点になっていたことを白状しよう。まあ、これは今の状況とは違う時代の事ではあるし当時の評価システムよりも進化してはいるだろうが、実際に評価を下す人間はそう簡単に変われるはずもなく大方は変わらないだろう。

まあ、世の管理職が私のように曖昧でいい加減な評価は下しては居ないと信じたいのだが、しかし、そこは私と同じ人間であるからどんなに聖人君子を演じて良い上司であろうとしても、確信を持って信じる気持ちには、どうしてもなれないというところが正直なところである。というよりも絶対に正当な評価など不可能といいたいくらいである。


コンピューターのように決められたデータをインプットさえすれば計算式通りの答えを出してくれる。しかし、それは入力する前にボンクラで自己保身しかない管理職や直属の上司の手に委ねられているようでは正当な評価など出来るはずはない。だから正当評価など将来も永久に不可能だろうとう所以である。まあ、正当な評価を下していると思い込んでいるのは管理職や直属の上司だけで、なぜ、そう思うかは簡単なことだ。導入された成果主義を理解もせず、まじめに使うことのみに盲目的に傾倒する画一的真面目人間だからである。


-------------------------------------------------------------------
また、東京大学大学院経済学研究科の高橋伸夫教授の言葉で
「成果主義を取り入れて成功した会社は日本にはひとつもありません。」
というコメントは強烈だ。
2004/06/14号プレジデントより抜粋

-------------------------------------------------------------------

こんな事は簡単にわかることだが、富の移動は不均衡という真理を知っていれば無駄なシステムと思うはずだ。また、同じスタートラインに立ち、全く同じ条件下で成果を争った数字ならば評価システム通りに採点すれば社員も納得してくれるだろう、と思うことが、まずは間違いの始まりである。

すこし感の良い読者ならば、この論調にイカサマが存在する事に気がつくだろう。そう、平等な条件なんかこの世の中には絶対に存在しないのである。その絶対に無い条件をあるように想定してシステムは作られ、何の疑いも持たないボンクラ管理職や保身の上司はあなたの採点を行なっているのである。


ご存知のようにプロスポーツの世界は実力で富と成功を手に出来るとされる世界のように思われるかもしれないが、そこでも不均衡は成立しているのである。つまり、ベンチウォーマーといわれる準レギラーの選手やプロモーターに好かれない選手などである。こういった場合人事権を持った監督などが変われば、いきなり準レギュラーの選手が活躍して富と成功を手にしたという例は後を絶たない。


また、営業と技術職の評価はどのように対比して評価するのだろうか?
根本的に違うアウトプットを持つ社員をどうして評価できるのだろうか?
もしも、出来るとしたら、いや、出来ていると勘違いするならば、それは上司の曖昧な感情的な権限に任せるしかないのである。つまり、他力に依存するしかなく正当な評価は出来ないとなる。



思うのだが、成果主義というシステムは、年功序列という旧システムをどう壊すかという道具に過ぎないと思う。また、日本型リストラである首切りの道具として使うということである。つまり、人件費の削減にはどうしても年功序列の賃金体系ではやっていけないとする企業論理で後退的施策の典型である。また、代替案なき改革は出来ないとする管理者の論理である。


その結果、成果主義というよりも、聞こえは良いが少数精鋭主義に傾倒しながらも社員一人一人の仕事量は増え、許容量を超える負荷を強い、成果を期待する方とは反対にますます社員の士気低下を招き、今度はやっぱりアウトソーシングだという勘違いを行い、人材派遣の会社のドアーをたたく。そして、ますます自社のスタッフ教育を怠り質の低下を招く構図、みなさんはそうは感じませんか?



アウトソーシングを導入する部分と自社スタッフを育てる部分を間違わないようにしたいものですね。







あなたも花大好きどっとこむのメーリングリストメンバーになりませんか。

スクールアンケートにご協力ください。





花ホームページ制作 NEXT
フラワーレポートINDEX
ご意見ご感想 fc2@hanadaisuki.com フラワービジネスコンサルティング
著作権は「花大好きどっとこむ」に帰属するため、掲載記事を許可なく転載複製流用することを禁じます。
Copyright (C) 2004 http://www.hanadaisuki.com. All Rights Reserved
HOME