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なぜ統一規格は出来ないか?また作ろうとしない真実は。



検索エンジン上位表示価値と花市場のセリ販売順位に似たものがあります。


皆さんに質問です。
卸売り市場でのセリ売りですが、先に売るのと後に売るのと、どちらが価格的に高く売れるとお思いですか?

答えはお察しの通り先です。



検索エンジンでの上位表示と同じ理屈です。

 ところで、ご自分のサイトを上位に表示させるにはどうしたらよいのでしょう。ということで様々なアクセスヒットプロモーションが盛んに研究されています。なぜでしょう?解りきったことですね、上位になればなるほどアクセスが増える。その結果、物販を目的としたサイトには売上のチャンスが増えるということです。売上が上がる確率が高いという価値がそこに生まれればビジネスチャンスです。

 こんなこと皆さんにわざわざ説明する必要はないのかもしれませんが、花のセリ順位をアクセスヒットでのビジネスチャンスという価値を比較すればご理解頂けると思ったからです。

 例えば、サーチエンジンは運営会社各々のノウハウをもったロボットを周期的にウェブ上のサイトへお邪魔してキーワード等の情報を収集しています。そのキーワードの検索頻度によりポイント(ランク付け)して上位表示をしているのです。だからメタタグやタイトルが大切だというわけです。しかし、最近はメタタグの需要性については????といったところでしょう。それほど各検索エンジンも進化して、より精密にサイトを回っていると聞きます。つまり情報収集方法などの詳しい実態は各サージエンジン運営者の企業秘密です。


サーチエンジンのビジネス価値

 サーチエンジンのビジネス価値ですが、多くのユーザーを取り込むことによる宣伝媒体としての価値というのが一般的な認識でしたが、より商品価値を上げるために上位表示を確約する有料リンクというビジネスを始めました。確実にアクセスヒット度数が高くなる訳です。サーチエンジン運営業者はその価値に対して報酬を請求しているのです。一方花市場は検索エンジンと同じ手法で一番に売るから手数料を上げて欲しいとはあからさまには言えません。では、どうするか?

 ここでは身近なサーチエンジンで例えていますが、インターネットが生まれる前から花市場では販売優先順位については盛んに神経を使っていました。遠い昔は品質でその市場のレベルが問われましたが、今は品数と総量で争っています。とくに十数年前の市場改革で大型物流を目的として花市場化への以降で益々、この現象は顕著になっています。また、人気商品を中々売らないで後回しにして客を引き止める方法もあります。これは余談ですが、テレビの人気コーナーを番組後半にすると言うことと同じです。


セリ売りでの販売順位

 以前は品質で、その順位を決定していた節がありますが、今はその影も見えません。では、どうなっているか、大型産地優先の傾向にあるようです。大型産地イコール経済連という繋がりです。
つまりインターネットビジネスで見られるBtoCよりもBtoBの方がマーケットは大きいという至極当たり前の移行です。

 まず、花の卸売市場の利益を支える原資は生産者が作る花です。もうこれしかありません簡単です。そこで個人(個選)を相手の商売と団体(共選)を相手にした商売で、どちらが儲かるか?みなさんならどちらを優先して商売相手と考えますか?もちろん団体(共選)ですね。だから市場も団体に目を向けます。数を売れば売るほど粗利益が増えるからです。そして、その荷物を追うように量販店が取引を開始します。なぜならば量販店は同一規格の商品が販売手法上、大量に必要だからです。

 次に、なぜ市場は経済連の荷物を欲しがるかです。数の論理です。経済連と取引をすると言うことは、その都道府県の全ての生産物が大量に入荷するということを論理的に示唆します。企業が大口と取引を結ぶ原理と同じですね。そう云った意味において、経済連の荷物を優先的に売るという、ひとつのベンチャラ戦術を考えるわけです。農協会員農家は販売先を経済連に依存している関係上、経済連の担当者が出さないといえば出荷先市場は変更されます。それを市場としては避けなければなりません。だから様々な接触方法を考え団体荷物を一円でも高く売ろうとします。

 その一つの戦術が有料サーチエンジンと同じ意味をもつ販売の優先順位なのです。実際に厳しい市場査定が経済連担当者の中で行われているようです。市場としては死活問題となるわけです。入荷がないイコール売上減少、引いては買参人の市場離れを起こすからです。市場をつぶすにのは簡単です。花の出荷を止めればいいことです。そこで、前号の花規格とどう関係してくる大切な部分です。



 経済連とはその都道府県の会員生産農家の生産物全てを統括する組織です。出荷手配を依託されている関係で、生産物の出荷先の決定権を持った経済連の気持ち次第では・・・・・・・・・・・・。もうお分かりですね。接触の仕方によってはその都道府県の花の一輪も入荷しないを意味します。だから・・・・・・・・検索エンジンと同じことで上位表示(上位販売)となるわけです。

 ちょっと語弊があるかもしれませんが、市場は質より量を選んだんですね。その関係で厳密な規格を問えば、まだまだ優秀な個人農家の方が優れています。そう云った意味から規格を厳選しての販売順位となれば、団体系の荷物は後と言うことになり高単価のチャンスも薄れます。そのため経済連は荷物の量で市場に力を誇示し販売順位を大切にします。

花の規格と販売順位

 市場が個人か団体かのどちらを選ぶかは、お解りに成ったと思います。この図式だけを考えれば、誰しも問題は無いと思うでしょ。商売の本道をみればこんなこと当然ですね。だれしも小口よりっも、売上チャンスのある大口と商売を考えるはずです。

 これからが本題です。
 団体の名で出荷する荷物は、元は個人の農家から出てきたものです。その荷物をブランド名を綺麗に印刷された化粧ボックスに収められます。外から見れば、それは立派に見えます。しかし、その中身はといえばひどいです。例えばウィンドーズ2000XPを購入したとしましょう。梱包は統一され販売定価も同じです。そう云った定義の上に私達は購入しています。しかし、梱包を解いてインストールしたら、あるウィンドーズは10個のバグがあり、一方は1,000個のバグがあるという不確実な製品を私達は支持しますか?当然、商品価値はゼロです。と言うよりもウィンドーズというブランドは評価の対象にもならないと言うことですね。

 こういった非常識が花の共選販売では頻繁に見つかります。規格があってないと言うことです。つまり出荷を統括する団体に規格検査機能がないと言うことです。前号で述べた、個人農家の基準で選別された規格のまま統一された箱につめられブランドとして売られているのです。つまり、買う側は同じ価格を請求され、くじ引きをしているようなものです。これを公平な販売といえるでしょうか。

 さすがに虫食いや病気、頭突きは表示するようになりましたが、肝心な規格表示は手がつけられていません。安い「質が落ちる」高い「質が上がる」という約束はここにはありません。販売者である市場も数限りなくある取引トラブルでこう云った矛盾は十分承知しています。しかし、強い態度で改革を望めない理由が荷物の確保が原因しているからです。

 確かに、大量の花が全国から出荷されます。その一本一本に正確な品質規格をなじませるのは大変な作業です。また膨大な費用もかかるでしょう。しかし、その不利益を小売商へ転嫁するというのもおかしなものです。
将来の花流通のことを考えれてやろうと思えばその打開策はあります。まず出荷団体の選花能力を高め、せめて各等級別に荷姿くらい同じにすることです。次に、全国の300余りの花市場固有の規格を作ると言うことです。まずは市場間の比較から始めます。A市場の特級表示はB市場、C市場より基準が高いという認識が出来れば、その市場が価格を決める全国の基幹市場と成れるのです。

最後に

 現状のような、歪な荷集めや営業力で大量集荷イコール基幹市場なんてものは中身の無い名ばかりなものです。そんな市場が全国の相場を左右するなんて、やっぱりおかしいですよね。市場の大型化が進む前は、品質の良いものから売られていました。
一番山、二番山というようにね。だから、花屋の世界では一番山を買うことはステータスだったのです。しかし、今は?ということです。

 いくら大型物流といってハードが整っても、失っては成らないものはあります。それが花の品質表示です。
正しい情報が抜け落ちると、必ず将来は喘ぐことになります。そのいい見本が日本国の構造です。




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