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間違いだらけのフラワーショップ経営 時代を読む能力 2002/08/01



これから花屋さんを始められる方へのメッセージです。
少しでも参考になればと思います。

益々厳しくなる花の販売ですが、今回はそんな厳しい中でも時代に適応して着実に強かに進化している部分を取り上げました。
文中にキーワードを書いてます。
そのキーワードを参考に皆さんも時代を読んで見てください。
また皆様なりの感じ方で分析してみてはいかがですか。

 



懐古的思考

 
もう、こんな事書かなくても皆さんは感じているでしょうし自覚していると思います。
それは、法人需要は大幅な減であるという事です。また、昨今のデフレ経済から一般消費(家庭内需要)も冷え込んでいるということです。そのため既存花店の売上は疑いなく下降していくというを肝に命じていてください。
いままでの商売形態では決して過去の売上水準にまで戻ることはありません。


 確実に、古いステージではビジネスの対象となる贅沢なお金は落ちていません。過去の隆盛をいつまでも引きずっていれば間違いなく淘汰の道を歩んでいるということも自覚してください。


また、「昔はこうだった。」「あの時は良かった、仕入れた花は片っ端から売れたもんだ。」なんて茶のみ友達のおじいちゃん、おばあちゃんの会話ならそれも許されるでしょうが、これから夢多き将来へ、また厳しいビジネス界を生き抜かなくてはならないあなたにとっては邪魔な情報のなにものでもありません。
このような懐古的なその言葉に同調するようでは間違いなく淘汰される仲間にもう入っている証拠ですから、気をつけましょうね。


 時代を掴み、またアクションを起こしている人々はそんな言葉には見向きもしません。わき目も振らず新しいステージに向かって前進しています。
過去の法人需要のように質や使い勝手は二の次で予算内であればOKとしたお金の流れはありません。また、販売者側の言い分(業界常識)が通る時代でもありません。

現在の消費者の消費思考は情報の量と比例してスピードアップしています。また、要求も高度になりつつあります。だからもたもたしていると販売機会を無くしてしまいます。

ここでのキーワード:消費者の高度な要求と業界常識です。




ちょっと現実的な話をします。


 そんな中、伸びている花業態があります。それはスーパーやコンビニで売っている無人販売の花束です。価格は300円〜500円といったところが一般的です。

 自家消費を販売の主な商品としていた小売商にとっては厳しいライバルの出現です。過去の安かろう悪かろうからは想像も出来ないくらい品質は一段と進化を遂げています。5年ほど前に比べたら品種の多さと質の良さに驚かされます。これじゃ自家消費を目的とするお客さんは既存の花屋さんからは買わないなと私は思いました。プロの私が言うのですから品質は確かです。もちろん特級品は使用していませんが、家庭内で飾るには充分の品です。


 もちろんこれらの商品を収めている全ての業者が厳しい価格競争に打ち勝って純利益をはじき出しているかは定かではありませんが、相当な商品力向上に努めている節は感じられました。恐らく、これからの消費者はなんの躊躇いも無く家庭内消費での花は無人販売で買い求める時代が来ると思います。


 また、聞けば皆さんも良くご存知のコンビニの40店舗に納入している業者に話を聞いたところ、まずまずの商売をやっているようです。また、この業者の方がおっしゃるには売れる地域と売れない地域がはっきりしている事と、時間の経った商品は全く売れない。だから絶えず店を回って新鮮な物と交換作業を継続的にやらなければならないということを力説されていました。すると驚くほどの回転率で売れるともおっしゃっていました。
ちなみにこの方と著者の関係は20年来の付き合いです。





花屋今昔


 つまり時代は変わったということです。時代が変るとはシステムや購買思考が変わるということです。そして購買層も入れ替わりつつあるを意味します。
ちょっと極論かもしれませんが、既存の花店はギフト需要と自家消費の二本柱で売上を叩き出していたというのが一般的な花屋です。ところが自家消費は無人販売に脅かされ、また法人需要は期待薄です。残るはギフト需要です。しかし、ギフト需要だけで店を切り盛りするには商圏が狭すぎます。

また、良く聞いた言葉ですが、これからは消費は二極化するというものです。しかし、この二極化に適応することは簡単ではありません。つまり高単価を期待できるギフト需要一本に絞って店が運営できるほどの客数は期待できない。また、安売りするには店のキャパの問題から間違いなく売上の低下を招きます。つまりここでのネックは商圏の狭さと店のキャパです。

キーワード:商圏と店の広さ

 最近の売れる傾向は昔の花屋のパターンに戻りつつあるということです。最近の方はご存知無いのは仕方がありませんが、昔は今ほどギフト需要はありません。その為季節の旬で勝負していました。お彼岸やお正月といった年に何度かある物日で大きく稼いで他の月はぼちぼちという感じです。ですから「盆暮れで一年が食えた。」なんて言い伝えがあるくらいです。しかし、現在は昔と大きく違うところがあります。それは花屋の数と情報のスピードです。そのスピードの代表がインターネットです。


最後に


 では、どうすればお客は呼べるのか、またどうすれば生き残れるのかが
最大の焦点ですが、これについては私なりの分析と答えを次回に書きたいと思います。
それから前出のコンビ納入業者がまずまずのビジネスを展開しているから、皆さんもどうぞ、なんて安直なことは云ってるのじゃないよ。誤解しないでね。


 今回のレポートは既存の花屋をやっていこうとするものにとっては厳しい内容になってしまいましたが、生き残る手はまだまだ、たくさんなります。しかし、売ることばかりじゃダメですよ。入り口と出口をしっかり押さえた経営が必須です。当然ですね。



キーワード

キーワード:消費者の高度な要求
と業界常識
キーワード:商圏と店の広さ
今回のこのレポートを読まれる方によっては、まだまだたくさんのキーワードが隠されていると思います。
読まれる方なりの感じ方で参考にしてください。
では次回をお楽しみにね。




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