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続 真実の花屋 2002/10/21



ちょっとややこしいタイトルですが、ニセモノ・ホンモノ花屋を探し出そうというのではありません。花屋の職場とはどんなものか、ということを伝えたいだけでして、ついでに花屋運営の将来など、大きなお節介顧みず書いたのです。



 ところで赤・白・紫・黄色という4色の花の組み合わせが基本系といえば、あなたはどんな花束を想像しますか?即座にイメージが出来きた人は、素晴らしい合格です。すぐにでもお花屋さんが勤まります。
ここで考えるようじゃ、日ごろのお仕事をサボっている証拠ですし、あなたは仕入れには向いていません。答え:仏花です。

白菊・黄菊・赤カーネーション(赤菊)・紫スターチス・その他1〜2点の花で500円の仏花の出来あがりです。まず、これが基本で季節や高い安いといった相場次第で500円という枠内で利益計算して臨機応変にアレンジされて行くわけです。全国的に見て一束500円が平均価格のようです。

最近では仏花の花材も洋花中心で菊類を入れない花束も人気がありますが、まだまだ菊類を基本とした仏花の人気を脅かすほどにはなっていません。
もちろん葬儀関係で大量に消費されているということも大きく影響を受けていますが、菊が日本で一番消費されている花だということがわかりますね。

余談ですが、一般の人に今日本でい一番売れている花は何だと思いますか?という問いに「菊」と答える人はほとんどいません。
こういうところにも花に対するイメージと実数の違いを感じます。




 さて、本題の花屋の仕事ですが、ネガティブな部分を探せばいくらでも浮かんできますが、ここは夢多き野望に燃え、花業界へ足を踏み入れる人々のことを思うとポジティブな部分のみに焦点をあてて書いていこうと思います。

花屋で一番大切な部分のひとつ仕入があります。
今は昔に比べて機械化や仲卸制度の発達で仕入先は増えつつありますし、怖いセリ人もすくなくなって初心者でも買いやすくなっています。だから、昔ほど花の調達に窮することはないのではないでしょうか。かえって昔より花材の種類も豊富になり、また仲卸も増えフローリストの想像力をかき立てる花材が調達できる環境が整備されつつあります。

また、どうのような物を仕入れるかによって売上という成績にも影響を及ぼす花の目利きの技術ですが、何度か失敗すればすぐにそのコツは掴めます。要は月謝と思えば多少の失敗も気が楽ですね。
あまり業界色強く、”ねばならない”といったような慣例に囚われずに行う方が先行き消費者には支持を受けると思います。あなたの色を出す事の方が大切ではないかと思います。




お店の立地条件


 次にお店の立地条件から商品アイテムを決めるわけですが、当然といえば当然かもしれませんが、街中を見てみると案外とこの真実を無視して品揃えしている花屋さんもありますよ。例えば、今風なデートコースとされるような場所に苦学生相手の大衆食堂はマッチしませんよね。成功の秘訣はこの辺りにあるかもね。また、店舗物件の賃料が基本的に安くなっていますし、保証金も一時に比べるとタダ同然の優良物件もちょくちょく見られますから、そこら辺りも優位な点ではないでしょうか。

次は商品管理です。先の号でも書いていますが、店の向きにも注意を払ってください。そうしないと向きによっては商品管理という点から、大きくハンデを背負いこむかもしれません。東向きが最適です。ということは、真西向きは最悪という事です。
美しい夕日が悪魔の囁きの如くに変るでしょう……・・。




商品レイアウト


次は商品レイアウトです。
店頭に商品が溢れ出すくらいのイメージで飾り付けをしてください。店頭に商品を出せば出すほど、販売成績は上向きます。店の奥に飾っていたのでは売上はおぼつきませんよ。特に花には顔があります。その部分に注意を払って花顔が前に向くように飾り付けてください。もちろん過剰仕入を起こすほどの花の量は必要ありません。そこはあなたの腕次第です。

私の経験から言わせて頂ければ、店の奥に規則正しく鎮座するように花を飾っている店で売れているというのは余り聞きませんし実際に売れていないでしょう。なぜ奥に鎮座するかは、商品の劣化を防ぐということを第一に考える後ろ向きな管理体制だからです。大体このようなレイアウトを好む店は小売に力を入れなくてもすむ業務用の仕事をバックヤードでしているところが多いですね。

その結果、入りにくい店作りになってしまい最終的には客離れということになります。現金収入の小売を目的とした商いをお考えでしたらお客さんが自由に触れることが出来るぐらいの方が活気は出てきます。つまりお客さんの領域を作るということです。



究極の儲けるための方程式


最後は究極の儲けるための方程式です。
商売として費用対効果を無視は出来ません。これって商売をやる上でもっとも大切な事なのですが、案外どんぶり勘定でやっていませんか?また、さほど研究もしなく極めてアバウト的な間隔で花屋をはじめようとお考えではないですか?もしもそうだとしたら危険な海へ海図も持たずに船出するようなものになりますよ。

ちょっと昔の花業界は案外とこの辺がアバウトでも勢いで売れていましたし、多少のごまかしでも売上でカバーできていた、何とも不思議な世界でした。しかし、現在の経済情勢は過去に例を見ない、また世界中の経済白書にも無いようなデフレ不況です。

ここは気持ちをニュートラルにして全く違う観念をもって商売に取り組まなければならないのではないでしょうか。過去の経験則や例はあてにはならないという覚悟が必要です。これからはじめるあなた自身が新しい花のビジネスを構築するくらいの目標をもって進んで行くべきです。

つまり儲ける方程式とは過去の慣例に囚われないという斬新な感覚が必要という事になります。経済構造は完璧に変ってしまったという断定からはじめましょう。こういった自覚と主体性をもったモチベーションで取り組めば、更なるアイデアであなたのオリジナリティーが発揮されるでしょう。



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