リモートワークとは?定義とメリット・デメリットを解説!

2020年11月13日

時代はリモートワーク! 世界中どこにいても仕事ができる!?

2020年現在、リモートワークは大きなブームになっていますね。リモートワークは2005年から2011年ごろにかけて主にアメリカの企業で多く導入されていたようですが、2013年にヤフーがリモートワークを廃止し、それによりリモートワークは下火に。それが、2020年の新型コロナウィルスの大流行で見直され、さらには働き方改革の一環で今ではほとんどの企業でリモートワークが導入されるまでになっています。

しかし、具体的な定義やリモートワークはどのような点にメリット・デメリットがあるのかをしっかり理解している方は少ないのではないでしょうか。そこで、現在リモートワークで副業をし、リモートワークでの海外生活を目指す私がリモートワークの定義と、実際に働くメリットやデメリットを解説していきたいと思います。

リモートワークとは?

「リモート(Remote)」とは、「複数の対象が離れている状態」のことをいいます。リモートワークだと、「複数の人が離れて仕事をする状態」ということになりますね。つまり、従業員がオフィスに出社せず、会社以外の会社から離れた場所(家やカフェ、海外など自分の仕事をしたい場所)で業務を行うことを意味します。インターネットををフル活用し、ZOOMなどのテレビ会議・SkypeやSlackなどのチャット・メールなどを多用することで、会社から離れた場所から業務を行っていても、会社にいるような感覚で仕事をしていくという点が特徴的です。

テレワークとリモートワークの違いは?

リモートワークのテレワークの主な違いは、定義が定められているかどうかによるようです。

テレワークは日本テレワーク協会などにより定義が決まっているのに対して、リモートワークは明確な定義が決まっておらず、遠隔での業務全般を示す言葉として使われます。地方自治体や大企業がリモートワークという言葉を使う傾向にあるのに対して、IT企業やフリーランスの方はリモートワークという言葉をよく使いますね。

なお、テレワークという言葉は1970年から使われているようで、使用されている歴史が長く、地方自治体や国も「テレワーク」という表現で統一されており、また、「日本テレワーク協会」という団体も存在しているため、テレワークという名称の方が公式な言い方と考えられているようです。

リモートワークの種類

フルリモートワーク

オンラインでツールなど用いてコミニケーションをとりながら業務を進めていく形態で、「フル」という言葉の通り、一般的に出社の必要がないです。主に正社員を対象として実施されることが多いです。海外生活者が参加するリモートワークの1つはこの形態です。


ハイブリッドリモートワーク

ハイブリッドリモートワークは、リモートワークと出社の両方を行っていく勤務形態。企業において社員として働いているものの、曜日や時間など、あらかじめ合意した内容によって限定的にリモートワークを実施します。出社日と自宅勤務日を決められる働き方。リモートワークのみの勤務形態ではコミュニケーション不足などのデメリットも指摘されるため、リモートワークを採用している企業でもハイブリッドリモートワークを採用している企業は多いですね。出社が年に数回やスケジュールに柔軟に対応してくれる会社であれば、ハイブリッドリモートワークも選択肢として考えられます。


リモート・アウトソース

業務委託などの契約関係でリモートワークの契約をして勤務する業務形態。海外生活者のリモートワークで一番多い形態だと思います。オフィスに出社せずに、業務を行います。


テンポラリー・リモートワーク

アルバイト的な位置づけで、企業と契約を結び、上記3形態よりは短い時間、少ない日数で業務に参加する業務形態です。

リモートワークのメリット

人材確保がしやすくなる・離職率も低下

リモートワークを実施することによって、様々な人に労働機会が広がります。企業は、優秀な人材で両親の介護を介護をしなければならなくなった人材や配偶者の転勤など辞めざるを得なくなる人材を雇用し続けることができます。私たち従業員の場合は、何と言っても最高のメリット、日本国内はもちろんのこと、海外にいても業務を行うことが出来るようになります。まさに企業と私たち従業員、両方にメリットのある働き方ですね。

通勤時間が不要に

リモートワークで働く側の利点と言えば、何と言っても時間がフレキシブルになる事ですね。働く場所が自由になるだけでなく、働く時間も自由に選べるようになります。9時5時勤務の枠にとらわれずに生活することができます。

通勤時間が無くなることで朝の時間をもっと有効に活用できるようになりますし、通勤が長いせいで家に遅く帰ってくるなどということも無くなりますね。

モチベーション向上

リモートワークであれば、机やイスその他の仕事の環境を自由に変えることが出来ます。自分の好みに合った環境を整備することが出来るので自然とやる気・モチベーションの向上につながります。

オフィス代など企業のコスト削減

会社内における机やイス、会社からの交通費の支払いなどが不要になることや、従業員がオフィスの外で仕事を行うため、通信費や光熱費などの負担を減らすことが出来ます。また、業務のほとんどはオンラインで行うことになる為、印刷にかかる紙やインク代などの節約なども期待でき、企業のコストを大幅に削減することが出来ます。

まさに、従業員にも企業にもメリットだらけの制度、それがリモートワークです!

リモートワークのデメリット

とはいっても、メリットだけというわけではありません。

自己管理が必要・仕事モードとプライベートの切り替えが難しい

リモートワークは、生産性が向上すると考えられることも多いですが、しっかり自己管理をしなければ人によっては生産性が下がる人もいます。せっかく認めてもらったリモートワークです、会社からの信頼を損なわないように、業務を円滑に進められるような労働環境を自分で整えていきましょう。

仲間と顔を合わせる機会が減る・教育を受ける機会が減る

リモートワークだと、直接会って仕事をすることが少なくなる、または、まったくなくなるので、特に最初の時期は業務に必要な知識や情報が十分に共有されにくいです。また、職場であれば先輩から分からないことを指導して頂くことが可能ですが、リモートワークだとコミュニケーション不足が発生しやすく、積極的に質問などをしていかないと情報の共有が十分にできないなどということになりかねません。

この記事を書いている私は、完全リモートワークで海外フリーランスエンジニアを目指しているのでオンラインでの勉強を続けています。最近では、プログラミングのオンラインスクールも多数ありますから、オンラインスクールなどにも積極的に参加し、技術を磨き続ける努力も重要になってくると思います。